アイドルから梨園の妻へ (「ゴロウ・デラックス」 2/10)

オープニング。
「今日は、人気アイドルから一転歌舞伎界に嫁がれた梨園の奥様です。」(外山さん)
「梨園の奥様とお話するってめったにないですよ。(外山さんを見て)絶対できないよね(笑)。」(吾郎)
「え?私ですか?言うまでもないですよ。」(外山さん)
相変わらず遠慮のない吾郎と堂々と受け流す外山さんです。

「この方すごいよねえ。」と吾郎は席に着くなり言いました。
「すごいですよ!大変だけど疲れ切っている姿を全く感じさせない。」と外山さんも絶賛です。
今回のゲストは三田寛子さん(51歳)。1981年15歳の時「2年B組仙八先生」でデビュー。翌年レコードデビューしアイドルブームを牽引しました。25歳で中村芝翫(当時橋之助)さんと結婚。今年結婚25周年を迎えるとともに歌舞伎界初親子4人同時襲名を支える多忙な毎日を送っています。歌舞伎界のしきたりの中で奮闘する梨園の妻の日々を綴ったのが今回の課題図書です。

課題図書 : 「銀婚式」 三田寛子

三田さんは春を先取りしたような淡い色合いのお着物で登場しました。立ち居振る舞いも優雅な梨園の奥様です。
「芸能界は「学校」で教えてもらうことが多かったんですけど、歌舞伎界は「会社」ですね。成駒屋という会社の新入社員。知らないことばかりで一から教えていただく感じでした。」と三田さんは言います。
芝翫さんとは映画などでの共演で出会い愛を深めていきましたが結婚に至るまでには苦労がありました。
 「『結婚を前提にして真面目にお付き合いしたい』と言われたんですが、まだ若手の歌舞伎役者だった為、結婚してもいい、と周りに言ってもらえる環境になるまではご両親に紹介してもらえなかったんです。家の近くまで車で送って行っても家には入れてもらえなかったですね。結婚まで3年半かかりました。」(三田さん)
「長いよね、3年半かかるんだね。」(吾郎)「まだ21歳でしたから。」(三田さん)

ここで吾郎の朗読。梨園の妻としての心構えについて。新しい世界になかなかなじめず苦労していた時お父様に言われて心に残っている言葉は「つらあかりから舞台側は役者の仕事、つらあかりから客席側はあなたの仕事です」。つらあかりとは舞台の一番前にある照明で舞台と客席との境目にある。舞台でいい芝居をするのが役者の仕事で、客席側の事を全て取り仕切り役者がいい芝居ができるよう支えるのが妻の仕事。夫がいくらいい芝居をしても私に粗相があれば夫や成駒屋の看板に泥を塗ることになる。夫を支える責任の重さを痛感した。
「今までとは逆の立場ですよね。今迄は舞台に出る側だったんですものね。」(外山さん)
「そうですね。今迄は周りの方が全部色々な準備をしてくれて最後に「寛子がんばれ!」と背中をポンと押してくれて舞台に出ていって一生懸命やる感じだったんですが、結婚してからは今まで自分がやってもらっていた分プラス、歌舞伎界独特の、女の人が男の人を支えるいろんな役割を肝に銘じて支えていかなきゃいけない。」180度逆の立場になったんですね。
「夫がすごく頑張っている姿を目の当たりにするんですよ。すると自然にヨイショと腰が上がって、「私も何かしてあげたい」と動こうというエネルギーがみなぎってくるんですよ。男尊女卑とかではなくて、何でしょうね、愛情でしょうかね。」(三田さん)
「それだけ歌舞伎役者さんって大変なんだね。」(吾郎)
ここからは本の内容に沿って梨園の妻のしきたりを見ていきます。
梨園の妻の習わし1. .「亭主関白は当たり前」
「例えば男の人は荷物一つ持たない。次の日の芝居に差し障るといけないから、女の人が荷物を全部持つ。夫は普段は優しい人なので二人だけの時は持ってくれるんですけど、(人目がある所では)『君が悪く言われるといけないから、周りの人が見ているから、ここは君が持った方がいいと思うよ。』と渡されるんですね。」(三田さん)
「芝居について意見やアドバイスするのもいけないんですよね?」(吾郎)
「それはもうタブーですね。(結婚してすぐの頃)私が軽い気持ちで、帰ってきた夫に「どうだった?」「あそこはこれでこれでこういう風にした方がいいかな~?」と言ったら夫が「ん~」と暗くなって。翌日お母様にその話をしたら「バカね、そんな事言っちゃダメよ。私も男の子二人を役者に育てたけど、芝居の話をしたら素人は黙ってろ!と言われたのよ、そういうもんよ。だから素人のあなたが口を出しちゃダメ。」と教えて下さって。だからその日から私は何も言わない。」(三田さん)
梨園の妻の習わし2. 「劇場への送迎も妻の役目」
三田さんはそれまで事務所の車で送迎してもらっていたので、結婚当初は「え?私が運転?」と驚いたそうです。
「でもこれには理由があって。行くまでに声出しとかしたいから、タクシーや電車ではダメなんです。でも私の運転が余程怖かったのか、夫は結婚してから免許を取って自分で運転するようになりました(笑)」(三田さん)
「運転怖そうですもんね。」吾郎、そこは突っ込まない方が…(汗)。

