才女たちのひそひそ話 (「ゴロウ・デラックス」 1/12)

オープニング。
「今日はですね、強烈な2人の女性がゲスト。そして男女問題を包み隠さず話す30分です。」(外山さん)
「はい。」吾郎は緊張の面持ちです。
「吾郎さん、準備は万端ですか?」(外山さん)
「いやまだ万端じゃないです。…素っ裸にされそう。」心なしか吾郎の顔がこわばっている様な…。挙句
「もう脱いじゃおうかな。」と口走りました。
これは期待するしかないじゃないですか、吾郎ファンとしては。

ゲストは林真理子さんと壇蜜さんのお二人。林真理子さんは大河ドラマ「西郷どん」の原作者であり直木賞選考委員。プライベートでは結婚・出産も経験された「女の幸せの全てを掴んで来た女」です。一方の壇蜜さんは、妖艶な魅力で日本中の男を虜にし、最近では作家の顔も持つ「自立した独身女」。この対照的なお二人の異色の対談集が今回の課題図書です。

課題図書 : 「男と女の理不尽な愉しみ」 林真理子 壇蜜

「男性の不倫は復帰が早い」「年に1、2回はメンテで抱かれる」等、「男女問題」の50のテーマについてお二人が語り合った本です。
「前から面白い…っていうか頭の良い、彼女の頭の中はどうなっているんだろうと思っていて」と林さんが切り出すと壇蜜さんは「うふふ」と妖艶に笑いました。
「だから(本の)お話を頂いた時は嬉しかったです。もうおばさんタジタジ。予想を超えた答えが出てくるからどう対処したらいいのか分からない。どうしたらこんな言葉が出てくるのか、作家の私でも思い浮かばない様なシチュエーションで。」(林さん)
「僕もさっき、射手座のこと『下半身が獣なんですね』と言われてドキッとしました。」(吾郎)
ここでカメラスタンバイ中のVTRが。壇蜜さんがテーブルの上のマグカップに星座の絵が付いているのを見て
「これ星座関係しているんですか?」と訊きました。
「皆さんの誕生日の星座です」とスタッフが答え、壇蜜さんと吾郎が同じ射手座だと分かると
「射手座のポテンシャルってヤバイくないですか。だって下半身が獣ですよ。」
と壇蜜さんは言ったのです。
「自分の下半身が獣だって事に気付かなかった。下半身が馬なんだ…獣?この人なんで俺のこと分かってるんだろう。」と吾郎は感心した様に言い「獣なのね。」と林さんが確認しました(笑)。

「出会いがないと嘆く女」についての壇蜜さんの提案部分を外山さんと吾郎で朗読。林さんは壇蜜さんのコメントの鋭さに思わず唸ったそうです。

林:私の身近には独身の女性編集者が大勢いるんだけど、みんな「結婚しなくてもいいんです。老後に備えて自分でいろいろやっているし」という感じなのね。だから世の中の独身女性も「いまさら男は要らない」という方向に進んでいるんだと思ってたんだけど、実はそうじゃなかった。で、みんな『結婚はしたい。でも出会いの場がない』とボヤいてる。どうしたらいいのか分からない。
壇:合コンには行くけど、「飲み会の席でガツガツするのはみっともない」と言う人もいます。
林:それで「どうすればいいのか」と言われても、困っちゃうな。
壇:そういう人には私は必ず「損してみたら?」と言いますね。
林:えー。それ、どういう意味?
壇:多くの女性ってずっと「得したい」と思ってきたわけですよ。出来るだけ損をしない様に生きてきた結果、いまがあるんですよね。だったら、いっぺん損をしてみるのもいいんじゃないかと思うんです。いままでなら「絶対この男とは無理!」と避けてきたような相手と寝てみたら?と(笑)
林:そっかー。私、この歳になって、やっぱり男は学歴や収入より顔や外見が大事だと思う様になったんだけど、なかには男の見た目がどうであれ東大出身というだけで好きになれる女の人がいるでしょ?あれって一種の才能だと思うのね。これは得してる?損してる?
壇:それは「得したい」とトコトン向き合った結果、良い方向に行ったんじゃないでしょうか。


「損してみたら?」の意味を壇蜜さんに訊くと、
「一応私の人生のモットーとして『しなくてもいい苦労をする』というのがございまして。しなくてもいい苦労をすると、自分に若干の余裕みたいなものと愛情が広がっていく気がして。多分奉仕活動とかボランティア精神とかを学校でたたき込まれて大人になってもそれに囚われていたので、だったらしなくてもいい苦労をして、あえて損してみる時間を無理やり設けて、否定しないで生きてみようと思うようになったんです。」との答えが返ってきました。
「それはこういうことですか?こんな男と付き合っても仕方ないなと思っても言い寄られたらちょっと付き合ってみて、なんか無駄な時間も過ごしてそれで初めて分かる愛情とか男の人の好さもあるってことですか。」と林さんが真面目な顔で訊きました。
「そうですね。それを無駄だと思ってたら問題かも知れませんけど相手が楽しそうにしているんだったら、そこに価値が出てくるなー、と思って。」
「女神のようじゃないですか。」と林さん。あまり好きじゃない男にも奉仕し幸せにする事で自分自身を高める、って普通しませんよね。
「本の中で『あなた、そんな付き合い方してると相手に恨まれるよ』と言ったら『首絞められた』って…。」(林さん)
「そう、たいがい首を狙ってきますね。」壇蜜さんはさらっと言いました。
「よく無事で生きてこられたな、と…。」(林さん)
「死んだお祖父ちゃんが後ろに憑いてるので多分大丈夫です。」と壇蜜さんはケロッとしています。
「でももちろん相手を好きでなければ付き合いませんよね。少しは相手に惹かれるものがあるから恋愛が成立するわけで。押しに弱いとかそういう事ではないですね?」と吾郎が念を押しました。
「全然。自分から押して行くので。」(壇蜜さん)
「押しながらも尽くす」というのが壇蜜流なのでしょうか。
「だから壇蜜さんに『もし壇蜜さんから好きとか言われたら男の人は喜ぶでしょう』と言ったら『これドッキリかよ』と男の人が言う、そこで『一生ドッキリなんだよ』と言うと男の人は舞い上がるって。」(林さん)
「それが壇蜜か!少し分かってきた。」(吾郎)
「納骨までドッキリですからね。それが怖くて逃げる男の人もいます。『もう俺は駄目になる』って出て行った人がいます、パーカーと熱帯魚を置いて。」(壇蜜さん)
「パーカーと熱帯魚…。壇蜜さんのお話って短篇小説みたい。これは私、作家でも上手く表現できない。」(林さん)
「今頭に浮かびましたもんね。パーカーと熱帯魚が。」(吾郎)
「これがスーツと猫だったら当たり前じゃないですか。それが」(林さん)
「パーカーと熱帯魚。」ここで林さんと吾郎がシンクロしました。
「なんで逃げられちゃうんだろう?」(吾郎)
「どこかで感じるんでしょうね。『これは非現実だ』って。」(壇蜜さん)
「自分の物になったようでずっと自分の物になってくれない。掴めない、みたいな。」吾郎が男性目線の意見を言いました。
「一生ドッキリ、っていい言葉だな。」(林さん)
「僕、そういう恋愛がいいな」と吾郎が言うと「おぉー」と林さんと壇蜜さんが反応したので
「あれ?間違ってる?好感度上げたいんだけど。」と吾郎はおどけました。

