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Walking with GORO

稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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2017-09-13 (Wed)  11:09

ラブドールが生む不思議な世界 (「ゴロウ・デラックス」 9/8)

今回のゲストさんも吾郎をよく知っていらっしゃる方なので楽しかったです。

オープニング。吾郎の目がキラキラと輝いています。
「今日は写真を撮り続けて50年以上、出した写真集が300冊以上という、伝説の写真家が出て下さいます。」(外山さん)
「はい。やっと出て頂いたという感じ。色んな有名な方を撮ったという事で貴重な裏話を聴かせて頂きましょう。」(吾郎)

今回のゲストは皆さんご存知、篠山紀信さん。50年以上にわたって著名人を撮り続けてきた伝説の写真家です。

「呼んでくださってありがたいです。この番組は出版界では評判の番組で本を出すとみんな出たがってるんですって。なかなか出られないから『今日はお前頑張ってこい』って出版社に言われました。」と篠山さんに言われ、
「光栄です。ありがとうございます。」と外山さんも吾郎も嬉しそうです。
吾郎が篠山さんに撮って頂いた「家庭画報」(2017年4月号)の話題になり
「嬉しかったです。昔からお世話になっている先生なので。10代の頃から…19歳ですよ、初めてお会いした時が。19、はたちの頃に篠山さんのスタジオに行って…、上半身ヌードみたいな感じだった。」(吾郎)「へー!」(外山さん)
篠山さんはハハハと愉快そうに笑いました。
「で、篠山さんがスタジオに入ってくる前に、軽く筋トレをしといてくれ、腕立て伏せとかしてパンプアップしといてくれと言われて、それで写真を撮って頂いたんですけどね。」
と吾郎自身から興味深い裏話が聞けたのですが、欲を言えばその上半身ヌードの写真も見せてほしかったです(笑)。
因みに19歳から吾郎を撮っている篠山さんならではの撮影方法があるそうで、
「吾郎さんってスタティック(静的)なイメージが似合いそうな感じだけど、僕は『跳んで!』とか『回って!』とかいろいろ動いてもらってる。」
「そうそう、僕は動くのがあまり得意ではないので、しっとりと椅子に座って撮る方が楽だし慣れている。」
「でも吾郎ちゃんは男前だし、静かにしてると自分のポーズをするんですよ。絶対いい男に取れるところを知ってるし。でもそれにハマるのが悔しいから私は。」そこで「稲垣吾郎はとにかく動かす!」という撮影術になるのですね。さらに
「ジャンプというのは本当にその人の性格が出る」そうで
「僕はジャンプは苦手なんですけど」と吾郎が言うと
「その苦手感が出るのが良い。」と篠山さん。吾郎も「苦手」と言いながら篠山さんを全面的に信頼しているそうです。
「撮影に時間はどれくらいかけるんですか?」と外山さんが訊くと
「写真は早く撮らなきゃダメなんですよ。だって1回跳ぶだけでも双頭エネルギー要りますよ。その瞬間に撮らなきゃ。」(篠山さん)
「なんか早い印象があります、」(吾郎)
「1回目が一番良い写真が撮れる確率が高い。1回目というのが自分がよく出るんだね、無防備に。」(篠山さん)

課題図書 : 「LOVE DOLL X SHINOYAMA KISHIN」 篠山紀信

等身大の女性の人形であるラブドールを人間を撮る手法で撮影した、篠山さんの新境地といえる写真集です。
ラブドールとは等身大の女性の形をした人形の中でもボディが高価なシリコンなどで作られている物で、日本では毎年約400体が売れていてお値段は役26万円からという高級品。本物の女性と見まごうばかりに精巧に作られています。
篠山さんがラブドールを撮ったきっかけは意外な方からのオファーでした。
日本の古い人形について本を書いていらっしゃる明治学院大学の山下裕二教授がラブドールで写真集を作ろうと考え、
「じゃあ篠山に頼もう、という事になった。」のだそうです。
その山下教授がこの写真集について書いた部分を吾郎が朗読。

