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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2019-02-13 (Wed)  00:51

吉本ばななさん登場 (「ゴロウ・デラックス」 2/8)

今回のゲストさんにもビックリしました。日本だけでなく海外でも有名な吉本ばななさん!滅多にテレビに出ない方だと思いますが、ついにゴロデラに出演して下さって光栄です。
しかも、
「今回は吾郎さんのキャスティングだそうで」(外山さん)
「キャスティングというわけではないんですが、きっかけは僕です。」(吾郎)
どんなお話が伺えるか楽しみです♪

吉本ばななさんは23歳の時のデビュー作「キッチン」が「ばなな現象」と言われるまでの大ベストセラーとなり、世界30カ国で翻訳され累計500万部を超える大ヒットを記録。その後の作品でも国内外の賞を受賞し名実ともに世界的な作家の地位を築きました。

吉本さんと吾郎の最初の出会いは20年前、恵比寿の隠れ家的バーでだったそうです。吉本さんはデザイナーさんと編集者さんと一緒で「ベロンベロン」状態。
「今度うちの雑誌に出て下さいよ。サングラス取って。」
「嫌です」
といったやりとりがあったとか(笑)。
時は流れ、昨年の舞台「No.9」を吉本さんは奥貫薫さんのお客様として鑑賞。楽屋で再会すると今度は吾郎の方から
「出て下さいよ」
と直談判して今回のご出演が決まったのです。

吉本さんは今年で作家生活30年を迎えましたが、なんと5歳の時から小説家になると決めていたそうです。
「他の職業が考えられなかったですね。」(吉本さん)
そして7歳で初めての小説を執筆します。
「(書き方を)誰かに教わったんですか?」(吾郎)
「いえ、自分一人で書いて親にも見せないで。」(吉本さん)
ちなみに吉本さんのお父様は「戦後最大の思想家」と呼ばれる文芸評論家の吉本隆明さんですが、文章を教わった事はなく「そこの恩恵は受けてない」そうです。
「(文章の書き方を)覚えるもんなんですか?7歳で。」
「だんだん上手くなりますね。」
情熱を注いで文章を書いていた吉本さんは1987年、23歳でベストセラー作家になりましたが
「私の人生設計が全部壊れた。動揺した。」作家にはなりたかったがもっと地味にやっていきたかった、と言います。しかしその後、海外でも作品が出版され数々の賞を受賞し世界的に有名な作家になりました。

今回は特別に吉本さんの仕事場を見せていただきました!撮影して下さったのは吉本さんの事務所のスタッフさんです。
吉本さんの主な執筆場所はリビング。ご自分の部屋と机はあるのですが、ペットの世話があるのでリビングで書くそうです。
執筆に欠かせないのはまずヘアバンド。「ちょうど良いゆるさに育った」猫耳付きのヘアバンドをすると、VTRを見ていた吾郎が「あはっ!かわいい!」と笑いました。そしてメモ作成専用機のポメラ。
「なぜかというと、Macだとメールをつい読んじゃったり、お知らせが来てつい開いちゃったりして気持ちがそがれるので。ポメラで下書きをして、SDカードに保存してそれをMacに入れて清書をするんです。これが思いのほか効率が良くて、専用機っていいな、と。」吉本さんは嬉しそうです。
(ブログを書くつもりなのについついtwitterを見てしまうのと同じようなものでしょうか。←絶対違う)

更には本棚もテレビ初公開。ご自分の部屋の本棚には本がぎっしり。本当に大切な本は事務所に置いているので、ここにあるのは「比較的カジュアルな」本だそうです。部屋の隅にはお父様の全集も。そしてクローゼットの中にも本が積まれています。
「うちのトランクルームをお貸ししましょうか」と吾郎が言ったほど本がぎっしりでした。

さて、今回の課題図書は吉本さんが“最も書きたかった”という最新作です。

課題図書 : 「吹上綺譚 第二話 どんぶり」 吉本ばなな (幻冬舎)

