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万博に思うこと

あっという間に5月ですね。昨夜のニュースで上海万博の開会式を少し見ました。それで思い出した事を書こうと思います。

私にとっての万博は1970年の大阪万博。私は小学生でした。
関西に親戚がいるので、何度も通いましたが、一番印象に残った事は、「ドイツのレストランでは水が出てこない」事でした(笑)。
これだけだと何の事か分からないと思います。夏の炎天下長い時間並んでドイツ館のレストランにやっと入りましたが、席についていくら待っていても水が出てこなかった、という話です。喉はからからなので早く水が飲みたいのに、ドイツ人のウェイトレスさん達は完全無視で通り過ぎて行きます。ついに我慢できなくなった母がスーツを着たマネージャーらしき日本人男性を呼びとめて「水が出てこないんですけど」と言うと、その人は「ドイツのレストランでは水は出さないんです。もしご希望でしたらウェイトレスに”ワッサー”と言って下さい。”ワッサー”は”水”という意味ですから。」と教えてくれました。
日本のレストランでは席に着くとすぐ水を出してくれますが、ドイツではそうじゃないんだ!というのがまず驚きでした。そして通りかかったウェイトレスさんに「ワッサー」と一言言うとあっさりと水が出て来た事にも驚きました。そうやってやっと貰えた水は本当に美味しかったです(笑)。
この「ワッサー」体験は私にとってとても強烈だったので、大学の卒業旅行でヨーロッパを回りフランクフルトに2日滞在した時も、私はドイツ語を知らないにも関わらず、水だけは不自由しませんでした。多分この単語は死ぬまで忘れないでしょう。

話は脱線しますが、たった一度聞いただけの「ワッサー」という単語を直ちに覚え多分死ぬまで忘れないのは、長い時間外で並んで喉がからからに乾いた感じ、にもかかわらずなかなか水が貰えない焦り、そして最後に貰って飲んだ水の美味しさ、等と一緒に覚えたからだと思います。単語の意味や構文そのものだけでなく、それが使われる状況と一緒に覚えると外国語は覚えやすいのではないでしょうか。

そして「ワッサー」体験は言葉だけでなく、習慣の違いの問題も私に教えてくれました。日本では当たり前の事でも外国では当たり前ではないのです。のちに「カルチャーショック」という言葉を知った時、私の「ワッサー」体験はまさしくカルチャーショックだったのだと気付きました。
大阪万博は小学生だった私にカルチャーショックを味わわせてくれた場でした。それはその後の私に少なからず影響を与えたと思います。

上海万博が華やかに開幕しました。めざましく成長を続ける中国の国力を世界に示す場になるでしょう。でも一方でこれを見る中国の人達にカルチャーショックを与えるかも知れません。ちょうど40年前私がコップ一杯の水に驚いたように。
中国の人達(特に子どもたち)はどういう驚きを体験し、それから何を感じるのでしょう。そしてそれが中国の人達をどう変えるのか。私はその点に興味があります。

そして6月13日のSMAPファンの集いにも日本と中国の習慣の違いが表れそうな気がしますが、こちらはとにかく安全を最優先して欲しいです。


拍手ありがとうございます
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