全く予備知識なくこの写真集を開いた人は、はたしてここに写されている物を何だと思われるだろうか。
裸の女性……だが、ページを繰っていくうちに、ほとんどが生身の女性ではないことに徐々に気付かれるかもしれない。
そして、ところどころに、生身の女性も交じっている事に。
そう、この写真集は、オリエント工業が製造するいわゆるラブドールを、写真家・篠山紀信が撮り下ろしたものなのである。
時に生身のモデルも交えながら。
篠山紀信が撮るラブドールは、この写真集で、まさに生身の女性と見まがうほどの画像として読者に提示される。
多くの読者は「工業製品」が「アート作品」を凌駕するほどのクオリティーを獲得している事に驚嘆されるに違いない。


「家に欲しいよね。」吾郎の発言に一瞬ドキリとしましたが「癒される。男性なら絶対欲しいと思うバランスだよね。」とさらりと続け、外山さんも「ほんとにそうだと思いますよ。」と同意しました。
篠山さんは今までに、四谷シモンさんの作品など、アートとしての人形は撮影した経験がありますが、
「ラブドールというのは要するにお人形とセックスをする、だから性の道具ですよ。昔はゴムまりみたいだったのが今はシリコンで出来ているとか、何十年も経つうちに本当に人間じゃないかなって思うくらい精巧なお人形になってきて。そこにAIとか埋め込んだら人間よりもしかしたら勝っちゃうかもしれない。」
「SF映画でよくあるような…。」(吾郎)
「そうそう、SF映画だと人間が排除されちゃって、人間の方が僕みたいになっちゃう。で、初めてドールを撮った時には(やっぱりよくできてるな、かわいいな)と思って。普通人形を撮る時には人形を撮る用のライティングがあるんですけど、僕は人間を撮るようなライティングで撮った。」(篠山さん)
「あ、人形と人間ではライティングが違うんですか!」(吾郎)
「そう。だから人間を撮るような柔らかい光で包みながら人形を撮っていると、本当に一瞬『え?生きてるんじゃないの?』と思える瞬間が現れるんですよ。」(篠山さん)
「本当にそう思いました。」(吾郎)
ここからは実際の写真を見ながら篠山流撮影術を解説して頂きました。どれも現実と夢の間のような不思議な作品で、今までにない感覚で感じ取るような写真です。
【撮影術その1】 人形は人らしく、人は人形らしく撮影
「これびっくりしちゃいました!」と外山さんが言ったのは部屋の中に3人のラブドールがいる写真…と思ったら
「これ、一番奥にいる真ん中の女性だけが人間なんです。人が人形っぽくやって、人形はなるべく人間のように。」(篠山さん)
因みにこの女性はモデルさんではなく編集者の方だそうです。「えー!!」と吾郎はびっくり。
「すごい人形っぽい人だったんですよ。それで『モデルやってよ』と言ったらてっきり裸になると思われて『とんでもございません!!』って言われちゃって。『いや裸じゃないから。いいからいいから。』と言って…。元々人形っぽい人なんだけど、より人形のようにふーっと力抜けた感じでそこにいる風にしてもらって。で人形はなるべく人間っぽく。」(篠山さん)
「そこにお人形っぽい方がいらっしゃらなかったら、まだ違ったんですね。」(外山さん)
「違ったでしょうね。こういう風には撮らなかったかもしれない。」(篠山さん)
写真はたまたまだから面白い、と篠山さんは言います。天気もモデルもその日によって違うから「一期一会」だと。
【撮影術その2】 撮影場所の下見はしない。
次のは、薄暗い地下道の様な所でラブドールに裸の女性が「壁ドン」をしている写真です。これは廃墟で撮ったそうで、
「場所とこの子たちがマッチしていないと写真として面白くないんですよ。」と篠山さん。かといって「人通りが多い所でこんな事をすると警察が来ちゃう。」
色々と制約が多い中「敢えてロケハンはしない。」撮影場所の資料を見て、後は実際にそこに行って光の具合などを見て「ここに人間と人形を置いたら写真的には面白いな、という事でやってる。」のだそうです。
「だって、(ロケハンをして)いいなあ、この雨の中で人形の顔に雨のしずくが…と思っても撮影当日晴れていたらどうしますか?僕は全天候カメラマンということで何でもやっちゃう。どんな時でも。」(篠山さん)
「同じ時はないわけですね、人も自然も。」吾郎は写真集を熱心にめくりながら言いました。
【撮影術その3】 ラブドールも人間も表情は自分で見つけに行く。
ポスターにも表紙にもなったラブドールの写真。全体が青い画面で引き込まれるような表情をしています。ラブドールは目は動きますが瞼を閉じる事は出来ないそうです。
「人形だから、もうちょっとこっち見せて、っていうのも自分で決めなきゃいけないんですよね。」(外山さん)
「うん、でも人形の目を無理して動かすよりも、お人形がふーっと見てたら、その見ている所へ僕が行けば良いわけ。人形なんだけど半分生きている人間みたいな気持ちで撮るわけですよ。横顔が綺麗だなと思ったら僕がそこへ行って撮る。…優しいんですよ。」篠山さんはそういうと笑いました。
「好きになっちゃいますね。写真撮っていると。あまりにも綺麗で。」と吾郎が写真集を見ながら言うと
「うん、でも僕は生きている方が好きだけどね。」と篠山さんはまた笑わせました。
「解説を聞きながら写真集を見ることってできないからね。」と吾郎。確かにとても贅沢な経験ですね。
「ラブドールのロケに行きたい、篠山さんと。」と吾郎が意外な事を言いました。
「だったらもう使っちゃいますよ。吾郎ちゃんを。だってもうお人形だもん。ちょっと動かないで…。」と篠山さんが言い、吾郎が少し首を傾けてピタリと止まると
「ほらもうそのままだ。」(篠山さん)「じゃあ今度楽しみに・・・。」(外山さん)
「使ってください。」と吾郎。篠山さんとまたお仕事が出来ると良いですね。

