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夜空の星になった永六輔さんへ (「ゴロウ・デラックス」 7/29)

良い番組でした。
今回のゴロデラは7月7日に亡くなった永六輔さんの追悼番組。最初から最後まで永さんへの温かい思いと尊敬の念とに満ちていました。
月並みな言葉ですが掛け値なしに良い番組でした。

オープニングは喪服姿の吾郎1人。
「永六輔さんが2016年7月7日に亡くなりました。享年83でした。この番組にも2年前にご出演頂きまして色々なお話を聞かせて下さいました。今夜は永六輔さんを偲んで番組にご出演頂いた時の事や携わってきた様々なお仕事をVTRで振り返りながらお送りいたします。先ずはこちらをご覧ください。」
最初は2014年4月24日にゴロデラに出演した頂いた時のVTRから。この日は外山さんのゴロデラ初出演日だったため、14年間一緒にラジオ番組をしてきた永さんが応援の意味で出演してくださったのでした。
「(外山さんと)横に並んだのは初めてじゃないですか?」(吾郎)
「そう!あなたいい所に気が付いた。こうやって横に並んだのは初めて。いつもは向かい合いで、間違えるとテープルの下で蹴ってくる…」(永さん)
「もう、いつもこんな冗談を…」(外山さん)
と和気藹々とお話をしたのでした。
永さんは浅草生まれ。ラジオに興味を持ち中学生の時NHKの番組に投稿して頭角を現し、「日曜娯楽版」の司会者三木鶏郎さんに認められ放送作家にスカウトされました。1954年当時の台本にはGHQの検閲の跡があります。
「ほんとだ、ここにバツがついてる。」(外山さん)
「当時の番組には全部台本があったの。台本をGHQに提出して、これならいいとハンコを貰って放送していた。」と永さん。吾郎の主演映画「笑の大学」とも共通する話ですね(時代は違いますが)。
「フリートークは認められなかった。フリートークを始めたのは僕と大橋巨泉と前田武彦。」
そのうち「台本を書くより自分がラジオに出た方が早い」とラジオ出演を始め、テレビの創世期にも関わりました。
「テレビは実験放送をやってた。ライトが強すぎて火傷する人がいた。」(永さん)
「火傷ですか?!」と吾郎はビックリ。
「火傷したり衣装が焼けて変色したり。それ位明るくしないと映らない。倒れる人もいて救急車が来たり。」(永さん)
「命がけの実験ですね。」(外山さん)ゼロからのスタートだったんですね。
その後テレビ創世期のバラエティ番組「夢で逢いましょう」にも出演しますが
「『夢で逢いましょう』には渥美清、黒柳徹子、ジャニーズ、坂本九が出ていたけれど、その中で自宅にテレビを持っていたのは坂本九だけだった。」(永さん)
「番組に出ているスターさんでもテレビを持っていなかったんですね。」(吾郎)
その中で「NHKの放送劇団で一番成績が悪かったけどテレビってどんなものか分からないからこういう変わったのが合っているかも知れない、というのでテレビの世界に入った」黒柳徹子さんとは終生の友になりました。

そして永さんは作詞家でもあり、作曲家・中村八大さんと共にヒット曲を量産。水原弘さんが歌った「黒い花びら」は第1回レコード大賞を受賞しました。「第1回の授賞式は喫茶店でやった。」と貴重な裏話もして下さいました。
「永さんは、第1回のレコード大賞を取っているんですよね、水原弘さんの『黒い花びら』の作詞で。」と外山さんが少しゆっくりと永さんに話しかけました。
「永さんすごいじゃないですか!」と吾郎が叫ぶと
「俺すごいんだよ!」と永さんは得意気に胸を張りました。この時の永さんの笑顔が屈託なくて可愛かったです。
1961年に発表された「上を向いて歩こう」は世界的な大ヒット曲になりました。この曲について20年前に永さんがコメントしたVTRも流れました。「メジャーとマイナーが半々になった曲は珍しい、これは中村八大の才能だと思う。涙がこぼれそうになっても上を向いて歩こう、という局面が日本には何度もあったんじゃないか。歯を食いしばってとにかく前に向かって歩いてきた50年ではなかったか。」と。
1990年にTBSラジオで「永六輔その新世界」の放送が始まり、1994年には著書「大往生」が100万部のベストセラーになりました。
そして2000年に外山さんが永さんのラジオ番組のパートナーになります。