女の人はなぜ「損をしてまで」結婚したいのでしょうか?
「(『東京タラレバ娘』の作者)東村アキコさんとお話しした時に、彼女も、みんな結婚しなくていいと思っている人ばかりだと思っていたら、ある日誰かが『2020年のオリンピックを一人で見るのは嫌だ』と言った途端周りの人も『そう、私も!』『耐えられない』と言いだしたって。」(林さん)
「壇蜜さんもそう思います?」(吾郎)
「それよりも、これまで一人に優しい世界をみんなで作ってるような環境なのに、やっぱりこうなんだなってびっくりしました。」
壇蜜さんは「おひとりさま」という言葉ができて女性が一人で生きていける世の中になったのに、結局みんな結婚したいことにビックリしたと言います。
「寂しいのかな?」(吾郎)
「独身楽しいですよ。お金があって仕事があったら本当に独身は楽しい。お正月でも自分だけだったらお友達とシャンパンで乾杯しておしまいだけど、結婚したらおせちを用意してあちらの実家に行ってお嫁さんして親戚にお年玉配って挨拶して…ってやらなきゃいけないでしょ。」(林さん)
「大変ですねぇ。」外山さんがため息交じりに言い吾郎は「他人事ですね。」と一言。それを聞いて
「他人事だと思ううちは結婚しなくていいと思う。」と林さんが微笑みました。
「壇蜜さんは焦ってはいないんですか。結婚願望は特にない?」(吾郎)
「そうですね…私のような売り出し方をしている人間が結婚なんかしていいのか?という負い目はちょっとあります。所帯を持って果たしていいのか?所帯を持って新しい自分で…それをファンが許してくれるならば、自分にとっても意味があるのかな、と。それなら結婚も考えますよね。」と壇蜜さん。(これはアイドルの結婚とも通じる問題ですよね。)
「一番大切にしているのはご自分のファンだったり…」(吾郎)
「一人の体じゃない…って変な言い方ですけど自分一人じゃない、と思っちゃうんですよね。『人妻カレンダー』なんて皆見たいのかな、と考えますね。人妻のカレンダーなんて大丈夫かなあ?って。」(壇蜜さん)
「お母さんになられるのは嫌かもしれないね。」(林さん)「ああー!」(壇蜜さん)「そっちですか!誰かのものになるのはいいけど…」(吾郎)
「母親になると女の人は凡庸になっていくから。母性って女性にいろいろなものを与える代わりに奪ってもいくんだよね。自分の子供は可愛いし、そのうちお受験とかになってくる。そうなると壇蜜さんのこの研ぎ澄まされた特質性が少なくなっていく気がする。」(林さん)
「そう言われちゃうともったいないですね。」(吾郎)
「じゃあ、産んだら島かなんかに置いてくるとか…」と壇蜜さん(←をいをい)
「でもお母様は育ててくれるって言っていたよね。」(林さん)
「そう、母や叔母はその気ですけど。まぁ私に何かあったら、壇の息子か壇の娘として置いておけばいいかな、と。」(壇蜜さん)

続いてのテーマは「世間が不倫を許さなすぎ問題」。2017年は芸能人の不倫が世間を騒がせましたが…、
「昔はこんなに窮屈じゃなかったですよね、芸能界の不倫。ちょっと謝ったら済んだのに、なんで?私はこんな魅力的な人だったらそういう事もあるだろうなと思うけど、CMから降ろせ、なんて電話をかけてくる人がいるんですって。本当に解せない。」(林さん)
「やはり『一人で一つ持っているのになんでよそに手を出すのさ!』という、一人一つも持てなかったことがしんどかった人たちもいる。その人たちが社会や消費者目線で繋がりやすくなったんですね。で、(不倫は)そもそもいけない事ですから、『いけない事をいけないと言って何が悪いのさ!』と言いやすくなってそれに反論すると悪人になってしまうので、なかなか触れにくい問題ですよね。」(壇蜜さん)
「そもそもがいけない事ですからね。」と吾郎も同意しました。
「だから、そもそもダメなものを今までどうやってなあなあにしてきたのかも忘れかけてますよね。」(壇蜜さん)林さんは頷きながら聞いています。
「あと、このタイミングで謝ったら大丈夫、とか最近言われてません?すぐ謝った方がいいとか。」(吾郎)
「ああ、対処の早さが…とか言いますよね。」(壇蜜さん)
「相手の奥さんの神対応だといいとかさ。」(吾郎)「そういうのよくわからないですね。」(壇蜜さん)
「奥さんの神対応って気持ち悪いよね。押し殺しているわけでしょ、感情を。」(林さん)
「カラカラ笑って許します、じゃ絶対ない気がする。怖いなぁ~。」(壇蜜さん)
「吾郎さんは独身だから、人妻としない限り不倫じゃないよね。」(林さん)
「そうなんですよね。…僕の相手が人妻だったら僕も不倫ですよね。それは…絶対、ないですよ。」(吾郎)それに対して
「人妻?」と壇蜜さんが疑問を呈しました。
「ないとは言い切れないって事?」と吾郎が訊くと
「もしかして、パンをくわえて道でぶつかるかもしれないじゃないですか。」と壇蜜さん(←ユニークな発想だなあ!)
「何があるか分からないですよね、男と女は。」(吾郎)
「そうです。皆がそう思ってくれればいいのにね。」(林さん)
「まだまだ続きますね、不倫問題は。」(吾郎)

ここで吾郎から結婚問題についての心配事が。それは
「もし自分が結婚したとして、林さんに『嫌だこの相手』って絶対思われたくない。」こと。
「ほんと?」(林さん)「何となく認めてほしい、相手のことも。」(吾郎)
「分かりました。ちゃんと素晴らしい人と結婚すると思うけど、私も心配、ほんとに。ちゃんといい人と結婚をしていい家庭を築いてほしいと思う。母の心境みたい。」(林さん)
ここから話題は「稲垣吾郎結婚どうする問題」へ。林さんと壇蜜さんが吾郎に合う女性を分析。
「吾郎さん本当に結婚する気ある?」林さんがズバリ訊きました。
「この頃色々おっしゃっているようだけど、今まで話を聞いた感じでは、(結婚する気は)無いみたい。」
「いやいや決めつけないでくださいよ。ありますあります!林さんだってよく僕に紹介する、っておっしゃってくださってるじゃないですか。」と吾郎。(←もしかして紹介してもらえるのを待ってる?)
「じゃ、今度本当に紹介しますよ、誰か。」(林さん)
「吾郎さんにはどんな方が合いますか?」(外山さん)
「自分ですごく仕事を持っていて男の人に頼らない。」(林さん)「そういう人がいいです。」(吾郎)
「時々いてもいいかな、という感じの」(林さん)
「いい、いいですそれ。あまり『あなただけ』と依存されたりとか『僕なしに生きていけないとか』という人だと…」(吾郎)
「そう。30代後半になって子供も欲しいかな、という人。でも住む所は変えませんよ、とかいう人がいいんじゃないかな。」(林さん)
「ちょうどいい感じですね。」壇蜜さんもにっこりしました。
「そういう方っているんですか?」(吾郎)
「います!!」と林さんはキッパリ。「でもここでは言えないけど。」
「ちょっとレストランの予約を!」壇蜜さんのスイッチが入りました。
「私、前から吾郎さんにこの方良いんじゃないかなって。」(林さん)「ほんとですか?」(吾郎)「うん」(林さん)
「赤坂璃宮でいいですか?予約してきましょうか?」(壇蜜さん)
「なぜ赤坂璃宮なの?」(林さん)
「やっぱりお見合いの席と言ったら…円卓囲んで分け合うじゃないですか、料理を。その間に一種の連帯感を感じる。あと丸焼きが出てきて切り分けるのとか…。」(壇蜜さん)「連帯感ね。」(吾郎)
「でも上海蟹が出てきてしゃぶったりしているとこ見られたくない。」と林さんが言うとスタジオは爆笑しました。
「でも夢中でしゃぶってたら、かわいい!とか思っちゃうかもしれない。」壇蜜さんはなぜかノリノリです。

