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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2017-09-28 (Thu)  08:58

少しの我慢を思い出そう (「ゴロウ・デラックス」 9/22)

オープニング。
「今日のゲストはインタビューの名手の方です。」(外山さん)
「今ご挨拶に行ったら5分くらい喋ってました。喋りたくなっちゃうんですよ。」(吾郎)
今回もとても楽しくなりそうです。

阿川佐和子さん。5年ぶり2回目の登場です。今年5月には63歳で初めてご結婚されました。インタビューの名手に今回は吾郎と外山さんが色々お話を伺います。

「ご結婚おめでとうございます。」と吾郎がまずご挨拶。でも
「結婚されないみたいな話してましたよね。結婚にはこだわらないとか。」と続けました。
「それはそう思ってた。」と阿川さんは認めましたが、結婚願望自体は昔はあったそうで
「20代半ばくらいまではあったんですけど、お見合いをしてもなかなか決まらない。どうするの?って言っているうちにTBSでお仕事を始めて、子どもが産めない歳になった時に…私子供を育てたかったので、結婚する必然が特になくてもいいかな、と思った頃には『結婚にはこだわらない』と言っていました。」と答え、次の瞬間
「どうですかそちらは?」と吾郎に質問を返しました。
「僕はもう43歳なので、今日は色々聞きたいんだよね?僕たち独身なので。」と外山さんに同意を求める吾郎。
「結婚は…いいっすよ。」と阿川さんは楽しそうに笑います。
「すごく幸せそうですね。」(吾郎)「結婚して何か変わりましたか?」(外山さん)二人は興味津々です。
「内省的にはそんなに変わらない。でも外交的に…世間とか外に対して安定するっていうか…兄弟が『姉ちゃんどうするの?俺たちが老後の面倒を見るの?』という部分も含めて、そんなに皆を安心させるんだ、という事にびっくりしました。」(阿川さん)
「僕の親の世代も言いますよね、結婚して一人前とかやっと親に認められるとか。」(吾郎)
「でも結婚しない理由はそれぞれある訳ですよね。自分が納得する理由が。」(阿川さん)
「若い時には、パートナーがいたとしても『そういう仕事(=アイドル)をやってるから』と…それはゼロではなかった。今は逆に心配されちゃうのでそれはもう平気だと思うんですけど、その間に独りで生きていく術を自分で磨けちゃって…何でも出来るので。」いつの間にか吾郎は自分の事を話していました。
「ああ、じゃあもうダメだ…。」(阿川さん)
「だから今度家にラブドール入れようかなと思うんですよ。」と冗談を言ったので阿川さんも外山さんも笑いました。
「絶対人間として成長してないと思うんですよ、43歳のわりに。ここで人間成長しなかったらダメですよね…。」と吾郎は自分を振り返り、突然
「結婚しよう」と外山さんに言いました。
その途端外山さんは固まり阿川さんは「今日はどうもありがとうございました」と言ったのがおかしかったです。

課題図書 : 「バブルノタシナミ」 阿川佐和子

バブル世代がチャーミングに歳を重ねる為の阿川さん流の知恵が詰まったエッセイ集です。
まず「バブル」とは日本人にとってどういう時代だったのか、が分かる一節を吾郎が朗読。

たまたまフランスを訪れた際、フランスに長く住む日本人女性が教えてくれたのです。
「昔、日本人と言えば集団でやってきて、横柄な態度で爆買いをしていくイメージが強く、この国の人はみんな眉をひそめていたけれど、今そういう日本人観光客は少なくなったって。東日本大震災の時の毅然とした姿にも感動したというフランス人は今けっこう多いですよ。」
そう言われた途端嬉しくなり、同時に緊張感が走りました。
無作法な事していないか、自分は?


