稲垣吾郎さんとSMAPと新しい地図と。すべてが好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

映画と小説と映画監督 (「ゴロウデラックス」 9/23)

オープニング。
「今日のゲストは女性映画監督。そして小説家という顔もお持ちです。」(外山さん)
「直木賞候補になったり、多彩な方で。珍しいですよね。」(吾郎)
すごく興味深いお話が聞けそうです。

今回のゲストは西川美和さん、42歳。28歳の時「蛇イチゴ」でデビューし、その後「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」などを次々に発表。それらが海外の映画祭で上映され高く評価されている映画監督です。そして全ての作品で原案・脚本・監督を手掛けているのが特徴です。
「お会いしてみると映画監督という感じはあまりしないですね。作家さんという感じもしない…。ご自分ではどちらだと思っているんですか?」と吾郎が訊きました。
「本業は一応映画監督です。」と西川さんは即答しました。
子供の頃から映画を観る事も文章を書く事も大好きだった西川さん。「映画に携わる仕事に進むか出版会社に就職するか悩みまして。映画の仕事は体力が必要だから若いうちにやるのがいいと思ったのですが、90年代後半は日本の映画は本当に斜陽産業と言われていてどこの会社も採用がなかったんです。でテレビの番組制作の会社で映像の仕事に関わっていればそのうち(映画の)スタッフさんともご縁ができるかなと思い、テレビマンユニオンという会社を受けました。その時の面接で出会ったのが是枝裕和監督だったんです。」
「この間ゲストに来て下さった」と吾郎。そういえば是枝監督は最初テレビのドキュメンタリー番組を作っていらしたのでした。
「あそこの席が空いたから行ってください、と言って座ったらそこに是枝監督がいらして面接をして頂き…。会社自体は不採用だったんですが、後日是枝監督から留守電が入ってまして。監督が「ワンダフル・ライフ」という映画の準備をしていた時で『手伝ってくれないか』と。監督から直接声をかけてもらえるなんてめったにない、と思って、就職活動を全部止めて是枝監督の下に入ったんです。」(西川さん)
そして是枝監督の助監督を5年程務めました。ここで助監督時代の西川さんについて是枝監督にインタビューしたVTRが。
是枝監督は西川さんをとても優秀な助監督だったと褒めました。脚本を見て「ここがおかしい」とか「今の女子高生はこんな言葉遣いませんよ」などとはっきり意見を言ってくれてその通りにするといい脚本になったそうです。「とにかく20代のうちに企画や脚本を書け」と言っていたら書いて持ってきたのが「蛇イチゴ」の脚本でした。この脚本ならお金もあまりかからずすぐ撮れると思い「これ誰が監督ならいいの?」と聞いたら「川島雄三」と西川さんは答えたそうです。「川島雄三はもう死んでるじゃない、じゃ自分で撮れば?」と是枝さんはアドバイス。それが西川さんの監督デビュー作になりました。
「あれだけ書けてあれだけ撮れるというのはなかなかいないんじゃないですか。」と是枝監督は絶賛。西川さんは「褒めてくれてる…」と嬉しそうでした。
「書いている時自分で撮ろうとは思ってなかったんですか?」(吾郎)
「思ってなかったですね」
「じゃ是枝監督に言われなかったら監督になってなかったですね」(吾郎)
「なってないです、絶対なってないです。」(西川さん)
是枝監督との出会いが運命を変えたんですね。

西川さんは映画を基にして小説も書いています。それも単に映画のノベライズではなく、映画のストーリーを複数の登場人物の目線で語ったり、映画では語られなかった部分も含めた短編集だったりと独創的な作品になっています。そして直木賞候補に2回選ばれ、小説家としても高く評価されています。
「シナリオになるのは自分が考えた中のほんの一部分なんです。映画を作る時には登場人物の履歴書とか色々細かい事まで準備していきます。でも映画には尺というものがあって2時間以内に収めたいわけです、興行的には。そこで使われなかった部分まで含めて小説にしています。」(西川さん)
「じゃあ割と楽に書けるんですか?」(吾郎)
「そうですね、冷蔵庫の残り物で作るみたいな感じで。「ディア・ドクター」の場合だと病院や介護施設に色々取材させてもらって映画で使われなかった面白い話が沢山あったので、それを基に「きのうの神さま」という短編集を書きました。」(西川さん)
そして西川さんの最新刊が今回の課題図書。今回西川さんは小説を先に書き自ら映画にしました。初の試みです。

