稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

人生、何がきっかけになるか分からない (「ゴロウ・デラックス」 12/2)

オープニング。
「今日のゲストは滅多にテレビに出られない、大御所の方です。」(外山)
「失礼のないようにしないと。」と言いながらセットに上がる吾郎の後ろ姿が色っぽいです(不謹慎…)

課題図書 : 「九十歳。なにがめでたい」 佐藤愛子

今回のゲストは今年93歳の佐藤愛子さん。「イチャモンつけの元祖」が今の世相に物申した本です。
佐藤さんはお着物をきりりと着こなし優雅に登場しました。赤い口紅を差し華やかな雰囲気の方です。
 「どうぞお手柔らかに」(佐藤さん)「こちらこそどうぞお手柔らかに」(吾郎)と穏やかにご挨拶。
「少し柔らかい雰囲気の方なので安心しました。会った途端怒られそうな感じだったので。」吾郎は佐藤さんが聞き取りやすいようにゆっくりと話しかけました。
佐藤さんは1969年に「戦いすんで日が暮れて」で直木賞を受賞、筆歴67年以上著書2000冊以上の大御所作家です。テレビのトークバラエティ番組への出演は30年以上ぶりだそうです。
「どうしてこの番組に出て下さったんですか?」と吾郎。(最近ゲストさんにこの質問をする事が増えました。それだけ珍しい方が出て下さるという事ですね。)すると佐藤さんから意外な答えが。
「私『ほん怖』が好きでよく見ていたんですよ。」
「え?…心霊を検証する、僕が一番苦手とするちびっ子たちとのコミュニケーション…」と吾郎は戸惑い「え、そうなんですか?」と外山さんは意外そう。
「下手なんですよ、子ども…」(吾郎)
「そうだろうと思う」(佐藤さん)「バレました?」(吾郎)
「それでもね真面目にやっておられて、困ったような困らないような、しかしそれでも頑張ろうという感じがとても面白かったんですよ。」(佐藤さん)
「良かった、そう言って頂けると嬉しいですね」(吾郎)
「楽にお話しできるだろうなぁという感じがあったんですよ、ゴロウさんなら。(吾郎軽くお辞儀)中居さんの場合は観てる分にはとても面白い、ウィットがあって当意即妙で。でもお相手するには疲れるかな、と。」
(佐藤さん)
「あ~、その通り!」と吾郎はカメラ目線で悪戯っぽく言いました。
「この歳になると疲れるのはイヤ」と佐藤さんはニッコリしました。
それにしても佐藤さんがゴロデラ出演を受けて下さったきっかけが「ほん怖」だなんて意外でした。人生分からないものですね。そして佐藤さん、SMAPの番組をよく見て下さっているようで嬉しいです。

吾郎の朗読は、そんな佐藤さんが年齢について語った部分。最近では自分の歳なんて大したことではないと感じる。91でも2でも3でもどうでもいいよ!とやけくそ気味になっている、というのです。
「とはいえ11月5日で93歳になられるそうで、おめでとうございます。」と吾郎が言うと
「『何がめでたい』って言ってるじゃありませんか。」と佐藤さんは笑いながらツッコみました。
佐藤さんは2年前に「晩鐘」という小説を書き上げて絶筆宣言をしたのですが、翌年週刊誌からの依頼を受けて91歳で執筆活動を再開。その連載をまとめたのが今回の課題図書です。
「でものんびりしたいな、とか…。連載をお断りすることも出来たわけじゃないですか。」(吾郎)
「のんびりというのがどういうことかあまり分からない。『晩鐘』という長い小説を書いて、これで終わりにしようと思ったんですがね。それまでは朝起きると原稿を書くとか昨日書いた原稿を直すとかやる事があって『さあ、一日が始まるぞ』という感じだったのが、それがなくなってひと月くらい経ちますと、目覚めても起きても起きなくてもいいということになって、そうすると精神が沈滞してきて、うつ病みたいになってきてしまったんです。で『のんびりなんてよくないな』と思っていたところへこの連載のお話が来ましたのでね。そうしたら元気が出てきちゃった(笑)。やはり人間は死ぬまで働くというか仕事をしてなきゃいけないんじゃないか。神様はそういう風にお作りになったんじゃないかと思いますね。」(佐藤さん)
「良かったですね。それで読んだ皆さんも元気になられてる。」(吾郎)
「なぜ元気になるのかよく分からないですね(笑)。」(佐藤さん)
「元気になりますよ(笑)。」(吾郎)
「それについてはまた改めて激論を戦わせたいと思います。」(佐藤さん)
このやり取りがとても爽やかでした。佐藤さんと吾郎の激論は是非観たいです(笑)。