番組後半では吾郎と外山さんがいつものセットで永さんの思い出を語りました。勿論外山さんも喪服姿です。
「先ず、ここに永さんの人形がありますが、これは…?」(吾郎)
「永さんがラジオのスタジオに来られなくなってから人形を置いていたんです。」(外山さん)
永さんの番組は土曜日の放送でしたが
「金曜に打ち合わせして土曜日本番で、本番が終わると永さんは木曜まで旅に出てました。『自分で見たものしか話さない』と言って、毎週旅でしたね。」(外山さん)
「全部ラジオの為に。プロ意識ですね。」(吾郎)
そんな永さんは2010年パーキンソン病に襲われました。
「どういう様子?」(吾郎)
「ろれつが回らない。『今言っていることわかる?』って本番中に何度も私に訊いてくるんです。『分かりますよ』と言っても永さんは納得しなくて。でこれはおかしい、と。(パーキンソン病だと)診断される前はイライラしていたみたいで…。」と外山さんは丁寧に説明しました。この事についてはゴロデラの未公開部分で永さん自身も話しておられました。 「ろれつが回らなくなって、ラジオを止めようと思ったんだけど、小沢昭一が絶対止めるな、と言ってくれた。『喋らなくてもいいじゃないか、貴方がそこにいればいい。紙の音とか咳の音とかで永六輔がそこにいるという気配があればそれでいい、と言われた。」
「それは大事な事ですね。」と吾郎。とても大切な事を学んだようです。
さらにスタジオでは外山さんがこんな事も話してくれました。
「永さんに手紙を出したリスナーの方なら必ずおハガキをもらっているはずですよ。」
永さんはリスナーからのお便りに必ず返事を書いていたそうです。1年に3万枚もハガキを書き体調を崩した事もあったとか。外山さんも永さんから葉書を貰ったそうで今回持ってきてくれました。
「本当に家に送ってくるんだ!」と吾郎は感心しながら葉書を手に取りました。
外山さんはハガキにも書かれている喫茶店「珈琲れいの」に永さんと一緒に言った思い出話をしてくれました。
「永さんと食事に行くといつも御馳走になっていたので、ここのコーヒーだけは『いいですよ』と(外山さんが御馳走)していたんですけど、いつの間にか永さんが連れてくる人の分も私につけるようになって(笑)。『なんでつけるんだ!』っていう。」
その後は闘病しながらお仕事を続けていましたが、今年2月1日病室からの放送が永さん最後のラジオ出演になりました。それを録音したカセットテープを再生し、永さん最後の肉声を聞きました。吾郎は目を閉じてじっと聞き入り、外山さんはみるみる泣き顔になりました。背中を手術するという話から
「悪い事してないよね」(永さん)
「悪い事してないですよ永さんは」(外山さん)
というやりとりになり、外山さんは遂にこらえきれなくなったのかハンカチで目をぬぐいました。
「永さんが病室で横になっているので弱弱しいんですよ。泣きそうになっちゃって、だから私の言い方が冷たくなってしまって。泣かないようにと思って。」
「泣かない様にしてたんだ。…まだ3週間だもんね。」と吾郎は優しく言いそして
「外山さんにとってどんな人だったんだろう?」と問いかけました。
「色々な事を教えていただきました。難しい事を易しく、って井上ひさしさんもおっしゃっていたけど、面白く深く…。先生なんだけど先生じゃないというか…本当に教えていただきましたね。」

そして、最後は吾郎が「近しい人が亡くなった時どうすればいいのか」について永さんの著書から朗読しました。

課題図書 : 「永六輔のお話供養」 永六輔 (2014年)

人の死は一度だけではありません。一度目は死亡診断書が書かれた時。でも亡くなった人を誰かが覚えている限りその人は誰かの心の中で生きています。僕は亡くなった人を時々街中で見掛けたり、話したりします。最後の死は亡くなった人を覚えている人がいなくなった時。(中略)でも歳月とともに僕らはどうしても亡くなった方を忘れがちです。だから時々は誰かと故人の思い出話をしたり故人を街で見かけたりしましょうよ。それも供養だと思います。(要旨)


エンディングは吾郎と外山さんがセットの前に並び、永さんにお別れの挨拶を。「永さん長い間お疲れ様でした。16年一緒にラジオをさせて頂けて幸せでした。いつかまた会える時の為に恥ずかしくないよう生きていきます。」(外山さんの笑顔がとても良かったです。)
「僕も永さんの遺志を受け継いで外山さんと素敵な番組を作って行きますのでよろしくお願いします。今夜はゴロウ・デラックス特別篇をご覧いただきありがとうございました。永六輔さんどうぞ安らかにお眠りください」(吾郎)
そして二人で揃って深々と頭を下げました。

いつもは短くても本質を突くコメントが素晴らしい吾郎が今回は聞き手に徹し、いつもは番組MCに徹して自分の事はあまり話さない外山さんが自分の思いをたくさん語っていました。ゴロデラでしかできない、永さんの供養だったと思います。
改めて永さんの御冥福をお祈りします。素敵な歌や言葉を沢山残して下さってありがとうございました。

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