ここで外山さんがフリップを取り出しました。結婚当初の三田さんの一日を円グラフにしたものです。
「本当に多忙を極めていたんですよね。だって夜3時に寝るでしょ、で7時に起きる。」と外山さんが説明すると
「3時?3時?!」吾郎の声が思わず裏返りました。
「劇場に4回行ってる!その往復だけでも…。」(外山さん)
「ご飯をちゃんと食べる暇もないくらい。でもお母様がやっているのを脇で見てますからね、『私にはできません』とは言えなかったですね。『やるしかないんだ!』と。」(三田さん)
そして昨年親子4人同時襲名という大仕事に取り組みました。ごひいき筋へのあいさつ回りから記念品やパーティの準備その他、襲名披露の準備は命を削ると言われるほどの激務です。しかも同時に4人も!
「親子4人同時襲名というのは多分歌舞伎界で初めてじゃないかと言われました。お着物にしても、季節をまたぎますから、夏物、合物、冬物と4着くらい必要で、それが4人分ですから全部で16着…。もうどうなるんだろうと思いました。」(三田さん)それを聞いただけでも目が回りそうです。

そして今年1月2日の大阪松竹座襲名披露公演での三田さんの仕事ぶりを撮影してきて頂いたので、スタジオで拝見しました。
襲名披露公演での梨園の妻の務めは
1. お弁当を準備し共演する先輩方へ配る。口上に出て頂いた先輩方の楽屋へ行ってご挨拶。
2. お客様へのご挨拶。ロビーへ出て総支配人や劇場関係者の方々にもご挨拶。「襲名の受付が端っこにありますので、そこで切符をお渡ししたり」(三田さん)。もちろん終始笑顔。
それから劇場内の売店では公演関連グッズを売っていますが
3. グッズのデザインや手配・発注。今回の襲名披露公演では、三田さんは成駒屋のタオルをデザインしました。その他にもカレンダーや飴やマグカップなど、色々なグッズを用意しています。
そして襲名披露で欠かせないのが「お祝い幕」。通常の公演では「定式幕」という3色の幕が使われますが、襲名披露公演では「お祝い幕」という特別の幕が御贔屓筋から贈られます。そこで
4. 役者・デザイナーと「お祝い幕」のデザイン決め。
「今回は佐藤可士和さんにお願いしました。去年10月・11月の東京公演と今年1月の大阪公演とでは違うものをデザインして頂いてます。」(三田さん)
「ひと月ごとに変えるんですね!」(外山さん)
「ええ。ひと月使っているとボロボロになるんです。佐藤可士和さんは同年代でプライベートでも仲良くさせて頂いているので、どんなものが良いでしょうと相談に行ったら、佐藤さんが議長のようになってみんなのアイディアを集めて膨らませてこういう物を作って下さったんです。皆さんに斬新だと言って頂けて…。」(三田さん)
「歌舞伎では見た事ない色使いですよね。」と吾郎が言いました。佐藤可士和さんと言えばSMAPもCDジャケットなどのデザインで大変お世話になりましたね。ちょっとつながりを感じて嬉しかったです。

