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「ばるぼら」@東京国際映画祭 (11/3)

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そして昨日六本木のTOHOシネマズで「ばるぼら」を観ることが出来ました。チケット争奪戦には敗れましたが偶然譲っていただけて幸運にもワールド・プレミアに入れたのです。aさん本当にありがとうございます。


映画の感想は後にして、まず上映後の手塚眞監督のQ&Aの内容を簡単に紹介します。ノートを取ったわけではないので印象に残った部分だけになってしまいますがご容赦下さい。

Q. 手塚治虫作品の中で「ばるぼら」を映画化しようと思った理由は?
A. 父は30年前に亡くなったのですが、そのとき既に僕は映画を撮っていて、映画にしたいと思った父の作品がいくつかありました。その中から選んだのが「ばるぼら」です。
Q. 企画して完成するまでにどれくらい時間がかかったのか?またキャスティングの決め手は?
A. この映画の企画は6年前に始まりました。台本を作って色々な役者さんの所に持って行きましたが、内容を見ると皆さん尻込みされてしまった。最後に稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんに声をかけたところすぐに「やります」とお返事を頂きました。そして最初の面談の時に「何か内容的に困っていることとかありませんか?」と訊いたところお二人とも「全くありません」とはっきりおっしゃいました。だから撮影の時も言い争いになるとかは全然なく、和やかに進みました。僕はベッドに横たわっているお二人に「よーい、スタート」と声を掛ければ良かった。ただ、お二人のシーンがあまりに美しいのでカットをかけるのが遅れてしまいがちになりました。
Q. クリストファー・ドイルさんを撮影監督に起用した理由は?
A. この作品に登場するばるぼらはお酒が大好きなミューズですが、クリストファー・ドイルさんはお酒が大好きでミューズも大好きなので、この作品を撮るならドイルさんだと思いました。そこで台本ができるとすぐ英訳して送りました。すると「これは撮りたい、自分が撮らなくてはいけない」とお返事がきました。撮影はなるべくクリストファー・ドイルさんの意図を尊重しました。「今日は丸一日あげますから好きなように撮ってください」と言ったこともありました。それで出来上がったのは僕の思った通りの映像でした。この映画は二階堂ふみさん、稲垣吾郎さん、クリストファー・ドイルさんの3人が主役の映画と言ってもいいかもしれません。

エロティシズムというとネガティブに捉えられることもあるけれど、デジタル化された今の時代に人間の肉体同士のふれあいをたくさん描きたかった、これはシンプルな愛の映画です、と手塚監督はおっしゃいました。
また来年中には一般公開します、とのこと。今はいつとはっきりとは言えないけれど、来年中には日本中で見られることになりますので、その時には是非周りに宣伝してください、と監督からのお願いもありました。その時が待ち遠しいですね。


ではここからは私の感想です。まだ原作を読んでいないので見当外れの部分があったらすみません。またネタバレしてしまうかも知れないので、一応折ります。


拍手ありがとうございます

最初はごくありふれた東京の風景から始まります。しかしそれに不気味なノイズがかかるとたちまち無国籍風の非日常的な世界に変わり、そこで小説家の美倉とホームレスのばるぼらが出逢います。
酔っぱらって汚い地下道に寝ていたばるぼらを美倉は家に連れて帰りますが、書きかけの原稿を酷評されたのに腹を立て、すぐに家から追い出してしまいます。美倉はベストセラー作家ですが、本当はもっとしっかりした代表作を書きたいと思っているのです。
そんな美倉の気持ちを見透かしたようにばるぼらはいつの間にか美倉のもとに戻ってきて一緒に暮らし始めます。美倉は次第にばるぼらの虜になっていき、交際していた代議士の娘と破綻してしまいます。
美倉を長年担当している女性編集者は美倉の変化に気付き、「美倉先生が付き合っている女性」について調べ始めますが、その矢先に交通事故に遭ってしまいます。そしてばるぼらとの結婚を決意した美倉は更に異様な世界に入り込んでいくのです。
一体ばるぼらとは何者なのか?美倉はどうなってしまうのか?

まず最初の感想は「すごい!美しい!」でした。吾郎にも二階堂ふみさんにも鋭くもろい美しさがあります。二人とも全裸になるシーンが多いのですが品のある色気があって、ドキドキしながらもいいお酒に酔ったような素敵な気分になりました。
映画前半はばるぼらの自由奔放な美しさに目を奪われ、後半はばるぼらにのめり込んでいく美倉の変化に引き込まれました。
特にクライマックス、山小屋のシーンでの吾郎の演技は圧巻です。最後はほとんど一人芝居に近いのですが、目つき顔つき声の変わり方が凄まじいのです。ばるぼらの事を書こうと、鉛筆を握り紙(原稿用紙ではない)にびっしり字を書きつめる姿は美倉の破滅を表しているようにも、本当に書きたい事を書いて小説家として再生していく過程を表しているようにも見えました。
と思ったらラストシーンでまた魔法をかけられ、不思議な心地になって映画は終わります。

二階堂さんと吾郎以外の役者さんでは、美倉と同じ年にデビューし文学賞を受賞する小説家役の渋川清彦さんが渋くて良かったです。また、島田雅彦さんが出演されているのも吾郎ファンには嬉しい事ですね。島田さんが出演なさった経緯も知りたいです。

吾郎はこの作品で演技の新しい扉をまた開けたのではないでしょうか。R15指定の制限がついていますが、出来るだけたくさんの方に観て頂きたいです。


私は来年の公開に向けて原作の漫画を買って読みます。読んでから観るとどう感想が変わるかも楽しみです。
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はちミツ

Author:はちミツ
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稲垣吾郎さん大好き、SMAP大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は26年目になります。
彼らがいつかまた集まりたいと思った時そうできるように、彼らがそれぞれ今いる場所で益々輝いていってほしいと願っています。
だから「SMAP大好き」という気持ちも「新しい地図の3人の活動を応援する」気持ちも私の中では同じ一つの思いなのです。
神奈川県在住。

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①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
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