篠山さんの長い写真家人生の中で特に印象深い写真についても伺いました。
先ずは「トットひとり」の表紙になった黒柳徹子さんのヌード写真。
「この間この番組にも来てくださいましたね。」と吾郎。その時この写真も紹介しましたね。1968年、黒柳さん28歳の時に撮影されたそうです。
「60年代後半から70年代にかけては本当に世の中が活性化していた時代で、新しい事をやろう、という感じがあって…唐十郎とか寺山(修司)さんとかもそうだけど…写真もそうだったんですよ。ブロードウェイでは『ヘアー』という全裸で踊るミュージカルもあって、裸に対してタブー視されていたのを取り払って自由になろうよ、という感じが世の中にあった。それで『やってみない?』と声をかけるといろんな人がその時代やってくれたんです。」その一人が黒柳さんだったのです。
「当時としては結構衝撃的なセミヌードですよね。今ではアイドルの子でも手で胸を隠してやっちゃったりするけど。」(吾郎)
「大衝撃でしたよ。でもこれはまだ穏便な方でお尻の出ているような写真もありますよ。」と篠山さんは言い
「黒柳さんの、こういう時代にこういう事にどんどん自分からアグレッシブに行く、そういう気持ちが素晴らしいですよ。」と褒めました。
「ご本人もこの写真をとても気に入ってらして。この番組でもその話をしていらしてましたよ。」と吾郎が言うと篠山さんは嬉しかったのか
「じゃ、これはとっておきの話だけど」と前置きしてこんな話をしてくださいました。
「この時メイクルームに様子を見に行ったの。『大丈夫?』って。そしたら右のおっぱいか左のおっぱいか忘れたけど、セロテープで止めてるの。」
「寄せてるんですね。」(吾郎)
「そう、『こっちが小さい』とか言って寄せてる。『大丈夫、私のレンズは魔法のレンズで、ちゃんと綺麗に撮れるから。』と言って撮った。」(篠山さん)
因みに篠山さんは「徹子の部屋」に何度も出演されていますが、その度にこの写真の話になるそうです。

今回はここまで。次回(と言っても明日ですが)は篠山紀信さんの第2夜。山口百恵さん、ジョン・レノン、三島由紀夫などとの思い出を話してくださるそうです。注目ですね。


拍手ありがとうございます
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最終更新日 : 2017-09-17

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