バブルとは1980年代後半~1990年代初頭に起こった未曽有の好景気の事で、「お金を使う事が正義」という価値観が蔓延した狂乱の数年間でしたが、阿川さんはTBSの情報番組でアシスタントを務めていて、アゲアゲな思い出は全然無かったそうです。
「番組が悪かったのかな?(笑)予算が膨らんだ話は1回も聞いたことがないし、日日のお給金を頂いてたんですけど、『阿川さん悪いね、予算の小さい番組で。今度外回りのレポートした時に1000円あげるから。』『やった!』なんて言っていましたから。…僕はデビューしてたでしょ?」(阿川さん)
「僕は(SMAP結成が)88年なので、このテレビ局に初めて来たのは89年でもう『ザ・ベストテン』が終わりそうな頃だったんです。先輩に光GENJIがいて、ジャニーズJr.としてここに来たのが初めてで。だからバブルとはすれ違いなんですよね。」(吾郎)
「SMAPは最初全然売れなかったから。」(阿川さん)
「そう、バブルが終わったくらいから僕らが出てきたイメージがあると思うんで。デビューが91年なので。」(吾郎)
「アフターバブルチームだったのね。」(阿川さん)
「でも91年には武道館で初めてのコンサートしてますよね。」資料を見ながら外山さんが言いました。
「バブルじゃないですか」吾郎は苦笑しました。「でも忙しすぎて遊んでる時間もなかったので。」
「お小遣いは貰わなかったの?」(阿川さん)
「お酒も飲まない、17歳ですから。夜の街にも行かないじゃないですか。」(吾郎)
「だからお金が貯まっちゃって、最初に買った車が」(外山さん)
「マセラティ。…バブルじゃん!」(吾郎)
「マセラティが最初の車なんですか?!」阿川さんは驚きました。
「ええ…僕が19歳くらいの時で。」(吾郎)
「このバブル男が!」と阿川さんは思い切り突っ込みました。

バブル世代でありながら阿川さんは自他ともに認める「アンチバブル」。お父様で作家の阿川弘之さんから「贅沢は敵だ」と厳しく教えられたからだそうです。
「バブルノタシナミ」にはお父様の忘れられないエピソードも書かれています。
「小学校に入るか入らないかの頃にどこかでイチゴを頂いた。ちょうどそのちょっと前に生クリームのショートケーキを頂いて。当時生クリームは珍しかったんです、バタークリームしかなくて。で(生クリームのケーキが)「なんて夢のようにおいしいんだろう!」と思った経験があったので「このイチゴは生クリームで食べたい」とポロッと言っちゃったんです。そしたら父が『なんだと!なんという贅沢を言う娘なんだ。どういうつもりでそんな事を言うんだ!』とぐわーと言われて、泣きに泣いて、そのイチゴは牛乳で食べたんですけど。そう言うので怒られるから『贅沢をすると罰が当たる』という感覚があるのかもしれないですね。」
吾郎は「厳しいなー」と驚きながらも「いや素晴らしいことだと思いますよ。」と言いました。それに対して阿川さんは
「素晴らしいかどうかは…。ケチと言われてますが。でもドカーンと買っちゃうこともあるんですよ。友達とイタリア旅行した時にせっかくだからブランド品を買って、ホテルに帰ってその日買ったものを並べた時に涙が出てきて、『なんでこんなに買う必要があったんだろうか』と。」
「絶対お父さんのトラウマですよ。」と吾郎は言いましたが「でもご自身ではケチって言っていますけど、そういう堅実な部分もあるからこそイタリアでバーンと買った時に楽しいじゃないですか。」とフォローしました。
「すごく物を大事にしていらっしゃいますよね。」(外山さん)
「もったいないじゃないですか。だからサランラップも2回使うしね。」(阿川さん)
「湯船浸かって1回で流す時ちょっと心痛くならない?」(吾郎)
「私流さない。でもその翌日に入る機会を失って翌々日になったら、ぬめーっとしてる(笑)。」(阿川さん)
「そう、僕も流さないです…。でもぬめーっとなったら…。」(吾郎)
「だったら流しときゃ良かった、って…(笑)」(阿川さん)「そうそう、一緒ですよね。」(吾郎)
「だったら紙袋問題は?包装紙リボン問題。」(阿川さん)
吾郎は紙袋は捨てられないが、包装紙やリボンは捨てているそうです。
「最近の紙袋はすごく素敵なデザインだから捨てられなくて、取っておくと棚いっぱい紙袋になる。」と阿川さん。
「それは結婚してて問題にならないんですか?パートナーの方とは?」(吾郎)
「うーん、だいぶ文句言ってるけど。」(阿川さん)

