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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2018-01-31 (Wed)  23:43

ワイン会への誘い (後編) (「ゴロウ・デラックス」 1/26)

先週に引き続き、樹林伸さんのご自宅でのワイン会です。

課題図書:「東京ワイン会ピープル」樹林伸

まず樹林さん原作の漫画「神の雫」から吾郎が朗読。「シャトー・ペトリュス1970年」を一口飲むと目の前に豪華客船が現れる様を波の音まで含めて描きワインの味を表現する、樹林さんらしい場面です。それに倣って吾郎と外山さんもワインの味の表現にチャレンジします。

1本目。「取っ付きやすさ、手に入りやすさという点で最初は泡から」(樹林さん)
「いいですね、シャンパンではなく泡。泡ものから。」(吾郎)というわけで選ばれたのは
ヴーヴ・クリコ イエローラベル」(シャンパーニュ)
シャンパーニュとは、ワインの製造過程で酵母と糖を含むシロップを加え、瓶に詰めて熟成させた物です。2年半以上(場合によっては10年以上)熟成させる間に酵母が糖を分解してアルコールと炭酸ガスを発生させるのだそう。ヴーヴ・クリコ イエローラベルは4000円~6000円とそこそこ手の届くお値段でしかも美味しい、樹林さんお勧めのシャンパーニュです。
「いただきます」吾郎は目を閉じて一口飲み、思わずにっこり笑いました。
「う~ん、まさに爽快感。この爽快感は、僕が20歳から乗っていたマセラティで(「ははは!」と外山さん)、スポーツカーで朝の海が見たくて首都高をフルスピードで駆け抜けていく時に、ふと窓を開けた瞬間、爽やかな風が全身を駆け抜けていく、そういう爽快感です。」(その絵を想像すると格好良すぎるんですけど、吾郎さん♪)
「風を感じる、っていうのはシャンパンらしい表現です。あと、海に向かって走って行ってる感じ…ある種のミネラル感を感じる、シャンパーニュってそういうワインです」(樹林さん)吾郎の表現は基本的に合っていたようです。
さて外山さんは
「キレッキレなんだけどすごく爽快な感じで…キレキレといえば私が学生時代に幼なじみに回し蹴りをしてクリーンヒットしたことがあったんですよ。そんな感じ。酒癖が悪い幼なじみで。」(←をいをい)
「で風が吹く感じ?」と吾郎が突っ込むと
「躍動感ですね。ワインの持ってる躍動感。」と樹林さんがフォローしました。

2本目には「神の雫」で一番最初にブレイクしたワインを樹林さんは選びました。
シャトー・モン・ペラ 2001年
「へぇ!この頃のはエチケットが全然違う!」とボトルを見るなり吾郎は声を上げました(さすが詳しい!)。
シャトー・モン・ペラは1864年から作られていて歴史はの古いのですが知名度はそれほど高くなく、1998年に天才醸造家ミシェル・ロラン氏が関わってから注目を浴びるようになったそうです。一本の葡萄の樹から6房程度に限定して手作業で収穫するという徹底した品質管理の結果、世界でもトップクラスのワインになりました。更に驚くべきはそのお値段で、2000円という安さ!(←そこまで手のかかったワインがどうしてそんなに安く出来るのでしょう?)「神の雫」で紹介されて大ブームになり、在庫はほぼ売り切れて今では専門店でも見つけられない貴重なワインなのです。
ここで、シャトー・モン・ペラが「神の雫」でどう表現されているかをAD山田くんも加わって朗読。主人公神崎雫が初めてワインを飲む場面です。

「い、いやなんつーか、今一瞬音楽が聴こえてきた…」
「はぁ?」
「なんつったけな、イギリスの70年代のロックバンドで…」
「あははは、面白いこと言うなぁ君。でもわかるよ。たぶん”クイーン”だろ。」
「あ!!それだ!どうしてわかったんスか!?」
「こいつがそういうワインだからだよ。…01年シャトー・モン・ペラ。」

