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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2019-03-13 (Wed)  15:52

文豪のお墓参り (「ゴロウ・デラックス」 3/8)

今回はロケです(もしかしてゴロデラ最後のロケかも・・・)。
二人の後ろにはたくさんのお墓が並んでいます。
「今日は雑司ヶ谷霊園に来ていますがどうして?」(吾郎)
「それは、今日のゲストの方が文豪のお墓を巡ったエッセイを出されていて話題だと言うことで。」(外山さん)
お天気も良く暖かそうで良かったです。

ゲストは山崎ナオコーラさん。2004年のデビュー作「人のセックスを笑うな」を始め5作品で芥川賞にノミネートされ、エッセイにも定評のある方です。
実は山崎さんと吾郎は初対面ではないそうで、
「私は西加奈子さんとお友達なので、西さんのお花見に(吾郎さんが)いらっしゃっているのを遠巻きに・・・」(山崎さん)
「そんな遠巻きでした?!」(吾郎)
「すごい方だと思ってたんですけど、実際に遠巻きに見ていたら素朴な感じの好青年というか。」(山崎さん)
「はい・・・素朴な・・・青年です。」吾郎は少し照れました。
お花見で4~5時間同じ場にいても実際には話せなかった、と山崎さん。緊張していらしたのでしょうか。

課題図書 : 「文豪お墓参り記」 山崎ナオコーラ (文藝春秋)

山崎さんの最新刊は、26人の文豪のお墓参りを行い感じた事や作品への思いを綴ったエッセイ集です。
「面白かったし、登場する文豪の作品を読んでみたいと思うきっかけになる」と吾郎が言うと「嬉しいです。そう言うきっかけになる本を書きたかったので。」と山崎さんは喜びました。
まず、山崎さんがなぜ文豪のお墓参りをしようと思ったのか、きっかけの部分を吾郎が朗読・・・ですが、
「ここで読むんですか?」と吾郎は周りを見回しました。
「今日は全部ここで。」と外山さんがきっぱりと言ったので、「では読ませて頂きます。」と吾郎は周りのお墓に一礼しました。

永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。
谷崎は少年時代から荷風の小説に憧れていたので、デビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。
それから月日が過ぎて、第二次世界大戦が始まります。
そんな二人が、疎開先の岡山で、再会します。
谷崎の仮住まいに、荷風が食事をしに来るのです。
一九四五年、八月十四日のこと、終戦の前日でした。
ただ、明日終戦を迎えるなんて、本人たちも、周囲の人たちも知りません。
だから、肉を食べるなんていう贅沢は、白い目で見られる行為です。
でも、
「憧れの作家が来る」
「恩を感じているので、敬意を持って迎えたい」
と谷崎は高揚し、世間よりも自分の気持ちを優先します。
谷崎に財力はあるとはいえども、当時はなかなか手に入れにくかった牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。
・・・・・・このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。
今は、お墓の中にいます。
時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。
現代の作家が昔の作家に会いに行きます。

以前は「売れたい」とか「賞を取りたい」とか考えていましたが、今では「日本文学史の大きな流れというか、日本文学が続いていくための大きな仕事の一助になれれば十分」と考えるようになった、と山崎さんは言います。そして
「作家というのは個人でやってるのではないのかも。色んな作家と関わりながら仕事してる」と感じるようになったそうです。
「作家さんは一人で仕事できるし一匹狼みたいなイメージあるけど。じゃ今度花見の後にみんなでお墓参り行きましょう。」と吾郎が提案しました。
西加奈子さん、今年のお花見の後、どうでしょうか?

今回のロケ地雑司ヶ谷霊園には文豪のお墓がたくさんあります。そこで今日は課題図書に出てくる文豪のお墓に三人でお参りします。
まず、永井荷風のお墓に向かうと・・・そこにはお花と水桶を持った着物姿の男性が。
「あれ?あのおじさん知ってる!僕の好きなおじさんだ。」(吾郎)
「好きなくせに水臭い!」その男性は吾郎をにらみつけました。「元々この番組でお墓参りしてたのに。」
そうです、2回くらいで立ち消えになってしまった幻のコーナー「ハコのお墓参り」。そのハコちゃんこと岩下尚史さんが待っていたのです。
「岩下さんが考えるお墓参りの魅力って何ですか?」(外山さん)
「若い頃永井荷風の随筆を読んでいたときに、江戸時代に『掃墓の風雅』といって先人(著名人)のお墓に行って苔を払って先人を偲ぶという趣味があったと。金もかからないし気も遣わなくていいからさ、あたしみたいに暇だけあって銭のないヤツには一番良い趣味だと。」(ハコちゃん)
ということでハコちゃんは結構文豪のお墓参りに行っているそうです。