最後に壇蜜さんから吾郎に「これを訊けば理想の女性像が分かる」という質問が。
「訊いていいのか分からないですけど…吾郎さんのお母さんってどんな人なんですか?
「初めてそんな質問をされました。気になるんですか、男性のお母さんって?」(吾郎)
「お母さん気になりますね。お母さんの特別席は息子さんの心に絶対あるでしょう。」(壇蜜さん)
そこで吾郎が自分のお母さんについて話し始めました。
「僕はあまり母の事を話したことがないんですけど、とにかく優しい人で、28ぐらいの時に僕を生んで…」
「怒られたことあります?」(壇蜜さん)
「ほとんどないです。甘やかされて育ちすぎました。一度も怒られないし何も否定されない。こんなんじゃダメだろうって。」
「我ながら思うんですか?(笑)」(壇蜜さん)「思いますよ」(吾郎)
二人のやり取りを林さんはじっと聞いています。
「何かしてもらった思い出とかありますか?」壇蜜さんはさらに訊きました。
「うちの母は新聞配達をしてたので…。僕、団地育ちで、家で一人で待っているのが寂しかったから、母の夕方の新聞配達に付き合って…(「へぇー!」と壇蜜さん)団地なので新聞配達も効率良くできるんですよ。エレベーターの所に何十部も置いておいて、上からずっと入れていく…それを一緒にやってた記憶がある。1階から11階まで、最初はエレベーターの所に新聞を置いて上がっていくんですよ。で11階から順番に降りていく。途中で足りなくなったら足して、足りなくなったら足して。それを母と一緒にずっとやってた記憶があるんです。」
「新聞、だから今でも好き?」林さんがここで口を開きました。
「いやいや、もうやっていませんから(笑)。」(吾郎)「でも新聞はよく読まれる?」(林さん)
「そうですね、新聞に限らず紙は好きですよ、本とかも。」(吾郎)

吾郎のお母さんの人柄を踏まえて壇蜜さんが考える、吾郎に相応しい女性とは?
「王子様ですよね。タレントであって王子様。王子様に相応しいのはルーティーンを持っている人(=いつも同じ流れでこなす仕事がある人)。王子さまは生活が不規則でいらっしゃるので、いつも同じ流れで『いつ帰っても大丈夫ですよ』という人がいいと思います。」壇蜜さんの答えに黙って頷く林さん。
「コンビニの店員かお弁当屋の娘をお勧めします。」と壇蜜さんは纏めましたが、「???」な結論じゃないですか?吾郎もあまりピンとこなかったようですが…。

そこへAD山田くんが登場。本の表紙のお二人を消しゴムはんこにしたのですが、それを見た林さんが「私ちょっと太ってない?」とダメ出しを。「ちょっと誇張しました。」という山田くんに「誇張って?」「膨張?」と吾郎と林さんがそれぞれ突っ込みました。でもその中に吾郎とリンゴも入っていてかわいらしい作品でした。


今回の放送を見て、飛躍した感想ですが、紫式部が源氏物語を書いたときってこんな感じだったのかな、と想像しました。宮廷の中でのあれこれの噂を聞いて、そこから想像を膨らませて物語を書く紫式部の姿が思い浮かんだといいますか…。
壇蜜さんはとても聞き上手な方ですね。そこからも聡明な方だと分かりました。
林さん、吾郎に良い方を是非紹介してください。


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ダンディ2人のお散歩旅 (「梅ゴローのぶらり旅」 1/4)

感想がすっかり遅くなりましたが…

本当に、本当に楽しかったです。品があって気さくな吾郎の良さが十分活かされていたと思います。こういう吾郎の魅力は今まで余りテレビで見られなかったかも知れませんね。関東ローカルだったのが残念。全国の方に見てもらいたかったです。

始まりは東京の大田市場から。なんと朝の8時です。梅沢富美男さん、吾郎、宮沢智アナウンサーの3人が集合してぶらり旅がスタート。吾郎と梅沢さんはドラマ「TAKE FIVE」で共演して以来ですね(多分)。
「僕、お散歩好きなんですよ」と吾郎が言うのを聞いて梅沢さんも宮沢アナも驚いていましたが、吾郎の今までのパブリックイメージがいい意味で壊れましたね。その後も佐久の農家へお邪魔して一緒に白菜を収穫した話をして梅沢さん達を更に驚かせました。

これは梅ゴロー(+宮沢アナ)が行きたいところへ行く番組ですが、行き先を決めるのは「地図」(←このキーワードは重要ですね)。
「今回の」(←この言葉も重要でしょう)行きたいところは「蒲田」です。

まず大田市場の青果棟をぶらぶら歩き。ゼリーの様な感覚(食感)の紅マドンナを試食したり、ワサビは葉の方から刷るのが正しいと聞いて驚いたりしながらお買物。お支払いは全部梅沢さんがするのが番組のルールです。そんな中でも「僕は歩きながらだと台本を覚えやすいんです。」(吾郎)「僕は台詞の音が聞こえてくるので声に出しながら覚える。」(梅沢さん)と役者同士の会話がでたのが嬉しいです。
そろそろお腹が空いたということで、朝ご飯を頂くために「三洋食堂」さんへ。ここで吾郎が小型カメラを持たされ取材交渉する事になりました。この番組では吾郎が取材交渉担当なのです。幸いなことにあっさりOKを頂いて、店内へ。 「テレビで見るよりかっこいい」とお店のお母さんは興奮していました。そうですよね♪うにと穴子の天ぷらがとてもおいしそうでした。

蒲田は商店街が盛んな街。そして町工場や銭湯の多く、魅力がいっぱいありそうな街です。
午前10時、3人は蒲田西口商店街へ。「旭屋」という酒屋さんに入ると若い男性が出迎えてくれました。吾郎は男性の胸に目をとめ「ソムリエのバッジですね」と声をかけました。この男性はお店の常務取締役なのですが、なんと、吾郎のドラマ「ソムリエ」を見て憧れ、ソムリエになったのだそうです。嬉しい出会いですね。お勧めのワイン、栃木の「農民ロッソ」と「農民ドライ」を試飲させて頂きました。「日本のワインは色々な葡萄を混ぜるんですよね。」と吾郎。

次に3人が気になったのは、ビルの2階のダンス教室。開いている窓から皆さんが踊っている姿がよく見えます。吾郎が取材交渉の為その「馬渕ダンススタジオ」へ入っていくとすごい歓声に包まれました。勿論取材はOKです。
「なんかウェルカム感が半端じゃない、今年一番の派手な歓声ですよ。」と吾郎。
高齢者の方が多いのですが皆さん姿勢が良くはつらつとしてお元気です。「ダンスで足腰が鍛えられる。」と梅沢さん。
そこで吾郎と梅沢さんが社交ダンス体験をしてみました。「僕、完全に女性にリードされてますよ。」と吾郎。またミュージカルをやって踊りの勘を取り戻して欲しいです(「恋と音楽FINAL」を最前列で見た経験から言うと吾郎のダンスは決して下手ではないですから。これは声を大にして言いたいです。)一方梅沢さんは普段から日舞をやっているためか、 短時間でワルツのステップを覚えました。さすがです。
そしてダンススタジオの皆さんの温かい歓迎にほっこりしました。