異世界への扉があり屍人(しびと)がうごめく不思議な町吹上町での人間模様を描く哲学ホラー小説です。
この小説を書いた動機について吉本さんは
「以前『王国』という続き物の小説を書いたんですけど主人公と気が合わなくて辛かったんです。『どうしてこの人を選んじゃったんだろう』と後悔したので、今度は意見の合いそうな人達で長く書きたいと思ったんです。」と説明しました。
「やっぱり作家さんって登場人物と対話しながら進めていくものですものね。・・・合わなかったんだ。」(吾郎)
「そういうこともあるんですね。」(外山さん)
「役を演じるのも一緒ですね。作家さんの話を聞いていていつも思うんですけど、同じだなって。役と向き合いながら。」(吾郎)
「合わないところもあって。」(吉本さん)「そうですね。」(吾郎)
「でもこの人ならこうするだろうな、と思いながら。」(吉本さん)
「ええ、あくまでも自分であって・・・。そう、その想像のプロセスは非常に俳優と作家は近いなって思います。
吉本さんは吾郎のこの発言に感心されていました。「ゴロウ・デラックス」を8年続けてきた蓄積から生まれた吾郎の言葉ですよね。

“どんぶり”は「キッチン」にも登場していた吉本さんにとって大事なアイテムです。
寝たきりだった主人公の母が親子丼を食べて力を取り戻すシーンを外山さんが朗読。どんぶりのおいしさ温かさ包容力、が文章から伝わってきます。
「命を感じる食べ物、ですよね。」(吾郎)
「どんぶりは包み込む感じがあるし、一食で色々満たされるし、すごく温かい食べ物。」(吉本さん)
「食べたとき、俺元気じゃん、って感じしない?空腹なんだ俺、って。食べ方難しいし。汁残っていっちゃうし(笑)。」と吾郎の話が面白く脱線しかかったところで吉本さんから吾郎にリクエストが。
「純粋に聴きたいのと、最近の映画の予告編で一番良いところを見せちゃう感じで・・・。」ということで、吉本さんがこの作品で伝えたい部分を吾郎が朗読。
幻想的で抽象的で哲学的な言葉を読む吾郎の声はとても柔らかくて聴く人を包み込むようでした。死と生、自然の摂理について淡々と語られる美しい場面でした。
「執念にも抗えないものがある。」読み終わると吾郎が言いました。
「そうですね、自然の法則が一番強いな、と。その事を書きたいと思います。順番とか歪められない時間の流れとか。」(吉本さん)
「そこが哲学。哲学ホラー。」(吾郎)
「哲学が入ってないとただのどんぐりを食べてばっかりになってしまう。」と吉本さんは謙遜しました。

ところでこの小説の執筆中に、吉本さんは大事な方々の死を体験しました。その一人が昨年亡くなった漫画家のさくらももこさんです。
「どんな方だったんですか?」(吾郎)
「落語みたいな。出会ったときからずっとそうで。最初は対談で会ったんです。どんな方かな、漫画家ってナイーブな方が多いからあんまり私もバリバリ話さないでおこう、と思って会ったら、いきなり落語だったのですぐ仲良くなっちゃって。」(吉本さん)
「楽しませて下さる方だったんですか?」(外山さん)
「そうですね。」イメージを損なっちゃうといけないから差し障りのある事は言えないけど、と吉本さんは前置きして
「最後に一緒に飲んだときに、彼女が『ギンギラギンにさりげなく』をめちゃくちゃ踊って歌ってる動画を見せてくれて、『これ最高でしょ?』って。それでアシスタントの方とか息子さんとかがアハハアハハと笑ってて、『私今ちびまる子ちゃんの中にいるみたい』って思いましたね。本当にあのままで。それがいい思い出ですね。」としみじみと言いました。
さくらももこさんが亡くなった事は悲しいですが、こういう形で「ゴロウ・デラックス」に登場して下さった事は嬉しいです。

最後に吉本さんは
「吹上綺譚ってジャンル分けが難しい小説なので、ちゃんと伝わってたって事が分かって嬉しかったです。」
とおっしゃいました。
出演して下さった作家さんに喜んでいただけるのが「ゴロウ・デラックス」の良いところです。本当に続けて欲しい番組ですね。


拍手ありがとうございます

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最終更新日 : 2019-02-13

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