「そういう価値観って変えられないじゃないですか。そういう事を言ってるんですよ、僕らが40過ぎてこれから結婚する時に…」(吾郎)
「ああ、そういう価値観の差異が嫌?」(阿川さん)
「いや、合わせると思うんですよ相手に。」(吾郎)「でも自分の中では我慢してる?」(阿川さん)
「そう、そうするといつか爆発しちゃう。だったらはじけるバブルだったら最初から経験しなくていいんじゃないかな、と思っちゃう。」
我慢しちゃう、という吾郎に阿川さんと外山さんは「言わなきゃ」とアドバイス。さらに「僕優しいんです」という吾郎に外山さんは「こわい!そっちの方がこわい!言ってくれなきゃ。」とリアクションしました。
「嫌なのね?自分の中では。」と阿川さんは念を押しました。
「女性に言えないんですよ。押し付けられないんですよ、自分が嫌な事とか。」
「例えば?」「部屋の温度とかって、男女は合わないでしょ。女性は寒がりだし男は暑がりだし。そういうのは多分言えない。」
「言えないっていうのは…?」(阿川さん)「だったら一人の方がいい。」(吾郎)
「カギはここに置くと決めたとか?」(阿川さん)「決めたいですね…決めたいなー。冷蔵庫の中も、ただぐちゃぐちゃした緩い感じが嫌だ。」(吾郎)
「私と結婚できない(笑)。」(阿川さん)
「(結婚)出来ないでしょ、僕と。」と吾郎が外山さんに聞くと
「やってくださるんだったら別にいいですけど。」と外山さんは答えて笑い出しました。
「髪の毛とか落ちて気にしない人、結構いる。女の人は多分気が付かない人多いと思う。」と吾郎が言うと阿川さんは
「でも言われると『いけないことなんだ』と気が付く。」と冷静に答えました。
「そういう事って女性が一番言われたくないことじゃないですか。綺麗に片付けろよ、とかごみを落とすなよ、とか女性としてプライド傷つきませんか?」(吾郎)
「全然」阿川さんは即答し「それは考え過ぎ」と外山さんも同意しました。
「あ、それが嫌いなんだ、って分かった方が楽になると思う。」(阿川さん)
「言わなかったら我慢の一方。だから爆発する。」(外山さん)
「5年くらい我慢してから『あの時の君の髪の毛の始末が嫌だった』とか言われても…」(阿川さん)「『言ってよあの時!』ってなりますよ、ねえ。」(外山さん)
女性陣2人に言われて吾郎は考え込みました。
「人間はみんな違う、何が心地良いとか心地悪いとか。」(阿川さん)
「違いますよね。」(吾郎)
「男の人は電気つけっぱなしが好きだし…」(阿川さん)
「僕みたいに暗いのが好きで楽屋なんか占いの館みたいですよ。」(吾郎)
「えええ?!どうして電気つけないの?」(阿川さん)
「暗いのが好きなんですよ。」(吾郎)「家でも?食事する時は?」(阿川さん)「スポットライトだけ当てる(笑)」(吾郎)
「でも好きな女の子に『私明るい部屋でご飯食べたい』と言われたら…」(阿川さん)
「それはいいと思っちゃう。好きな子が明るい部屋でご飯食べたいというんだからいいんだろうなと、それは本気で思っちゃうんです。」(吾郎)
「そこが優しいのね。」(阿川さん)
「でもそれを続けているうちに嫌になってくる。」と吾郎が言ったので外山さんはまた笑いだしました。
「それが嫌になったんじゃなくて、女の子が嫌になってるだけじゃないの?」と阿川さんは鋭く指摘しました。
「それもあるのかなあ…。誰か紹介してくださいよ。」
「えー、難しすぎて紹介できない。」と阿川さんは言いましたが隣の外山さんを見て「この人どうですか?」と聞きました。
「なんか楽な気がしてきた、外山さんが。だって僕が自分でやればいいんでしょ?」(吾郎)
「同じ人同士だと成立しないでしょ」(阿川さん)
「違う所は持っていたいですよ、自分が神経質だったらおおらかなところを持っている人に惹かれる、みたいな。」とそこまで言うと吾郎は一瞬考え、外山さんに向かい
「結婚しよう」
と一言。外山さんはただ笑うしかありません。とそこで
「僕今ゲストになってる。」と吾郎は気づき、本の話題に戻りました。

可愛く歳を重ねる阿川さんにとって品格とは何か?という部分を外山さんが朗読。

品格とは自らにはめるタガである。
金を持っている者がことさらに威張り散らし、金のない者は世の理不尽に憤る。
子供は「金持ちになりたい」と憧れ、若い女性は容姿と性格を二の次にしても「金持ちと結婚したい」と夢を抱く。
金があるからこそこんなことができたと自慢し、金がない者は死ぬしかないと悲観する。
どの気持ちにも真実はあり正論は存在する。
でもそこにかすかな「我慢」という調味料を振りかけた時、人の品格は芽を吹くのではないだろうか。