梅沢さんの希望で町工場に行くことにしました。「みんなこんな所に勤めたのよ、梅沢さんの同級生は。」と興味があるようです。
蒲田には3500もの町工場があるとか。住宅街の中にある佐久間製作所ではねじなどを作っているのですが、そこには1000分の1ミリの精度で鉄を削り分ける名工がいます。また「日本の伝統の技を受け継ぐ町工場」と地図で紹介されている鍋谷グラス工藝社では江戸切子のグラスを作っています。ここで吾郎がグラスの底をカットする作業に挑戦。少し線が細くなりましたが思いのほかキレイに削れました。良かった…(グラスがバリンと割れるんじゃないかとヒヤヒヤしてごめんね、吾郎)。
「こういうことを思い浮かべながら…今度切子のグラスで飲む時に。」と吾郎。お酒が一層美味しくなりそうですね。

次に商店街で食べ歩きしたいという吾郎の為に雑色商店街へ。時刻は午後1時。
「肉のミゾグチ」の店先で「メンチがいい!」と子どものようにねだる吾郎。可愛い。お支払いはここでも梅沢さん。おいしそうに頬張る吾郎。可愛い。
焼き鳥の「竹沢商店」で 「食べたい食べたい!焼き鳥いいなぁ~」と完全に子どもに返っている吾郎。可愛い。焼き鳥とモツ煮に舌鼓を打つ吾郎。可愛い。「また来たい。」と目を輝かせる吾郎。可愛い。「おじゃマップに持って行こう」と一言挟む吾郎。可愛い。
ここでの見所はどんどん伸びやかになって自然にふるまう吾郎でした。ちょっと甘えた声を出しても許せてしまう不思議な魅力が炸裂です。
「こういう所で生活してこういう所で毎日買い物して全然違う人生を送ってたらどうなってたんだろうな。」としみじみする吾郎も可愛い。素に戻って本音が出たのでしょうか?

「ちょっと食べたらお腹が空いちゃった」(吾郎)と言いながら商店街の外れのおでん屋さん「目黒食品」へ。お店のお母さんにも気さくに声をかけ「懐かしいな」と目を閉じて味わう吾郎。勿論可愛い。プリンスがお忍びで街歩きをしている風情なのに、本人はいたってフランクでフラット。不思議な人ですね、吾郎は。

蒲田には銭湯が39件もあり、これは都内一の多さです。午後2時の蒲田の街を歩いて銭湯「太平湯」に向かいました。
昔ながらの佇まいを残す銭湯ですがあいにくシャッターは閉まっています。すると梅沢さんからこんな思い出話が。
「以前大塚の銭湯に行っていたんだけど、女形の研究の為に女湯を見てこいと言われて、銭湯近くの電柱の陰に立って女湯を見てたの。大塚には花柳界があって、芸者さん達が4時くらいに銭湯に入りに来て支度して出掛けていく。だから4時くらいに来て芸者さんが出て行くところを見ていたら、肩をポンポンと叩かれて、振り向いたらそれがお巡りさんで(笑)。女形の研究だと行っても信じて貰えなくて結局大塚駅前の交番に連れて行かれた。」
「そんな苦労をしながら勉強されてたんだ…」と宮沢アナは感心していました。
「夕方だからそろそろ開くんじゃないですか?」(吾郎)と言うことで裏手に回ると店主の渡辺さんが開店準備の為薪割りをしていました。薪でお湯を沸かすと聞いて一行はびっくり。釜を見せて頂くと
「わーすげー、釜!」と吾郎は絶叫。「今日一番大きな声が出ましたね、稲垣さん。」と宮沢アナ。大きな釜で薪が煌々と燃えています。
今回は特別に銭湯の中も見せて頂きました。銭湯に富士山が描かれているわけは洗い場の奥行を出すためだとか。梅沢さんが昔の銭湯の話を。三助さんの話も面白かったです。そしてついに吾郎が女湯をのぞくという予想外の展開に。仕切りの壁が意外に低いので吾郎が背伸びすると…(笑)。

吾郎が更に「お参りがしたい」というので穴守稲荷へ。時刻は午後3時。
「鳥居は真ん中を通っちゃいけない。」と梅沢さんが言うと「知らなかった」と吾郎。真ん中は神様の通り道だからだそうです。いい勉強になりましたね。
お参りをした後はおみくじ。宮沢アナは中吉、吾郎は末吉。そして梅沢さんは…「凶」。
「でもスタートはこれくらいでいいんじゃないですか」と吾郎は慰めました。

お参りを済ませると午後4時。甘味処へ行きたいという話になり「福田屋」へ。大正時代から続くレトロなお店で3人はゆったりと休憩。
梅沢さんに今後のことを訊かれると吾郎は、
「2016年に色々あってこれからです。草彅くんと香取くんと新しい地図というコミュニティーサイトを作ってこれからがスタート。」と答えました。
「ぶらぶらしてる場合じゃない。」(梅沢さん)「忙しくなっちゃいますよ。」(宮沢アナ)
楽しく忙しくなったらそれが一番いいでしょうね。ぶらり旅はそれに相応しい番組だと思います。

エンディングのナレーションでも「今回は…」と言ってくれました。視聴者からの反応が良ければ続編も作って貰えるのでしょうか。吾郎と梅沢さんの相性も良さそうなので、番組BBSに感想を送りました。


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66歳差の名コンビ (「ゴロウ・デラックス」 12/22)

オープニング。
「さて、今年最後のゴロウ・デラックスになりました。」(外山さん)
「今年もいろいろお世話になりました。」(吾郎)「有難うございます。」(外山さん)
二人は深々とお辞儀しました。
「そんな今夜にふさわしい方々がゲストです。あの方は4年ぶりに出演して下さるんです。」(外山さん)
「もう4年経ちますか!でも久々にお会いするので楽しみですね。」(吾郎)

今年最後のゴロデラゲストは瀬戸内寂聴さんと秘書の瀬尾まなほさんのお二人です。寂聴さんといえば95歳となった今も積極的に尼僧として活動し著作を発表しているベストセラー作家ですが、
「今回の課題図書、寂聴さんの本かと思ったら」(吾郎)
「今日は彼女がスターです。」(寂聴さん)
「すみません」とちょっと恐縮しているまなほさんが今回のメインゲストなのです。
瀬尾まなほさんは現在29歳。25歳で寂聴さんの秘書になり、仕事面だけでなく身の回りのサポートもこなし、寂聴さんの絶大な信頼を得ています。
瀬尾さんはベストセラー作家の寂聴さんにも遠慮なく欠点をズバズバ指摘し、寂聴さんは66歳年下の秘書にタジタジです。元からいたスタッフが全員辞めた後、寂聴さんの壮絶な闘病生活を二人三脚で乗り越えたお二人の不思議な関係について今回はお話を伺います。

課題図書 : 「おちゃめに100歳!寂聴さん」 瀬尾まなほ

まず目を引くのはまなほさんと寂聴さんの2ショット写真です。どの写真もお二人ともが生き生きして楽しそう。
「この写真をイメージしながら読んでました。」(吾郎)
「寂聴さんがこんなにおちゃめな方なんだ!というのがこれでもか、というくらいに書かれてあって…。すごく元気になられた気がする。」外山さんが寂聴さんの方を向いて言いました。
「そうなんです。この人が来てからそうなりましたね。第一笑うもの。朝来たらすぐ『おはよう』と言ってその瞬間おかしな事をしたり言ったりする。だから笑うんです。」(寂聴さん)
「(まなほさんの)今の雰囲気からすると想像付かないですけどね。」(吾郎)
「例えばね。とても器用で私をマッサージしてくれるの、パックとか。それはありがたいでしょ。でマッサージしながら『どうしてこんなにあなた鼻筋がないんでしょう』って。」寂聴さんに暴露されてまなほさんは笑ってしまいました。
「そんなこと言うんですか?!」(吾郎)
「言うんですよ。その通りだから言い返しようがない(笑)。」(寂聴さん)
「今までそんなことを仰る秘書の方はいなかったんじゃ…」(吾郎)
「いないですよ。心の中では皆思ってるけど口には出さない。」(寂聴さん)
「寂聴さんの秘書さんってどんなことをされるんですか?」(吾郎)
「作家としての執筆活動のスケジュールを組んだり、締め切りの催促をしたり、出版社とのやり取り、出張する時のスケジュールを組んだり、交通手段を確保したり…」(まなほさん)
「やること多いですね!」(吾郎)
「あと、(出版社に)謝らなきゃいけない、締め切り守らないから。」まなほさんは寂聴さんの方に身を乗り出して言いました。
「(電話で)すみませんすみません、と謝ってる脇で(先生は)笑ってるんですよね。」今度はまなほさんが暴露しました。
そんな締切日間近の二人のバトル風景の部分を吾郎が朗読。