課題図書 : 「永い言い訳」 西川美和

主人公は突然事故で妻を亡くした小説家、津村。夫婦仲が冷めていた為津村は妻の死を悲しむことが出来ません。そんな時同じく妻を亡くした大宮という男とその子供たちに出会い交流していくうちに気持ちが変化していく物語です。
作品のきっかけになったのは東日本大震災だそうです。「そうか、人の死という事ですね。」(吾郎)
「沢山の人があっという間に亡くなるという経験を私たちはしたわけですけど。その中で後味の悪い別れ方をした家族とか喧嘩別れした関係性がきっとあると思ったんです。そして生き残った者はその思いを抱えて生きていかなきゃならない。どうやって乗り越えていくんだろう、と。」(西川さん)
ここで津村と妻との関係が窺える会話のシーンを吾郎と外山さんが朗読。西川さんは「楽しみだなー」と言って目を閉じ二人の朗読に耳を傾けました。
津村の本名は衣笠幸夫。「有名野球選手と同じ名前にコンプレックスを持つ自意識の塊のような男」だというのがよく分かります。
初めは普通に読み始めた吾郎ですが、段々感情がこもって来て、読むというより映画のセリフを語りだしました。それにつられたのか外山さんも映画のセリフを語るように読み、最後は台本の読み合わせのようになりました。それが今回はとても良かったです。
読み終わると西川さんは「言ってそう…」と呟きました。
「私も読みながら(これ、吾郎さんみたいだな)と思ったんですよ。」という外山さんに
「パブリックイメージだよ、パブリックイメージに合わせて読んだだけだよ!」吾郎は突っ込みながらも「ちょっと自分っぽい」と認めていました。
ここで「永い言い訳」の制作ノートを見せて頂きました。小説を書くにあたって妻の家系図や、幸夫の家(学芸大学設定)から大宮の家(和光市設定)までの経路を書いた地図など、映画で使われなかった情報が書き留めてあります。これを基にした小説では映画とは違い複数の人物の視点から物語が描かれています。

「映画と小説は西川さんの中でどういう関係なんでしょう?」と吾郎が訊くと、
「映画は妻、だと思っています。小説は愛人。」西川さんは自分に確かめるように言いました。
「映画は自分が背負っていくもの。色々な人が関わっていますから、監督は家長みたいなものでそれらを全部背負っていく。…小説は楽しいんですよ。でもそれは多分小説を軸にしていないから。映画を軸にしているから小説は気楽だとか楽しいとか言えるんですね。それは…自分にとって大切。」
「両方ないとダメなんですね。」と吾郎は言いましたが、それを聞いて私はちょっと胸が痛くなりました。吾郎は言いながら自分で何を思ったのでしょう。

AD山田くんの消しゴムはんこは西川さんと元カープのエース衣笠祥雄さんとの2ショット。西川さんはカープファンだそうで「今年はいい年で…」と喜んでいました。

最後にSMAPのベストアルバム「SMAP 25 YEARS」の告知もありました。SMAPのCDジャケットが次々出てきて画面を埋めていく凝った映像で、作ってくれたスタッフの愛を感じました。

次回の放送は10/20。だいぶ間が空きますがゲストは桂歌丸師匠なのでとても楽しみです。


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はちミツ

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稲垣吾郎さん大好き、SMAP大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は25年目になります。
彼らがいつかまた集まりたいと思った時そうできるように、彼らがそれぞれ今いる場所で益々輝いていってほしいと願っています。
だから「SMAP大好き」という気持ちも「新しい地図の3人の活動を応援する」気持ちも私の中では同じ一つの思いなのです。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②「ゴロウ・デラックス」(TBS)もお見逃しなく!
③「稲垣吾郎オフィシャルブログ」、twitterアカウント @ingkgrofficial も必見!

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