捨てて得た自由 (「ゴロウ・デラックス」 6/24)

オープニング。
「今日のゲストは元朝日新聞の女性記者、そして究極の節電生活をしていらっしゃる方です。」(外山さん)
「びっくりしました、本を読んで。」(吾郎)
「本当?って」(外山さん)

課題図書 : 「魂の退社 会社を辞めるということ」 稲垣えみ子

「外山さんもサラリーマンですが、どうですか、魂の退社は」といきなり鋭いツッコミを入れる吾郎。
「もう少しいたいかなって。アハハハハハハ、へっヘッ」と外山さんは笑うしかありません。
「世のサラリーマンの方には響いていると思いますよ」とすぐ心にしみるコメントを発する吾郎。さすがです。

登場した稲垣えみ子さんはアフロヘアがトレードマーク。朝日新聞編集委員を務め、数々のインタビュー記事を手掛けました。2011年の福島第一原発事故をきっかけに始めた節電生活でも注目され報道ステーションにも3度出演しました。しかし今年1月51歳で朝日新聞を退職。現在は「夫無し、子無し、無職」です。

(今回ゲストさんと番組MCが同じ苗字なので、以下ゲストさんを「えみ子さん」と表記します。)

「ファンキーな方ですね」を吾郎が言うと「電車で同じ髪型の方と一緒になった時が困る」とえみ子さんはちょっと恥ずかしそうに言いました。因みにアフロにしたのは6年位前。ノリでやってしまったそうです。
先ず外山さんが、えみ子さんが退社を決意したくだりを朗読。退社を決めた時周囲の反応は決まって「もったいない」でした。今の生活、今の収入…つまり「おいしい」諸々を手放すのはもったいない、と言われたのです。しかしえみ子さんは
「私はおいしい事から逃げたくなったのだ」
と書いています。
「歳を取って、これからどんどん失っていくことが不幸になりますよね。 このままでは死ぬ時が一番不幸になってしまう。だから捨てていくっていうのが大事」というのがえみ子さんの考え方です。
「どうしよう捨てられない物だらけだよ」と吾郎は不安そうな顔をしました。
ここでえみ子さんの経歴を紹介。えみ子さんは一橋大学卒業後、朝日新聞に入社し大阪本社に配属されました。
「当時はどんな記事を?」(吾郎)
「あまりいい記者ではなかったと思います。新聞では「特ダネ」を取ってくる記者がいいとされているんですけど、私はそういうのがなかなか出来なくて色々な人にインタビューするのが好きだったんです。人から話を聞いてそれを記事にする事をやっていました。」(えみ子さん)
しかし40歳を前にしてえみ子さんに暗い影が。
一つは出世コースからの脱落。「記者の場合40歳位になるとキャップと言って数人の記者のグループを束ねるリーダーになります。でそのグループで取材するんです。それは余程の事がなければ普通なれるんですけど、私はどうやら候補にも挙がっていない事に気付いてショックを受けてしまって。でショックを受けている自分が更にショックで…。そういう事に拘っているのか、と。」(えみ子さん)
もう一つはいつかは終わる金満ライフ。朝日新聞の社員は平均年収1200万円以上の高収入を得ています。えみ子さんは収入に見合った生活をするのが当然、と思っていたそうです。
「お買い物とかは?」(吾郎)
「すごく買ってましたね。お店が決まっててお気に入りの店員さんから買うんです。お店ももう分かっているから行くと赤じゅうたんでも広げるような感じで、妄想ですけど。で、どんどん試着して「んー、ない」という物を除いてあとは全部買う。毎シーズン洋服屋さんを儲けさせてあげて、それが自分の存在証明になってましたね。降りられない列車みたいな。」(えみ子さん)
ところが38歳で香川県高松支局へ異動となります。 「不本意でしたね。ずっと本社とか大きい所にいるつもりだったので。島流しですねと後輩に言われました。」(えみ子さん)
しかし行った先で人生が変わる出来事を体験します。一つ目は山でお遍路さんと出会った事。「山で出会ったおじいちゃんのお遍路さんに『こんにちは』と挨拶したら笑顔を返されて。その後私わあーっと泣いたんです。お遍路さんは徳島からスタートして高知愛媛と回り、香川はゴールなんですよ。その間苦労もして好意も受け、その最後にあの笑顔になれる。捨てていくってすごいと思いました。」
二つ目はお金の基準がうどん換算なこと。「香川の人は何でも『うどん何杯分』と考えるんです。これだけのお金があればうどんが何杯食べられる、って。それは新鮮でしたね。」
そして大阪本社に復帰した後アフロに。特に深い考えはなかったそうですが「そうだ、アフロ、しよう」と思ったそうです。 
「そうだ、アフロ、しよう」
節電生活を始めたきっかけは2011年の原発事故でした。
「原発の電気無しで生活できるのか? それをやってみなければ反原発なんて言えないと思ったんです。住んでいた関西電力管内では原発が約半分。そこで電気代を半分にしようと始めたんです。」(えみ子さん)
最初は無駄な照明は消す、電源コードを抜く、などから始めましたがそれだけでは間に合わず、どんどん節電を追求していきました。例えば
「夜帰ってきて玄関に入ると暗いですよね。そこで電気をつけずにしばらくたたずむ。目が慣れてくるまで(笑)」(えみ子さん)