飲むと”クイーン”が聴こえてくるワイン、ってどんなワインでしょう?
樹林さんがグラスにワインを注ぐと
「あ、色が違う!ちょっと茶色っぽい」(外山さん)
「2001年からの(時間で)枯れてきたレンガ色と元々持っている色の濃さですかね」と言いながら吾郎が一口含むと
「ああ、いい、…少しエッチな匂いというか…ムスクとか麝香の香りです。」と言ったので
「どちら様でしたっけ?」と外山さんは笑いました。
さて、吾郎は「神の雫」流にどう表現するのでしょうか?
「ああ、舞い降りてきました、神の雫が。…本当力強いですね。すごい力強い。44マグナムですよ。(「出た!」と外山さん)『ダーティハリー』ですね。クリント・イーストウッドのハリー刑事。力強い中にも哀愁漂う。」
それを聞いて樹林さんは
「今の意外といい…つまり懐かしさがある。だから力強いワインであるのは間違いないんだけど、ヒーローって優しいでしょ?優しさを持った力強さ。」と纏めました。
「ありがとうございます。アシスタントの事フォローしてくれた。」(吾郎)
続いて外山さんの番です。
「わ、ホントだ、全然違うんだ!…最初が凄いグッとくるんだけど最後がとっても優しい感じになる。私がパッと浮かんだのはピエール瀧さん。すっごく男らしくて力強いんだけどバカな事もするしすっごく優しい。」
「ある種フレディ・マーキュリー」(樹林さん)(←だから”クイーン”なんですね!)
「先生全部フォローしてくれる」(吾郎)「ありがとうございます」(外山さん)

そして3本目のワインは課題図書から。
「樹林先生がこの本の中で会心の表現が出来た部分」を外山さんが朗読。

グラスを軽く合わせて、口許に近づける。
「わ、凄い!」
弾ける泡に乗ってグラスから溢れ出たその香りは、白のドンペリとは大きく異なるものだった。
最初に鼻腔に飛び込んでくるアロマは、ともかく華やか。
このワインが開いただけで、なんだかその場が、ピンク色の装飾を鏤めた舞踏会みたいになってしまう。
艶っぽい瞳に誘われるような気持ちで、目を閉じてピンク色の液体を唇の奥へと誘い込んだ。
また驚いた。今度はもっと。
華やかに飾りたてられた会場に集まった男女が、いっせいに振り返る。
それはただのパーティではなかった。
マスカレード―――――仮面舞踏会だったのだ。
不思議な仮面の下の真実を知りたくなる。
このワインを造った人は、いったい何を求めたのだろう。
このめくるめく官能はなに?
気高さはどこから来るの?
ドン・ペリニョン・ロゼ2004年。

「仮面舞踏会だって。」読み終わると外山さんは吾郎に囁きました。
眼を閉じて聞いていた吾郎は
「すごい表現だね。映画のワンシーンだよね。(扉が)開くと舞踏会が行われていて。」と少し興奮して言いました。
「ほんとにそういうワインです。意外性の塊ですね。…いきましょうか。」と樹林さんは立ち上がりました。
「いやあ、開けちゃうのかな」
「ほんとですか?!」(外山さん)「嬉しい!」(吾郎)
シャンパンを発明した修道士の名前にちなんで名付けられたドン・ペリニョンは熟成期間が長く8年以上瓶の中で寝かせてから出荷されます。お値段は1本25000円以上という高級ワインです。
樹林さんが持ってきたのはどっしりとした箱に入ったワイン。横にして置き黒いリボンを引くと蓋が開く仕組みです(こんなに手の込んだ箱は初めて見ました)。
「開けちゃっていいんですか」(外山さん)
「開けちゃいましょうね…じゃこれは吾郎くんにあけてもらっちゃおうかな」と樹林さんは言いながら太くどっしりとした瓶を吾郎に渡しました。
「では、天使のため息を…」と吾郎がゆっくりと栓を抜くと
プシュ
と柔らかな音がしました。
「わー、素晴らしい!ため息きましたね」と樹林さんは拍手し
「天使のため息だ」と吾郎はうっとりしました。
このワインはフルートグラス(シャンパン用の縦長のグラス)ではなく、大型のブルゴーニュグラスで香りを楽しむのが樹林さんお勧めの飲み方だそうです。
「ああ、香りがね、すごいですね。こうやって飲むんですね、ブルゴーニュグラスで。」と吾郎は何度も香りを嗅ぎながら言いました。そして一口飲むと
「ああ…優しい」とうっとりとしました。
「発泡する感じもピリピリ攻めてこないで、まろやかで絹のような。きめ細かいというのかね、泡がクリーミーで。」
吾郎も外山さんも例えるのを忘れてしばし堪能していましたが…