そしていよいよ永井荷風のお墓へ。隣にはお父様のお墓があります。お父様のお墓は関東大震災で倒れて欠けてしまったため、墓碑銘が読みづらくなっています。
「戦前は(お墓は)一人一人だった。」とハコちゃん。
山崎さんは「永井荷風は『断腸亭日乗』という日記を書き綴っていて、作家の仕事というと小説とか芸術とかを作ることだと思うけれど、毎日を丁寧に生きてそれを書き続けていくだけでも作家の仕事になるんだ」ということを学んだそう。
「(山崎さんは)文体も永井荷風を意識されているとか・・・」(吾郎)
「いや、そんな畏れ多いですけど、うっとりする感じの文章は憧れますね。」(山崎さん)
「放蕩息子なんですよね。お父様は日本郵政の重役で実業家でお金持なんです。つまり(荷風は)お金のために文学をやった人ではない。親の遺産があったから立派な文学ができたんです。だから山崎さんや私が荷風先生の文学を享受出来るのはお父様のお陰なんですよ。」とハコちゃんが補足しました。お金のことを考えないで書くのが本当なんだろうな、とも思うそうです。
「『断腸亭日常』を読むと、永井荷風は毎年1月2日の命日にお父さんのお墓参りに来るんですよね。お父さんとの関係を大事にしてたのかも。」(山崎さん)
そしてみんなでお墓参り。荷風の墓前で手を合わせる吾郎が美しくて可愛らしくて、いつまででも見ていたくなりました。

さて次は
「夏目漱石さんに会いに行きましょう。」(外山さん)
その途中、「自分のお墓をどんな形にしたいか」という話題に。吾郎がふざけて「タージマハル」と言ってみんなを笑わせました。でも実はひっそりとしていたいそう。「でも花に囲まれていたいかな」と吾郎。
そうやって歩いていると竹久夢二のお墓を発見。ここ雑司が谷霊園にはその他にもジョン万次郎、サトウハチロー、小泉八雲、泉鏡花など著名人のお墓があります。
そして夏目漱石のお墓に着くと
「えーっ!」(外山さん)「確かに立派」(吾郎)
と二人はその大きさにビックリ。墓石の高さは2m以上あり霊園の中でもひときわ目立っています。
「形も変わっていますね。」(外山さん)
「安楽椅子らしいです。」(山崎さん)
漱石の小説「こころ」の中には「先生」が定期的に雑司が谷霊園にお参りに来る場面があり、霊園の描写もあるそうです。
「『こころ』面白いですか?」ハコちゃんが山崎さんに訊きました。
「男性同士の関係の描写がすごく上手くて、嫉妬だとか憧れだとかない混ぜの友情・・・私が読んで憧れる感じがあるんですよね。」(山崎さん)
「男同士の付き合いの中でも今思うと色恋的な事、今で言う友情と恋愛ってあまり差はなかった。寝るか寝ないかの差だけで。私は今でも好きですよ・・・ね、吾郎さん♡」真面目に語っていたハコちゃんが最後おどけました。
それにしてもこうやって作家の方同士で自然に文学談義ができる「ゴロウ・デラックス」って本当に素敵な番組ですよね!

ここでハコちゃんとお別れし、山崎さん、吾郎、外山さんの三人は夏目漱石ゆかりのお店、神田の洋食店「松榮亭」へ。明治40年創業のこのお店には漱石が食べた「洋風かきあげ」があります。漱石が「何か変わった物が食べたい」とオーダーし、初代店主が考えた料理が今でも食べられるのです。
出てきた料理は豚肉と玉葱を卵と小麦粉で包んだ一品。
「今まで見たことがない料理だね。」と吾郎。
「おいしい」(山崎さん)「優しい」(吾郎)「ふわふわ!」(外山さん)そして
「今まで食べたことないね。」と三人は感激。
「漱石が食べたんだと思うとすごく有難い物に・・・」と山崎さんがいいことを言ったのに
「僕は漱石のこと全く忘れてました」と吾郎は身も蓋もないことを言いました(笑)。それほど美味しかったのでしょう。

「とても楽しかったですね。」と最後に外山さん。その楽しさは画面から確かに伝わってきました。
そして応援に来てくださったハコちゃん、いえ、岩下さん、本当にありがとうございました。


拍手ありがとうございます
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最終更新日 : 2019-03-13

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