えみ子さんは50歳で退職し無職になりました。「40歳で価値観が変わったので、60歳で会社に価値観を変えられるのではなく50歳で自分から変えようと思ったんです。」とえみ子さんいやいや手放すのではなく自分から手放すと決めたそうです。
現在では一カ月の電気代が160円と言うから驚きです。「どういう生活か興味ある」と吾郎と外山さんが言うと
「本当に興味あります?だったら今から家に…」とえみ子さん。
そこでえみ子さんのお宅にお邪魔する事になりました。

という事で番組後半はえみ子さんのお宅でのロケ。
マンションに入るとエレベーターがありますが…「これは使いません」とえみ子さん。お宅は最上階の5階ですがそこまで階段で移動します。「エレベーターの電気代は自分が払っているわけじゃないじゃん」と吾郎が言いましたが「お金の問題じゃないので。電気の問題なので」とえみ子さんは即答。
ドアを開けると真っ暗、でも奥に進んでいくと窓の外には輝くような夜景が広がっていました。「わー、きれい!」「結構明るいですね」と吾郎と外山さんは歓声を上げました。因みにカーテンはありません。「カーテンがあると暗いですよね」(えみ子さん)
しかし吾郎には気になる事が。「今これカメラに映ってないよね?」「完全にシルエットになってます」とカメラマンさんが答えるとAD山田くんが「ごろう」と書かれた提灯を持ってきてくれました。えみ子さんも電気スタンドを一つつけてくれて無事にロケは続行です。
ベランダにはざるが置かれ、その上に野菜が並んでいました。こうやってドライ野菜を作っています。「だいたい太陽が調理してくれているので」とえみ子さん。台所ではカセットコンロを使っています。「全体的に小さくしている」のでまな板も小さいものを使用。 ガス契約をしていないので自宅のお風呂場は使わず銭湯へ行っているそうです。洗面所のキャビネットにはごま油を中心に最低限の化粧品だけを置いています。「(僕は)この10倍はありますよ」と吾郎(仕事柄必要ですよね)。

最後にAD山田くんに提灯で照らしてもらいながら吾郎が朗読。今の心境についてです。
「現代人は沢山のものを手に入れて豊かになった。でも『あって便利』はすぐに『なければ不便』に転化する。そして『なければやっていけない』になる。いわば沢山のチューブに繋がれた重病人のようなもの。 私の節電生活はこのチューブを一本ずつ抜いていく作業だった。思いっきり抜いたものもあるし恐る恐る抜いたものもあったが、なくなってみてもどうって事はない。それに気が付いたのが衝撃だった。」
「節電生活をしていて偉いねとか言われるんですけど、全然そんな事ではなくて。今本当の自由を手に入れたんです。」
提灯の灯りに照らされたえみ子さんは穏やかに笑っていました。


暗い部屋の窓から明るい夜景を見た時吾郎は何を思ったのかな、とちょっと考えてしまいました。
早いものでもう7月、良い知らせが聞けるといいですね。


拍手ありがとうございます


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はちミツ

Author:はちミツ
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稲垣吾郎さん大好き、5スマ大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は24年目になります。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②吾郎出演映画「少女」は2016年10月8日公開♪
③吾郎出演ドラマ「不機嫌な果実」のDVD、Blu-RayBOXは2016年10月19日発売♪
④「ゴロウ・デラックス」(TBS)もお見逃しなく!


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walkwithgoro☆hotmail.co.jp
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