「山田くんがそこに立っていると落ち着かないんだけど」(吾郎)
「俺も飲ませてくださいよ」とAD山田くんがスケッチブックを抱えて現れました。
今回の消しゴムはんこは樹林さんの特徴を良く捉えていて、しかもワイングラスもあしらったおしゃれな作品です。樹林さんからは「(グラスに)ワインちょっと入り過ぎだな」と指摘されましたが、山田くんは聞いているのかいないのか「大丈夫ですか飲んでも」「グラスはあそこですか」と一刻も早くワインを飲みたい様子。
「どうしようかな」と樹林さんは一瞬考えましたが「カメラさんも良かったら飲んでください。この本の編集者とかいるんだけど飲んだ方がいいと思う。」とスタッフさん達に声をかけました。
こんな良いワインを余らせたらもったいない、というわけで、番組スタッフや出版社の皆さんも加わってリアルワイン会になりました。乾杯の瞬間、皆さん嬉しそうです。更に樹林さんが
「とうとう開ける時が来たんですかね…酔っ払ってきたのでやっちゃいましょうか。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ。取ってきます!」 と言ったので一同からどよめきが起きました。
「この本で主人公がハマったワインですね。」(樹林さん)
「あのロマネコンティ、世界一のワインだよ!」吾郎は大興奮です。

そして樹林さんのワインコレクションの中からとっておきの1本が遂に登場。バスケットに入れられたワインを吾郎が「緊張するな」と言いながらしずしずと運んできました(心なしか歩き方も少しぎくしゃくしているような…)。
「いやあ楽しみだな。ワインというのはいつかは飲むんですから。」と樹林さんが興奮する一方で吾郎は
「美しく撮って」とカメラさんに小さな声で指示を出しました。
「これは主人公がハマったワインです。2009年。」(樹林さん)「はい」(外山さん)
「こっちむけましょう」と樹林さんがワインのエチケットをカメラの方に向けると吾郎はボトルに顔を近づけて、
「生まれてきてくれてありがとう」と囁いたのです。
(いや分かってますよ、ワインに向かって言った事は。間違っても私に向かってでない事は分かってますが、それでもドキッとするじゃないですか。一瞬心臓が止まるかと思いましたよ。)
DRCエシェゾー2009年
樹林さんがワインにハマるきっかけになったワイン、つまり「神の雫」や今回の課題図書(「東京ワイン会ピープル」)の出発点ともいえる最高級ワイン。そして
「これから50年、もしかしたら100年置いても大丈夫なワイン」(吾郎)の栓が開きました!
「だから、早く開けちゃってごめんね、という…そういうことですよね、先生」(吾郎)
「そういうことです」(樹林さん)
「開けさせていただいているんだよ!わかる?まだ100年生きられるんだよ!」と声が上ずる吾郎に
「あの、落ち着いて座って頂いていいですか?」と外山さんが声を掛け、
「めっちゃ弾けてませんか?」と樹林さんも笑いました。しかし吾郎は立ったまま
「だってこんな早くお披露目だよ?!そこにはちゃんと感謝しなきゃいけない」と熱弁をふるい、それから席に着きました。
そして一口飲んでじっと味わうと
「舌から離れてくれないですね。くっついて離れてくれない。」と言いました。
「そうなんですね。ずーっとまだ余韻が残っている。」と樹林さん。
「そんなに気難しいとか、偉そうじゃないでしょ。実際に飲むとすごく優しくて寄り添ってくれるから、ほっとしますね。ありがとう寄り添ってくれて。」吾郎は最後にワインに向かって言いました。
「ここのレベルに降りてきてくれてるんだよ。寄り添ってるんだよ…。すごくないですか。」(吾郎)
「素晴らしい」(樹林さん)
ワインに詳しい吾郎もしばし陶然とするほどの味わいだったようです。

最後、吾郎はふと我に返ったように
「あ、まだ回ってたの?カメラ」と言いました(←回ってますよ、お仕事ですから)。
でもカメラがあることを忘れるくらい楽しいワイン会になって良かったですね。


拍手ありがとうございます
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最終更新日 : 2018-01-31

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