文芸誌「群像」に「いのち」の連載をしていた頃は、私は毎月、胃が縮こまる様な思いをしていた。
執筆時間として締め切り前の10日間は、何も入れない様にスケジュールを組んでいるのに、先生はいつも違うことを始め、関係のない本ばかり読んでいるからだ。
締め切りがいよいよ近くなると、
「先生、もうやばいですよ!『群像』やばいですって!」
と私が叫ぶのが決まりだ。
「え、そう?」
いつかの朝の会話が、ここで繰り返される。
ハァ……。
「書くことは、頭の中で決まってるから大丈夫よ」
と先生は言い、
「そんなことできりきりしてたら、命がもたないよ」
と唇をとがらす。
「私、もう既に寿命縮んでるんですけど、先生のせいで」
と泣き声を出すと、
「ははは。あなたが寿命縮んで私が延びる~」
と呑気な答え。
でもやっぱりこうじゃなきゃ、作家として生きてこられませんよね、納得。
机に向かっている先生の背中。
後ろからそっと広げた原稿用紙をのぞくと、
「瀬戸内寂聴」
としか書いていない…。
そんなときは白目になって、卒倒しそうになる。
「先生、これなら私でも書けます」
と怒っても、
「執筆のために世の中のことを知っておかないと」
と週刊誌から目を離そうとしない。
締め切りが迫っているときは、心を鬼にして、
「後にしましょうね」
と取り上げる。
「全部必要なのよ」
と惜しそうに言うけれど、占いのページも必要なの!?(笑)
私は一体誰を相手にしているんだろう?
子どもじゃなくて、95歳の大作家だよね……?確か。


「ありがとうございます。」まなほさんは軽くお辞儀をしました。
「ホントにこんな感じなんですか?」(吾郎)
「ホントにこんな感じです。」(まなほさん)
「(まなほは)いつも怒ってますよ(笑)。」(寂聽さん)
「それがまた嬉しそうなんですよね。私が怒ってると『また怒ってる』って感じで嬉しそうなんですよ。」(まなほさん)秘書さんはほんとうに大変ですね。
「電話の前でお辞儀しながら『すみません、すみません』なんて言ってるの。『ざまぁみろ』って思う。」(寂聽さん)
「何かっていうといつも『ざまぁみろ』と思って。私が意地悪されてたりイヤなことされると喜んでるんですよ。」とまなほさんは訴えましたが、お二人のやり取りが余りにおかしいので吾郎も外山さんも笑い転げました。
「友達ですね。でも視聴者の方もビックリなんじゃ…。だって寂聽さんにこんなお若い秘書の方がいるって…。」(吾郎)
「66歳の差があります。」(寂聽さん)
「(寂聽さんの)秘書って普通になれるものなんですか?」(外山さん)「そうだね。募集とかしたんですか?」(吾郎)
「私は瀬戸内が行ってた祇園のお茶屋さんのおかみさんの紹介で、『若い子が欲しいんだけど』という瀬戸内の言葉で、働かせて頂くことになったんです。」(まなほさん)
「寂聽さんが面接されたんですよね?」(外山さん)「もちろん」(寂聽さん)
「この子、という決め手は何だったんですか?」(外山さん)
「まず文学少女じゃないのが、私は一番良かった。大体文学少女というのは、掃除は下手だし、片付けは下手だし、料理は下手だし、全然ダメなんですよ。『本を読んだことある?』と聞いたら『ちっとも』と言うんです。『瀬戸内、というのは聞いたことあるけど、寂聽は全然知らない。本は1冊も読んでない、全く知らない。』って。『じゃあこの子』と思ったの。それで『やってみる?』って言ったんですよ。」と寂聴さんは文学少女をdisりまくりました。
「寂聽さんの事をあまり知らないって、寂聽さんは嫌じゃなかったんですよね?」(外山さん)
「知らないから良かった。初めから『会いたかった、身の上相談聞いて下さい』なんて泣かれたら困りますからね。」(寂聽さん)
寂聴さんは仕事を任せられる人を選んだんですね。それが後々重要なポイントになったようです。

番組はまなほさんの秘書の仕事を拝見するため京都の「寂庵」へ。
お邪魔するとまなほさんは寂庵の中にある事務所で作業中でした。
まなほさんは朝9時に出社。「朝台所などを掃除したり、タオルを替えたり、花瓶の花を替えたり。で事務所に来てメールとFAXのチェックをして、あと、瀬戸内のスケジュールを組んで、どこかに行くときは宿とか移動手段を確保して…。」
寂聴さんのスケジュール表にはコンスタントに予定が入っています。95歳というお年を感じさせないスケジュールです。
そして寂聴さんの打ち合わせ中にまなほさんがお茶を出すと寂聴さんはカメラをチラリと見て、
「普段こんなお茶出したりしない」と言い出したのでまなほさんは
「するじゃないですか!誰が他にするんですか!」とすかさず逆襲。
普段からお二人はこんな感じのようです。
この日、寂聴さんは特別講話を開催。沢山の人の前で熱心に語りました。
その間にまなほさんはおやつを準備します。講話が終わり寂聴さんのおやつタイムになると、
「先生、お菓子好きですもんね」(まなほさん)
「『食べたい!』とは思わない、あなた達みたいに。」(寂聴さん)
「それやったら無理して食べんでいいのに」とまなほさんに突っ込まれ、寂聴さんは思わず噴き出しそうになりました。
「無理して食べてるんじゃないけど、さほどおいしくもない」と言い張る寂聴さん(ちょっと子供じみていて可愛い)に
「こんだけ食べといてよう言う…」とまなほさんはまたきつい一言を。でもその間お二人には笑いが絶えませんでした。
更に密着取材を続けると、貴重な出来事に遭遇しました。それは以前ゴロデラにも出演して下さった佐藤愛子さんと寂聴さんとの対談です。めったにない大御所作家同士の対談にゴロデラのカメラは同席させて頂きました。
しかし、寂聴さんがいくら大御所作家でもまなほさんのダメ出しは止まりません。
「締め切りのスケジュールが(自分で)分からないからなんでもヒョイヒョイ受けちゃって、スケジュールが真っ黒に…。基本『自爆キャラ』ですよね。」(まなほさん)
「でも二日徹夜が出来るの」(寂聴さん)
「二日徹夜しなきゃいけないくらい、ギリギリまで書かずに週刊誌読んでるじゃないですか」(まなほさん)
こんなお二人の関係を周りの方はどう見ているのでしょうか。お堂担当の馬場さんに
「最初まなほさんが寂聴さんにはっきりものを言うのは(心配で)ドキドキしましたか?」と伺うと
「そうですね、『けしからんな』と(笑)。でもすごく素直やし、(寂聴さんも)同じように言い返してそれが若さの秘訣かな、と。元気の素みたいな。すごく良い関係だと思います。」と。微笑ましく見ておられるようです。