話は変わって。
「本のタイトルが『銀婚式』なので、三田さんに内緒でご主人の芝翫さんにアンケートを…。」と外山さんが言うと
「大丈夫かなあ。」と三田さんは少し照れました。

Q. 結婚生活25年を振り返り、夫だからこそ知る妻三田寛子さんはどんな方ですか?
A. 25年前、敦子(本名)と2人で出発しました。なかなか子供に恵まれず、妻は随分と辛い思いをした時期もありましたが、後に長男が生まれ、次男、三男と子宝に恵まれ、その子供たちも歌舞伎俳優として舞台に立たせて頂けるようになりました振り返れば休む間もなくずっと、走り続けながら私たちを支えて来てくれました。常に明るく、前向きな敦子にいつも助けられ、励まされています。この襲名を機に子供たちと共に大きく飛躍できるよう精進してまいりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
Q. 直して欲しいことはありますか?
A. 特にありませんが、睡眠時間が少ないのが心配です。特に一昨年秋の襲名発表以降、準備に終われ、徹夜を繰り返している事も多かったようですし、公演中の今も寝ている所をあまり見ないので、とにかく健康の為にも睡眠をしっかり取って下さい。

外山さんが読むのを頷きながら聞いていた吾郎は「お人柄が伝わってきますね。」とにっこりしました。
「主人は口下手だし、普段こういう事は言わない人なので…。」三田さんはしみじみとしています。
「じゃ、こういうメッセージは久々?」(吾郎)
「初めてじゃないかな。(アンケートを)よく受けてくれましたね。…ありがとうございます。」三田さんは嬉しそうでした。

「で、昨年世間を騒がせる事があって、三田さんが「あとがき」を急遽直された…?」と外山さんがまた話題を変えました。(本の内容に関わる事ですが、あえてそこに触れるんですね…。)
「この本の最終入稿の時にああいう形で世間をお騒がせする事になって(苦笑)、あとがきだけでも書き直させてくださいと言って気を引き締めて全部書き直したんですけど。主人は舞台の上で精進して皆さんに可愛がって拍手していただける役者にならなきゃいけないという思いは尚一層強まったと思いますし。」(三田さん)
「ねえ、お子さんたちも楽しみだね。」と吾郎が優しく言いました。
途中で「歌舞伎見たいなぁ」とも呟いた吾郎。歌舞伎からも新しいことを吸収できるといいですね。

AD山田くんがスケッチブックを持って現れると「いつも拝見してます」と三田さんは明るく声をかけました。そう言ってくださったゲストさんは初めてかも知れません。三田さんと成駒屋の家紋を並べた消しゴムはんこを見て「すごーい!密かに楽しみにしてたんです。」と三田さんは喜んでいました。「ゴロウ・デラックス」を見て下さっているんですね。

番組の最後で、後日届いた吾郎宛てのお礼状が紹介されました。達筆です。番組出演のお礼、収録が楽しかった事、吾郎への労いなどが綴られていて
「良き春をお迎えになられます様お祈り申し上げます」
という言葉で締めくくられていました。
細やかな心遣いにあふれたお手紙で本当にありがたかったです。三田さんありがとうございます。


拍手ありがとうございます


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

はちミツ

Author:はちミツ
【注意:当ブログの内容の無断転載は禁止します。】

稲垣吾郎さん大好き、5スマ大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は24年目になります。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②吾郎出演映画「少女」は2016年10月8日公開♪
③吾郎出演ドラマ「不機嫌な果実」のDVD、Blu-RayBOXは2016年10月19日発売♪
④「ゴロウ・デラックス」(TBS)もお見逃しなく!


メールは↓へ。
walkwithgoro☆hotmail.co.jp
(☆を@に変えて下さい)

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブログパーツ
クリックで救える命がある。
リンク集
リンクなさる方はお声をかけて下さい♪
情報リンク
こちらもどうぞ♪
/div>
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる