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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2018-01-23 (Tue)  23:24

ワイン会への誘い(前編) (「ゴロウ・デラックス」 1/19)

オープニング。
「今夜のゲストはワインの世界では知る人ぞ知る方なんですね。吾郎さん、話が弾みそうですね。」(外山さん)
「はい。いろいろお話を伺いたいですね、ワイン好きですし。」(吾郎)
今回は吾郎の為のゲストさんと言ってもいいでしょう。期待大です。

課題図書:「東京ワイン会ピープル」 樹林伸

東京で夜な夜な開かれる秘密のワイン会。そこに偶然参加することになった普通のOL紫野が経験する大人の世界の物語です。
「ちょっと懐かしいバブルの香りがして、何よりもワインが飲みたくなる。このワイン会行きたい」(吾郎)
登場したのは茶色のシャツに黒のジャケット黒の帽子、そして黒のサングラスをかけたダンディな男性です。
樹林伸(きばやし しん)さん。本業は小説家ではなく、漫画の元となる脚本を書く漫画原作者です。代表作は「神の雫」。ワインを題材にしたこの漫画は累計発行部数は1000万部を記録し7カ国語に翻訳されて各国でワインブームを巻き起こしました。その樹林さんが満を持して発表した小説が今回の課題図書です。
まず、なぜ今回漫画ではなく小説だったのかを伺いました。
「『神の雫』ではワイン会のことはあまり書いてないんです。(神の雫は)主人公の対決の話だからそっち(ワイン会)に話が行きづらい部分もあって。でも僕らが日々良いワインを飲むのは大体ワイン会なんですよ。自分の経済力とか経験値とか年齢も含めてとてもじゃないけど飲めないワインを持ってきてくれる人もいるわけです。そういう経験もしてほしいなと思って。だから『日本にワイン会を広げたい』っていう気持ちで書きました。」樹林さんの語り口は熱っぽいです。
「へえ。美味しい物を独り占めするんじゃなくて、みんなで飲んだら美味しいじゃん、って、そこがなんか良いですよね。ワインを好きになったきっかけは何だったんですか?」(吾郎)
「あるワインをきっかけにはまってめちゃくちゃ買うようになって…」(樹林さん)
「めちゃくちゃ買ったんだ」(吾郎)
「どれ位ワインがあるんですか?」(外山さん)
「そうですね、うちのセラーに…姉貴の分も預かってますが…4000本位ですかね。」(樹林さん)
「お姉様もワインがお好きなんですか?」(外山さん)
「ええ、姉貴も同じ時期にドはまりして。『神の雫』は姉貴と共同執筆してます。」(樹林さん)
「そのきっかけだったワインは?」(吾郎)
「DRCのエシェゾー。85年だったんですけど、この作品にも出てて。」(樹林さん)
「この作品の最初にも出てきますよね。飲んだ瞬間ってどんな感じだったんですか?」(外山さん)
「いやもう雷に打たれたような感じです。すごい、マジで?みたいな」(樹林さん)
「まさにこの彼女(紫野)が感じたような…」(吾郎)
DRCエシェゾー?と言われても私は分からないのですが、番組でちゃんと解説してくれました。
DRCとは「Domaine de la Romanee-Conti」(ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ)の略で、あの有名な「ロマネコンティ」を作っている会社。他にも何種類かのワインを作っており、DRCエシェゾーはその内の一つなのだそうです。年間生産数1~2万本、価格帯は10~20万円程度という、最高級ワインなのだとか。
主人公紫野がDRCエシェゾーを初めて飲んだ時の感想部分を吾郎が朗読。味の独特の表現が樹林作品の特徴になっています。

ふいに目の前が明るくなった気がした。まぶしさに目を閉じると、瞼の裏に花畑の幻想が拡がっていた。
無数の大柄な花々が咲き誇る畑の真ん中に、まっすぐに延びる道が続いている。どこまでも続く道を歩くと、傍らに自生するハーブの匂いが風に乗って通り過ぎていく。
向こうから籠を提げた少女が歩いてくる。日除けの白い帽子。
そこから覗く表情は微笑みかけているようだ。
すれ違いざまに籠の中を覗き見ると、そこにはたくさんのフルーツ。
フレッシュな苺、ラズベリー、ブラッドオレンジもある。
思わず振り返ると少女は立ち止まり、苺を一つ差し出した。
受け取って口に含むとそれは、思い出のように甘く、そして切なかった…。