「雰囲気もまなほさんが寂庵に来てから変わったんですね。」VTRを見終わると外山さんが訊きました。
「やっぱり笑いがあるところは幸せですよね。」と寂聴さん。実は二人の絆を深めた出来事がありました。
まなほさんが寂庵に就職して3年目の2013年、それまで一緒に働いていたスタッフが、まなほさんを残して全員辞めてしまったのです。その時まなほさんは25歳、寂聴さんは91歳でした。
「それまで5~6人いたんです、スタッフが。ある時一番古い人が改まってやって来て、『ちょっとお話がございます』と言うので『なぁに?』と訊いたら、さすがにこの頃私の事を『歳を取ったと思う』って。それでも自分では気付かないで、昔の様に沢山仕事してる。結局『(寂聴先生が)働くのは従業員を養わなきゃいけないからお金がいる。これ以上働かすのも辛い。』とそう言うんですよ。『働かせないためには私たちが辞めます』と。本当に涙を流してそう言ってくれた。だから感動しましたね。そして同時にみんな辞めたんです。」(寂聴さん)
「辞める方々もすごい苦渋の選択でいろんな思いがあったでしょうね。」(吾郎)
「だから全く前とは違う生活ですよね。」(寂聴さん)
寂聴さんのためを思えばこそスタッフの皆さんは辞めた…。当時のまなほさんの葛藤を綴った部分を外山さんが朗読。

「一人でできる?」
先生に聞かれたときは、だんだん心細くなってお風呂場で泣いた。
でも、
「できると言わないと何も進まない」
と腹をくくり、二人三脚で進むことを決めた。
食事、洗濯、掃除などの身の回りの世話と仕事の管理。
4月からは先生と二人きりで、全てをこなさなくてはいけない。
傍にいた2年間で、身にしみてわかった、先生のすごさ。
そんな人を背負っていくことができるだろうか。
「25歳の女の子が秘書です。」
なんて言ったら、相手にふざけてると思われないだろうか。
なめられたくないし、ミスをしても若いから仕方ないと先生の評判を落としたくない。
先生は
「分からないことは何でも聞きなさい」
言ってくれた。
「91歳のおばあさま」
とふざけて呼んだこともある。
気を遣わずに、何でも言いやすいのか、二人になってからの先生は、よく笑うし、怒ることも少なくなった。
先生と私は一心同体。
歩くときは、私の右手に先生の左手がかかる。握られた力強さ、先生の体温・重さを体で感じると、
頼ってくれている。
守らなくてはと背筋がピンとなる。
最初はぎこちない歩き方だったけれど、いつからか同じ歩幅になった。


「ありがとうございます。」とまなほさんはまた軽く会釈をしました。
あそこの秘書は若いからダメなんだよね、寂聴さんのとこダメだよね、と言われて瀬戸内の評判を落とすのがすごい不安だった、名前に傷をつけたくなかったというまなほさんの言葉を寂聴さんは真剣に聞いていました。
「周りの方も寂聴さんの事が大好きな人達が多いし」(外山さん)「そう、ファンの方も大勢いらして」(吾郎)
「私はね、『できる?』と言いましたけど『できる』って初めから思ってたの。90歳過ぎまで生きてきたら、人を見たら分かるんですよ、この人がどの程度できるかは。できると思ったから信頼したんですよ。そしたらできたでしょ。」
さすが寂聴さん、かっこいいです。

寂聴さんは先日長編小説「いのち」を出版しました。胆嚢がんや心臓の手術など壮絶な闘病生活を送りましたがまなほさんの支えもあり乗り越えられました。
「療養中は『ペンを持つ気になれない』とちょっと憔悴されてしまったんですか?」(吾郎)
「そうですね。ああもうこれはダメだな、と思ったことが…。こんな所に来られるなんて夢にも思わなかった。『もうおしまい』と思ってましたからね。」(寂聴さん)
「まなほさんも初めてでしょう?介護とか。」(吾郎)「そうですね。」(まなほさん)
「本当に優しかったですよ。まなほは寂庵に来てから私の病気の介護ばっかりしてる。そんな気がするくらい歳を取った。それを思うと晩年は彼女のおかげだと思いますよ。だからまだまだ書ける。」寂聴さんはそう言って嬉しそうに笑いました。
「でもこの歳になると死ぬことを考えますね。死に方とかね。やっぱり理想の死に方とかあるじゃない?私のはね、こうやってペンを持って(と机の上の鉛筆を手に取る)書きながらそのまま突っ伏して。で、朝まなほ達が来て寝てるのかと思って起こしてみたら死んでたっていうのが理想。」(寂聴さん)
「でも実際そうなってみたら、ねぇ…」(外山さん)
「でもこれでもし死んでたら、私はとりあえず写真を撮って『本当に自分のしたい死に方ができた』と証明します。」とまなほさんは明るく言いました。さすが寂聴さんが見込んだだけあって肝が据わってますね。

まなほさんの本には「先生に自分の結婚式に出て欲しい」という願いが書かれていましたが…。
「無理よね」と寂聴さんは一言。「だってね、なかなか結婚しないでしょ。この本のお祝いの会をするからそれを結婚式と代えよう、と。」
「いやいやいや、全然違うじゃないですか。」外山さんはそう言うと
「吾郎さんとか素敵じゃないですか。」といきなり話題を吾郎に向けました。
「えっ、独り?独り??」と寂聴さんはビックリ。
「今日一番すごいリアクションしましたね!…僕独りなんですよ。どうしましょう。」(吾郎)
「女たらしだから独りなの?」寂聴さんは身を乗り出して訊きました。
「違います違います…そういう時期もあったかも知れませんが最近は…」と吾郎は苦笑するしかありません。
「ああ、独りなの。」(寂聴さん)
「なんかちょっと僕を見る目が変わりましたね!どうですか、まなほさんに僕みたいな相手は?」(吾郎)
「どうですか?」(寂聴さん)「ぜひぜひ」(まなほさん)
「そしたら結婚式に間に合うね。」(寂聴さん)
冗談は置いておいて(←こら)結婚式に間に合うといいですね。

最後にお二人にこんな質問をしました。
「まなほさんにとって寂聴さんはどんな存在ですか?」(外山さん)
「一言では言い表せないですけど…やっぱり私の最強の味方かな。瀬戸内がいるだけで不安もかき消されていくし悩みも解決できるし前を向いていける、本当に私の最強の味方だと思います。」(まなほさん)
「寂聴さんにとってまなほさんは?」(吾郎)
「死ぬ時にどこか遠くにお嫁に行ってたら会えないかなと思って。できれば死ぬ時にそばにいてほしい。」(寂聴さん)
「初めて聞きました!嬉しいです。」(まなほさん)

AD山田くんの消しゴムはんこは寂聴さんとまなほさんが寄り添う微笑ましい姿。「消しゴムを削って作ったんですよ」と説明された寂聴さんが「大きい消しゴムだね」と反応すると「そこじゃなくて!」とまなほさんが突っ込みました。寂聴さん、これからもお元気で本をお書きになってください。まなほさんが傍にいれば大丈夫ですよね。


今年もゴロデラは多彩な方をゲストにお迎えして楽しい一年でした。来年も期待しています。


拍手ありがとうございます


千年前の思い、千年後の言葉 (「ゴロウ・デラックス」 12/15)

オープニング。
「今日は写真に刺繍を施す作品で有名なアーティストがゲストです。」(外山さん)
「僕も写真集で見たことはあるんですが、今日は実物が見られる!実物ってまた違いますよね。」
吾郎の声が弾んでいます。