「素晴らしい!」(吾郎)
「いやいや、私が出来てないんですよ。」(阿川さん)「でもこれ、できてる人いないんじゃないですか?」(吾郎)
「例えば少し年配の方で、すごく暑くて汗かいてるのに上着を脱がない人がいたりする。やっぱり昔の教育は、女性がいる場所で上着を脱ぐのは失礼である、という事をおっしゃって。私なんて、暑いとおしぼりで顔を拭きたくなるんですけど(笑)、あと腰が痛いから椅子に座ると足を上げたくなるんですけど、『あ、この場ではやっちゃいけないな』とか。『友達と喋っているこの口調で年配の方々がいる場で喋っちゃいけないな』とか、『我慢我慢』という場がたくさんある。でも『そんなの気にしないでいい』って時代が長くなると”いけないこと”という意識もなくなるし…。やはり品格って我慢だな、と。」(阿川さん)
「意識だけはちゃんと持たないと。いや意識だけじゃダメなんだけど…。自分でダメだなって思います。」と吾郎は反省しました。
「どこがダメなんですか?」とすかさず阿川さん。さすがインタビューの名手です。
「僕結構せっかちですし、イライラしますし。」(吾郎)「イライラするの?」(阿川さん)
「ダメな人に対してイラっとするんですよ。」(吾郎)「ダメって?」(阿川さん)
「何でこれが出来ないのかなって。あるじゃないですか、生きているとそういう事って。でも自分もできているかと言われたらできてないんですけど。」(吾郎)
阿川さんは目を輝かせて吾郎の話を聞き、それからこんな話を始めました。
「お店でね、すごい騒いでいる人達がいたの。周りが迷惑してるって分かんないのかなってずっとガンつけてたの。(なんなのよ!)って感じで怒っていたらお店の人が気が付いて、その人たちが帰った後に『どうも申し訳ありませんでした』って。『あなたが謝る事じゃないでしょう』って言って。それから1週間後くらいに別の小さなイタリアンレストランで、一緒にいた女がうるさかったんだけど私もつい酔っぱらって調子に乗ってたら、お店の人が来て『もう少し静かにしてください』って言われて『どうもすみません』…。」
「あ、言われたんだ。」(吾郎)
「自分はやっている事に気付きにくいんですよね。だから言わなきゃダメ、彼女に。」(阿川さん)
「彼女に?!」と吾郎はちょっと驚きまた少し考えました。
「お店でうるさいお客さんがいるんだったらそんなの気にしないような心の持ち主に本当はなりたい。それで店員さんが『すみませんでした』って後から謝ってきたら、なんて俺は悪い事をしてしまったんだ、それが店員さんに伝わってしまったんだ。だったら怒んなきゃいいのに、むしろその店に行かなきゃいいのに。って思う。」
「ほんとうは直接」(阿川さん)「言っちゃっていいんですか?」(外山さん)
「(掛け声をかけるような軽い調子で)『うるさいよ』って。」(阿川さん)
「言っちゃっていいんですかね。」(吾郎)
「稲垣さんなんてね、『うるさい』なんて言ったら翌日ネットニュースですよね。だから我慢しなきゃいけないことがいっぱいあって。」(阿川さん)
「可哀相。」と阿川さんと外山さんが声を揃えたので吾郎はちょっと戸惑いました。
「すみません、話が脱線しちゃって。本のお話できましたか?」と締めに入ると
「十分頂きました。世界文化社から出している『バブルノタシナミ』、おばさんの愚痴と言ってもよい本ではありますが、お気に召しましたらお手に取ってお買い上げ頂ければと存じます。本日はどうもありがとうございました。」と阿川さんが早口でまとめたので
「あのー、僕がいるんですけど」とAD山田くんが入ってきて、消しゴムはんこを披露しました。頬杖をついてワインを飲んでいるとても雰囲気のある作品なので阿川さんは感心していました。


私はバブルが始まった頃に会社員をしていましたが、確かにあの時代普通のOLの間でも株ブームが起こったりして、人々の欲望がむき出しになった感じがしました。その後長い不況になって今に至っているわけですが、その気分だけは今も残っているのかもしれません。「我慢」という調味料を加えてもっと魅力ある人間を目指したいですね。


拍手ありがとうございます

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最終更新日 : 2017-09-28

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