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「No.9 -不滅の旋律-」を観てきました

自分の覚え書き用にざっくりとした感想をまとめておきたいと思います。

今回、私は2回観ることが出来ました。1回目は11/27(火)マチネ(赤坂ACTシアター)、そして2回目は12/23(日)マチネ(KAAT神奈川芸術劇場)です。
1回目は1階席の比較的前方、役者の目線とほぼ同じ高さだったので役者の表情がよく見え、2回目はS席でしたが中2階だったので遠くから舞台全体が見渡せました。
3年ぶりの再演でまず驚いたのが、吾郎が完全にベートーヴェンになりきっていたことでした。3年前の初演の時は後半の老け役をちょっと努力して作っている感じがしたのですが、今回は最初から最後まで自然に見えました。良い意味で年相応になったのでしょうか。「ベートーヴェンが生きた56歳まで演じたい」と吾郎はゲネプロ取材で話しましたが、これなら絶対出来ますよね。
ベートーヴェンの自分の才能に対する自信、成功への野心、その一方で周囲と摩擦を起こしなかなか理解されない焦り・・・。それらすべてを吾郎が全身全霊で表現するこの舞台は吾郎の当たり役であり、是非ライフワークにして欲しいです。特に狂気の一歩手前まで行きながらマリアの献身的な愛(恋愛要素がないのが良い)で正気に戻ってくるクライマックスでは涙が出てきました。
今回カンパニーに加入した剛力彩芽さん。初めて生で見ましたが顔が小さい!可愛い!それでいて気の強そうな感じがあってマリア役にピッタリだと思いました。そして立ち姿や動きがきれいですね。ダンスをしているからでしょうか(←ダンス万能説再び)。長谷川初範さん、羽場裕一さんのベテラン勢もパワフルで引き込まれました。主人公の性格のせいで人間関係がギスギスするシーンが多い中、岡田義徳さん演じるアンドレアスは穏やかな常識人で安らぎを与える存在になっていました。

私はお芝居を観るのが元々大好きなのですが、劇場という空間(建物)も好きだということに最近気づきました。なので今回同じ演目を違う劇場で観られる事にワクワクしていました。
赤坂ACTシアターは都心のおしゃれな劇場で19世紀のウィーンの華やかな雰囲気に相応しく(たぶん)、KAAT神奈川芸術劇場は芸術表現を追求した機能的な劇場のように感じました。驚いたのはKAATの音の良さ。最初の効果音からして響きがきれいで感動しました。この芝居では吾郎が様々な音色の声で話しますが、劇場の音の良さもあって、さらに吾郎の声に深みが出ていたように思います。

私の観劇はこれでおしまいですが、公演は来年1月の久留米公演までまだまだ続きます。最後まで無事に完走できますように。吾郎とカンパニーの皆さん頑張ってください。


拍手ありがとうございます
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舞台 | コメント(0) | 2018/12/24 00:15
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