今回のゲストは清川あさみさん。写真に刺繍などを施す独自の手法で注目を集めるアーティストで、アート作品の他映像、広告、空間デザインなど多岐の分野で活躍しています。とても可愛らしくて綺麗な方です(ネットで調べたらモデルさんのお仕事もなさっていたそうです)。
代表作「美女採集」は様々な美女を動物や植物に例えた人気シリーズです。今回はスタジオに作品をたくさん持ってきて頂きました。
「(美女採集は)私14年くらい続けているんです。」(清川さん)
「今まで何人くらい美女を採集したんですか?」(吾郎)
「だいたい200人くらい。」清川さんはいたずらっぽく笑いました。
「どうやってイメージを膨らませていくんですか?」(外山さん)
「女優さんやアイドルの方だったら佇まいや写真、あと動画を見て。最近だとSNSとかもその人の内面が出るのでそういうのを見て分析していくんですけど。」(清川さん)
会ってしまうと仲良くなりすぎて作品にしづらくなることが多いので、会わずに分析するのだそうです。
「ドキドキですよね。意外と会ったらイメージが違う方とか…。良い意味でも裏切られる場合もあるわけだし。」(吾郎)
「意外に…イメージが変わることがない。」(清川さん)「へぇ!」(外山さん)「直感が鋭いんですね。」(吾郎)
ここで清川さんの作品を拝見。
「ああ、やっぱり綺麗だねえ!」吾郎は声を上げて作品をのぞき込みました。
モデルは吾郎がドラマ「不機嫌な果実」で共演した栗山千明さん。栗山さんを清川さんはカマキリで表現しましたが、なぜカマキリなのでしょう?
「カマキリってメスがオスを食べてしまうくらいにたくましい。千明さん自体は凄く優しくてとてもいい人なんですが、本番になるとそれ位たくましさを発揮される方で。」(清川さん)
「分かる。男気があるというか。結構男前なんですよ。」吾郎の言葉に清川さんは頷きました。
「胸元のお花は衣装についているんですよね?」(吾郎)
「はい、お花は持って行って、現場でその方のイメージで作っていくんです。」(清川さん)
「栗山さんって…今まで言わなかったんだけど、すげえ手が長いんですよ。それがすごく美しいなと思ってて。でもそれ言うと気持ち悪いおじさんと思われるんじゃないかと(清川さん笑う)。このポージングさせたのもそういうのがあったのかな、と。」(吾郎)
続いては壇蜜さんxナメクジ。エロティックです。
「ああ、分かるな!」(吾郎)
「なんか、人の心をジワーッと侵略していく様な。」(清川さん)
「ねっとりしてますね。」(吾郎)
「どこかはかなくて、塩をかけたらいなくなっちゃう感じ。」(清川さん)
清川さんの作品には男性を歴史上の人物になぞらえ刺繍を施した「男糸」というシリーズもあります。松尾スズキさんx杉田玄白では松尾さんの肩に頭蓋骨が刺繍され、隈研吾さんx松尾芭蕉では背景に笹の葉が刺繍されています。
更には10年前から絵本の製作も手掛けています。清川さん自身が子どもの頃に読んだ名作を現代アートで今の時代に蘇らせようという試みです。そしてその最新作とも言える作品が今回の課題図書です。

課題図書 : 「千年後の百人一首」 清川あさみ 最果タヒ

百人一首の絵札を清川さんが作り、SNSを中心に活動し作品が映画化されるなど若者に人気の詩人、最果(さいはて)タヒさんが歌を現代の眼で解釈して今の時代に蘇らせた現代版百人一首です。
「百人一首って最果さんも駆使しているSNSぽくないですか?」(清川さん)
「ああ、短い文章で伝えるという?」(外山さん)
「何もなかった頃に歌の良し悪しでその人の能力が試されたりそれで思いを伝えたりとか。」(清川さん)
「もしかしたら現代に通じるものがあるとか。だからこそ現代的に解読して表現していくと面白い。」(吾郎)
今回は清川さんが作った百人一首の絵をたくさん持ってきて頂きました。

花の色は移りにけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに
(小野小町)

絶世の美女小野小町が歳と共に容姿が衰えていくのを嘆いたこの歌を清川さんは鮮やかな色使いで艶やかに表現しました。吾郎は思わず「すごいね!」と身を乗り出しました。「一番百人一首らしい歌を最初に作ろう」ということで、清川さんはこれを一番最初に作ったそうです。画面全体に流れる曲線は髪の毛に見えたり十二単に見えたりします。白くなまめかしい脚には現代風の赤いペティギュアが施されています。
「掛詞といってダジャレの様なものも使われているんですね(「世にふる」→時が経る/雨が降る)。なので足下には雨の後の桜を散らして…。」(清川さん)
清川さんの抱く「絶世の美女」のイメージが表現されています。
「これは最初から全部頭の中に浮かんでいるんですか?それとも作りながらバランスを見て変えていくんですか?」(吾郎)
「この場合は100枚のバランスを見ながら少しずつやっていきました。」(清川さん)

これやこの行くも帰るも別れては
知るも知らぬも逢坂の関
 (蝉丸)

「生きることは出会いと別れだという歌です。」と清川さん。
色々な人が行き交う逢坂の関から渋谷のスクランブル交差点をイメージし、
「実はこの絵の下半分は東京の景色だったりするんです。」
白くぼかされていますがよく見ると東京の高層ビルが並んだ景色です。そして空には金魚が泳いでいます。この歌を最果さんは現代の言葉と感性でどう表現したのか、外山さんが朗読。

知らぬ人、知らぬ人、知らぬ人、
さようなら、さようなら、こんにちは、こんにちは、
私の瞳を見てくれた、忘れてくれた、
さようなら、こんにちは、
あの人の顔を忘れてしまった、こんにちは、
知らぬ人、知らぬ人、知らぬ人のまんなかに、
立ち尽くしている知らぬ人、それが、それが私。
私のことを私は、
生きるためにすこしずつ忘れていきながら、
すれちがう人々の瞳の中にその欠片を、託していく。
日々、溶ける手前の雪のように、預けていく。
知らぬ人、知らぬ人、忘れても、いいから。
目があう、すれちがう、それでもまた忘れていく、
さようなら、私の過去が、私の体でおわらずに、
だれかの瞳を通過して消えていくならきっと、
なかったことにはならないはずだ。
ここは逢坂の関。
結晶になど、触感になど、なれないけれど、
私の体温は、あなたの体温は、そこにある、
ありましたよ、さようなら。


「(絵と詩が)合ってますよね。」吾郎は感心しました。
「同じ時期に絵と詩をかいていて、すごくイメージが似てたんですよ。」(清川さん)
「イメージを合わせるために打ち合わせはしたんですか?」(外山さん)
「一切してないんですよ。」と聞いて吾郎は驚きました。
「二人でせーので見せ合う。だから合わせていくのが最初は大変かな~と思って。でも最終的にはやっぱり合ったんです。」(清川さん)

思いわびさても命はあるものを
憂きに堪えぬは涙なりけり
(道因法師)

清川さんはこの歌をグレーと白のモノトーンの幻想的な作品に仕上げました。
「これも不思議!何これ?」(外山さん)「これは気の遠くなる作業ですよ、1本1本…」(吾郎)
この不思議な歌を最果さんはどんな詩にしたのか、吾郎が朗読。