直木賞を受賞した時、実は佐藤さんはそれを喜ぶどころではない状況でした。夫の借金を肩代わりしその返済に追われていたのです。「戦いすんで日が暮れて」は夫の借金を背負い借金取りと戦う女性作家の話。佐藤さんの実体験を基に書かれた小説でした。受賞の時の様子を語った部分を吾郎が朗読。
佐藤さんが直木賞受賞を聞いたのは、親友の作家川上宗薫さんの入院先。候補になった事は知っていたものの受賞するとは思っていなかった佐藤さんは、「直木賞を受けますか?」と聞かれて「どうしよう」と川上さんに聞きました。借金取りとのやり取りに加えマスメディアにまで追われるようになったら大変なことになると思ったのです。 その時川上さんが発したのは
「しかしゼニは入るぞ」
の一言でした。「ゼニ」の一言が「体を貫き」佐藤さんは直木賞を受けたのでした。
「それまでにも芥川賞と直木賞の候補に入った事はあるんですが取れなかったので自分には縁がないと思い断ち切ったんです。 『勝手にそっちでやっとれ!』と思ったら「戦いすんで日が暮れて」で取れたんです。」
「ご主人の借金は幾らくらいだったんですか?」(外山さん)
「夫の借金は2億。今なら大した額ではないかも知れませんが当時は天文学的な数字でした。私が肩代わりしたのは3000万~4000万位。夫は逃げてどこにいるか分からない、借りた人は逃げるしかないんです。私には小学生の子供がいるから逃げられない。借金取りが家に来ますね。借りたものを返さないのは悪いですよ。だから肩代わりの判子を押してしまった。」(佐藤さん)
「そこで押しちゃったんですね。」(吾郎)
「で腹いせに『戦いすんで日が暮れて』を書いたら直木賞をもらって。それで仕事がどっと来て借金を返していけた。それがなければ作家になれなかったかも知れませんね。」(佐藤さん)
「そもそもどうして作家になられたのですか?」(吾郎)
「私は『倒産亭主』の前に、戦争中に(最初の)結婚したんです。戦後復員してきたらモルヒネ中毒になっていて。亭主の出来不出来で女の一生の幸不幸が決まるなんてこんな馬鹿気た話はない。自分一人で生きれば悪いのは自分だけで済むから別れよう、と。それでどうやって生きていこうかとなった時に母が『お前はわがままで協調性がないから一人でできる仕事は小説を書く事しかない。お前のお父さんもそうだった。』と言ったんです。」(佐藤さん)s
佐藤さんのお父さん佐藤紅緑さんは少年少女小説の作家で、佐藤さんの才能を初めて認めてくれた人でもありました。
「結婚生活の愚痴を手紙にして父に送っていたんです。大体お姑さんの悪口だったと思います。それを読んだ父が『姑や周囲の人々が実に面白く書けている。愛子には物書きの資質があるようだ。嫁になんか行かせないで物書きにすればよかった。』と言っていたよ、と母が勧めてくれたんです。」(佐藤さん)
「激動の人生ですね」(吾郎)
その激動の人生から生まれた本には「共感する」「元気づけられる」という感想が続々と送られてきています。

今度は外山さんが朗読。今年話題になった出来事、「ゲーム機バキバキ事件」とネットでの炎上についてです。
ヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんが「平日にはゲームをしない」という約束を破った為息子さんのゲーム機をバキバキに壊した話がネットで炎上した現象には「イチャモンつけの元祖」佐藤さんでさえ「ただ呆気にとられるばかり」だったそうです。
「あれは匿名でしょ。私たちは名前を出しているから言った事に責任を取らなきゃいけないけど、匿名だと無責任に何でも言える。」(佐藤さん)
「でもそれに何となく従わなきゃいけないと思っちゃったりするよね。」(吾郎)
「あれがうるさいからやりたい事を止める言いたい事を止めるとなってくると思いますよ。(佐藤)
「イチャモンつけの元祖 というのは?」(外山さん)
「数限りなくありますけどね。」と佐藤さんは笑いこう続けました。
「今は物質的な価値観がはびこっているでしょ。本が売れたら『めでたい』とか。」(佐藤さん)
「でも自分の書いた物が何万人何十万人に読んでもらえるのは嬉しいですよね?」(吾郎)
「嬉しいけど『めでたい』とか大騒ぎするほどの事じゃないですよ。私たちが育った時代は物質より精神に重きを置いていた。でも今は物質的な価値観がはびこっている。すると人間の精神性がだんだん下がってくるでしょ。でも他の事では良くなっている事もあるんですよ。そうやって時代が作られていくんですね。…だからこういう事をびちゃびちゃと書いているわけですよ。」

ここで特別に佐藤さんの書斎の写真を見せて頂きました。窓の外には緑豊かなお庭が広がっています。そして
「書斎にベッドを置いてそこで寝ているんですよ。夜中に何かを思いついた時起きてすぐ書けるように。」と佐藤さん。
最初は書き損じの原稿の裏に書くそうです。「マスのない紙に大きく書くんです。遠藤周作さんもそうしていると仰っていました。」その後原稿用紙に書き直します。
「書き直すんですか?」(外山さん)
「3回書きます。」と佐藤さん。「晩鐘」の場合何千枚にもなったそうです。
「健康そうですね。運動をやっていらっしゃる感じ。」と吾郎が言うと
「(運動は)全然していないです。郵便局へ行ったり八百屋へ行ったりする程度。」と佐藤さんが答えたので「じっとしている感じがない!」と吾郎と外山さんは驚きました。
「今好きな事しかしていないから。したくないこともしなければならないのが生きる事でしょ。でもこの歳になると嫌な事はしない。『嫌な事はしない』で通っちゃうんですよ。」と佐藤さんはニッコリして言いました。

波乱万丈の中思いがけないきっかけで人生を切り拓いた佐藤さん。希望をもって頑張ろう、という気持ちになりました。


番組の最後には「IQ246」の予告も入って嬉しかったです。この感想はまた後日。


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はちミツ

Author:はちミツ
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稲垣吾郎さん大好き、SMAP大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は25年目になります。
彼らがいつかまた集まりたいと思った時そうできるように、彼らがそれぞれ今いる場所で益々輝いていってほしいと願っています。
だから「SMAP大好き」という気持ちも「新しい地図の3人の活動を応援する」気持ちも私の中では同じ一つの思いなのです。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②「ゴロウ・デラックス」(TBS)もお見逃しなく!
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