「切ないんだ、やっぱり。」(吾郎)
「ブルゴーニュですからね…。」(樹林さん)
「少女が歩いてくる…。すごいですよね、苺一つくれるんですよ。」外山さんが反芻するように言いました。
「余韻が長いから時間があるって事なんですよね。その間あたかも人が近づいてくるのを見るような、そういう余韻の長さを表現したかった。流れる映画の映像のような感じ。」(樹林さん)
「そうですね、ブルゴーニュのワインって、ほんとにすごいんですよ。」吾郎もしみじみと言いました。(そのすごさが私には分かりませんが。)
樹林さんの表現の特徴は、ワインの余韻をワインとは直接関係の無い絵画や音楽でも表すこと。「神の雫」ではエレガントなワインはクレオパトラに例えられ、一口飲んだ光景が数ページにわたって続くこともあります。
「いろいろな表現の仕方があるじゃないですか。それは昔からそういう表現の仕方をなさってたんですか?」(外山さん)
「打ち合わせをしてて『ガソリン欲しいよね、夜中だし』となって、当時1000本単位であった自分たちのワインの中から飲み始めるじゃないですか。すると何か言いたくなりますよね。『このワインは男かな女かな』みたいな。『いやこれは女でしょ。黒髪の…』『そうだよね』『黒い目浅黒い肌』『だよね』『肉感的な』『だよね』…って言ってるだけで今1本のワインが浮かんでるんですけど…そんなような事を始めたんですよ。それをやっているうちに段々人から景色とか絵画とかになっていって、ある時『これ、このまま漫画に出来るんじゃないかな?漫画にしようぜ』ってなったんです。本気か?って思いましたけど。」(樹林さん)
「いやあ、ゴロウ・デラックスでもワイン会を開きたいですね。」(吾郎)
「いいですね、何かワイン持ってきますよ。」(樹林さん)
「すごく沢山、今4000本くらいもっていらっしゃるんですよね。どこに保管しているんですか?」(外山さん)
「自宅の地下のワインセラーに保管してます。」(樹林さん)
「見てみたいですね。」(吾郎)
「見てみたい?」(外山さん)「まさか?」(吾郎)「見に来ます?」(樹林さん)

ということで樹林さんのワイン御殿に潜入することに。
「神の雫」の他にも「シュート!」(SMAPで映画化されましたね♪)「金田一少年の事件簿」「GTO]など数々のヒット作を生んだ樹林さんのお宅に入った瞬間「何これー?!」と吾郎が大声を上げました。玄関からして広い!「ワイン会や収録やその他多目的に使う」というご自宅は広くてシンプルかつ豪華な造り。地下へ降りる階段にはベル・エポックのシャンパンの空き瓶が並べられています。「本当はシャンパーニュと言わないといけないんですよね」と吾郎。地下はワイン会スペースになっていて、バーカウンターも完備。「72時間ホンネテレビ」の時お邪魔したAbemaTV藤田社長の別荘とちょっと雰囲気が似ています。吾郎と外山さんは一つの部屋に入るごとに「わぁ~!」と歓声を上げています。そしていよいよ目的地(?)に到着。
「ではワインセラーを見せていただけますか?」(外山さん)
「しーっ、静かにね」(樹林さん)「ワインが起きちゃうから」(吾郎)「寝ているんですよね」(外山さん)
樹林さんはおもむろにセラーのドアを開けました。ドアは小さめで吾郎は頭をぶつけそう。
「機嫌が悪くなっちゃうから、ワインの」と吾郎は言いながらセラーに入っていきました。
「何、この量?!」と外山さんが驚いたのも無理はありません。天井まで届きそうな棚が所狭しとずらっと並び、どの棚にもぎっしりワインが収められています。
「四方八方からワインに監視されてる緊張感…僕は受け入れてもらえるのだろうか?という…」いかにもワイン好きの吾郎らしい感想です。
「吾郎さん、飲んでみたいワインとかは?」と外山さんに訊かれると
「いやあありますよ、これはオー・ブリオンですか?」と早速1本のワインに手を伸ばしました。
「先(キャップシール)で分かっちゃった。」と言う吾郎に
「すごいですね、先で分かっちゃった!」と樹林さんは驚きました。
「あの、すごく貴重なワインってどれですか?」外山さんが尋ねると
「全部貴重ですよ!」と吾郎は即答。一方樹林さんは「一番?どれだろう…」とあたりを見回して
「DRCは確かに貴重だと思いますね。後は例えばクロ・パラントゥなんかは…」と棚から取り出し「しかもこれはサインが入ってる。」と見せてくれました。「すごい!僕はうまく説明できないけど。」と吾郎。
「ブルゴーニュの神様」と言われたワイン醸造家の直筆サイン入りの「ヴォーヌ・ロマネ クロ・パラントゥ2005」はマニア垂涎のものらしく、市場価値は10~25万だそうです。
「僕の中では一番思い入れが強いワインですね。」と樹林さん。
「これ先生が流行らせたんじゃない?ブルゴーニュの伝説的ワインになってますよね。」(吾郎)
貴重なワインを見せていただき、3人はセラーの外へ。樹林さんがドアを閉めるとき吾郎は
「またあとで起こすよ~」とワインに声を掛けました。

ここから「ゴロウ・デラックス」ワイン会がスタート。「ここで一つルールがあります。」と外山さん。
それは樹林作品と同じように、様々な例えを使ってワインの味を表現すること。
「おいしい、だけじゃダメなんですね。」吾郎は唇を引き締めました。
「今回はどんなテーマでワインを選んでくださったんですか?」(外山さん)
「まず入り口として、作品に出ているワインをと思いまして…。この本の中の第一章に出てきた物。」と言いながら樹林さんは1本のワインを取り出しました。
「これはシャトー・ラグランジュ。サン・ジュリアンのワインです。」
シャトー・ラグランジュの歴史は古く、17世紀には記録が残っているそうです。しかし20世紀初頭に恐慌や戦争が相次いで経営が行き詰まりワインの質が低下してしまいました。そこに救いの手を差し伸べたのが、日本のサントリーで(←オールフリーの会社です!)1983年から経営に参画し徹底した改革を行った結果復活を遂げたのです。今回はその2009年のものを頂きます。
「これは1万円ちょっと欠けるくらい。だから例えば学生でもお金を出し合えば…。」(樹林さん)
「いいですね。それが一生忘れられないワインになるかも、と思ったら。考え方次第で。」(吾郎)
「それくらい、ものとしてはいいワインです。」樹林さんがソムリエナイフで栓を開けながら言いました。
そしてワインを飲む前に樹林さんからワンポイントアドヴァイスが。
「スワリングといってグラスを回すんですが、机から離す時は反時計方向に回すんです。これは何かあった時自分にかかるように。右回りにすると相手にかかっちゃうでしょう?だから左に回すんです。」
「なるほど。」と言いながら吾郎がさっそくグラスを回すと「もう香りがすごく開いてる。」と感心しました。
まず外山さんから感想を。一口含んでゆっくり飲み込み、一瞬考えてから
「さっきサントリーと聞いたせいかも知れないけれど、正統派という感じ。人で言ったら文武両道みたいな感じ…。小学校の時の初恋のウラくんみたいな感じ。」
「聞いてないよ。」吾郎がすかさず突っ込みました。「それ苗字?ウラくん?」
さて、ワイン大好きな吾郎はシャトー・ラグランジュの味をどう表現するのでしょうか?
「いただきます」と言って一口飲んだ吾郎は
「あ!…あっ、はい……なんかね、意外でした。(「意外?」と樹林さん)香りはすごく軽やかなんですが飲むとしっかり重厚感というか。その意外性が。意外性ですね。この意外性はですね、…僕が青山辺りのバーでちょっと苦手だなと思うような女性と知り合って、でも話す機会があって、会話をしているうちに意外にもフランス映画が好きだったり、僕の大好きなレオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」が好きだったり…どんどん話が盛り上がって、そんな見た目じゃなかったのに意外と意気投合しちゃった、みたいな」
「何カッコイイ事言ってるんですか」と今度は外山さんが突っ込み「青山のバーなんて…ホホホホホ」とついに笑ってしましました。
二人の表現を「バッチリです」とほめて下さった樹林さんが感想を。
「本と同じ事言わないようにと思ったんですけど、やっぱりこれを飲むと感じてしまうのがテノール。男性の声、高い方の、のような響きですね。やはり素敵な男性だと思う。テロワール(土地)の特徴でしょうね。オペラのテノールが響き渡る感じ。本と違うことをと思ったけれど実際に飲むとやはりそう感じますね。」
「いや、それが一番素直でいいと思います。」(吾郎)

吾郎はいつの間にか樹林さんのことを「先生」と呼んでいました。それくらい樹林さんのワインの表現は独創的でかつ気品があります。

嬉しいことに次回もワイン会♪貴重なワインが次々開栓されるそうなので楽しみです。


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最終更新日 : 2018-01-23

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