細い糸のような私の命に絡まるように、
私の涙が列を作って、つらつらと流れていく。
わたし、永遠に生きていくつもりなのでしょうか、
あなたがわたしを愛さなくても。


「切ないなあ…」吾郎がため息交じりに言いました。
「人生を振り返ってる感じも受けて、1本の糸が沢山並んでいて、それが絵になっていたら良いなあ、と思ったんですけど。静かな絵を描きたくて。」(清川さん)
道因法師は80歳で出家した平安時代後期の歌人です。
「男性の恋愛のテーマは大きいなと思って。人生を語るくらいに。」(清川さん)
「ロマンチックだなあ、昔の人は」と吾郎が言うと、
「あれ…昔の人は、ですか?」と清川さんが食いついてきました。
「でもさ、この人きっと遊んでたんでしょうね、昔は。」と外山さんが遠慮のない感想を言いました。「何言ってるの!」と吾郎は止めながらも
「いやそんな気がする!僕も読んでて思った。遊んできた男が80歳になって気付いたみたいな。」と結局賛同しました。
「気付いて振り返って、恋が上手くいかなかったんでしょうね。」(清川さん)
「でもあるよね、そういうのって。ずっと引きずってる恋ってあるよね。」吾郎がすらっと告白しました。
「ありますか?」(清川さん)「あるあるある!」(吾郎)
「長いですか?」清川さんも構えずにどんどん切り込んでいきます。吾郎は天井を見上げて
「やっぱり他とは別のフォルダに収まってるよね。」と答えました。
「別に後悔している訳じゃなくて、覚えている?」と外山さんも切り込んできました。
「うん。でもその恋が叶っていたら今の自分はいないわけだし。」吾郎は自然に答えました。
「吾郎さんが出家する日が来るかも知れない。」外山さんがそう言うと清川さんも笑いました。
「絵がある事によってそういう発想が出てくるよね。僕もこのトンネルの向こうに自分の過去が今思い浮かんだ。思い出しちゃった、あの恋のことを。」吾郎は真面目に語りましたがすぐ
「OAして、OAして♡」と笑いに変えました。(ちゃんとOAしてくれたスタッフさん、ありがとうございます。)

百敷や古き軒端のしのぶにも
なほ余りある昔なりけり
(順徳院)

戦に敗れて佐渡に流された順徳院が貴族の世の終わりを偲んで詠んだ歌です。
「1つの時代が終わっていくってちょっとロマンチックじゃないですか。」(清川さん)
「切ないけれども、次の時代がちょっと見えてる感じとか。」(吾郎)
「何かがまた動き出す様を描きたくて、いろんな色の蝶がいる絵にしたかったんです。彩りが華やかですね。」(清川さん)
「陰が効いてますよね。ちょっともの悲しくて。縦の線が雨みたいで。」(吾郎)
「この順徳院の作品に関して、最果さんからコメントを頂いたんです。」と外山さんが言い、そのコメントを読みました。

清川さんの100枚の絵が届いたときは、まだこの歌のことは考えていなかったんですが、絵を見た途端、「これを訳すのは最後にしよう」と決めていました。
たくさんの蝶が重なり合っているのを見て、これらの蝶は宮殿に生きたひとびとの一つ一つの思い、でもあるのだけれど、また一方で、100の歌のことでもあるだろう、と思ったんです。
だから、全ての歌を訳してから、訳したいなあ、と思いました。

「清川さんの絵から浮かんだ言葉なのかなと思うのが…」と吾郎は言い、朗読しました。

石はただ沈黙していた、
私がここにいるというそのこと以外、
すべてが私には見えていない。
何千の声が聞こえるか、
何千の歌が聞こえるか、
本当は、ずっとここでこだましている。



「ここで吾郎さんに嬉しいお知らせがあります。」と外山さんが話題を変えました。
「今回何と特別に、清川さんがゴロウ・デラックスとコラボして下さるんですって。」
「ありがとうございます。どんなコラボレーション?」吾郎が尋ねると清川さんは
「吾郎さんの頭の中をのぞいてみたい。」と言って
「宿題があります。稲垣さんが今最も美しいと思う人かモノか一日を、写真で切り取ってきて欲しいんです。ただ『キレイー!』っていうんじゃないですよ。『なんでキレイなんだろう』って深読みしそうな美しい写真を撮ってきて欲しいんです。」と課題を出しました。
「わかりました!凄い嬉しい!」と吾郎はニッコリしました。
「人でもいいです。」と清川さんに言われて
「どうしよう、自撮りだったら。」とふざける吾郎。
「今、その絵が浮かんだんですけど。」と外山さんに突っ込まれ
「それはそれでいいじゃん!ダメじゃないでしょ。」と開き直る吾郎も可愛いです(笑)。
そこへAD山田くんが登場、いつもより早めの消しゴムはんこ披露になりました。

そして…
「収録から4週間が立ちました。清川あさみさんと吾郎さんのコラボ作品が完成しました!」と誇らしげに言う外山さん。「楽しみ!」と吾郎。
「吾郎が今一番美しいと思うものの写真」というお題で吾郎が撮ったのは、夕方の空の写真でした。
「ただの空なんですけど、ヒロくんと長野県に行った時に元々ゴルフ場があった場所から見た夕焼けです。」(吾郎)果たしてこの写真がどんな作品に生まれ変わるのでしょうか?
制作途中の清川さんのスタジオにスタッフがお邪魔すると、清川さんは吾郎の写真をカラーコピーしたものに一心不乱に刺繍を施しているところでした。
「最初に吾郎さんの写真を見た時、イメージ通りでした。吾郎さんは『自分がキレイだと思うものにはすべて光が当たってる』って。『光は影があるから美しく光るのでは』という話をされてたんですよ。その光と影をこの作品に出そうかな、と。」(清川さん)
そしてこの作品のコンセプトは
「影があるから光がある。まさに吾郎さんだな、と。だから吾郎さんの自画像です。」

「やっぱりテーマは光と影なんだな。僕の好きなものにはすべて光が必要だって。」とそういう吾郎も「自画像って…?」と首をひねっています。果たしてどんな作品になったのでしょうか。
「ではあのお写真がどんな作品になったのでしょうか?こちらです!」と外山さんがイーゼルにかけられた赤い布を外してお披露目!…のはずが、布の端がイーゼルに引っかかってしまい、NG。「何考えてるの!」と吾郎に叱られました。
さて気を取り直してもう一度お披露目。布を外して現れたのは…
「うわー!」吾郎も外山さんも歓声を上げました。
「キラキラしてる!清川さん凄い!」
夕空は刺繍が施されて更に陰影が増し、蝶や葉っぱなどのシルエットが浮き出ています。そして
「ああ!あ!顔がある!!」と吾郎が叫びました。画面右側に吾郎の横顔が刺繍されています。
「こういう気持ちで見ていた僕の表情だし。まあ、横にヒロくんがいたんですけどね。」(吾郎)
「はいはいはい」(もはや外山さんはヒロくんの話題に全く驚きません)
「この空を見た時に僕はこんな気持ちになってました。清川さんとすごく共鳴し合ってる感じがして嬉しいです。」と吾郎は大満足。
清川さん、本当に有難うございました。


のんびりと書いていたら、今年最後のゴロデラが後1時間ほどで始まります。瀬戸内寂聴さんがゲストなので楽しみです。


拍手ありがとうございます

吾郎の新CM決定♪

今夜のおじゃmapを楽しみにしていたら、その前にまたニュースが飛び込んできました!
今年9月までの状況を川の淀みだとするなら、移籍後の怒濤の流れは文字通り滝。早くて追いついていくのが大変です。

吾郎の新しいお仕事は

サマリーポケット くらしすっきりおサめ隊隊長 に就任!

というものです。


サマリーポケットって何?と私は最初思ったのですが(多分そう思う方も多いでしょうが)新しいタイプの収納サービスのようです。
昨日の記者会見では吾郎が荷物を段ボールに詰める実演もあったとか。今後どういうCM(プロモーション)が展開するのか楽しみです。

サマリーさん、吾郎を起用して下さってありがとうございます。


拍手ありがとうございます