古文書ハンター (ゴロウ・デラックス 5/13)

オープニング。
「今日のゲストは歴史学者の方です」(外山さん)
「最近歴史ブームですね」(吾郎)
この番組でも2週連続で歴史がテーマですものね。登場した磯田さんからはいかにも「歴史が大好き」というオーラが出ています。失礼な言い方ですが学者さんというよりは「歴史マニア」の雰囲気です。

課題図書 : 「無私の日本人」 磯田道史

「面白かったですよ。映画も公開されますし。今日は勉強しましょう。」と吾郎。
磯田さんは江戸時代以前の書付「古文書」のエキスパート。日本全国の古文書を探して読み解くので「古文書ハンター」と呼ばれています。
「古文書は日記や手紙など色々な書付ですが、日本人は几帳面な性格なので細かく書いてある。それを読み解くと本当に沢山のことが分かるんです。」と磯田さん。
今回は以前映画で話題になった「武士の家計簿」の実物をスタジオに持ってきて下さいました。
「まず、この水をどけて、と…」と磯田さんは自分の前にあるカップをテーブルの端にどけました。「水で濡らしたら取り返しがつかないので」と何よりも古文書を大切にしていらっしゃるのが分かります。それもそのはず、全国の古本屋さんを訪ねては「見つかったら連絡を欲しい」と名刺を渡して回った結果やっと手に入ったものなのです。
表紙に「入払(いりばらい)帳」と書かれた江戸時代の武士の家計簿には、こんにゃくや蜜柑などの値段まで細々と書かれています。
「これで何が分かるんですか?」(吾郎)
「意外とお金がないんです。先祖のお祀りなどにたくさん(使っている)、それから親戚の来客が一年に数百回ある。」(磯田さん)
「お金がかかりますね。」(吾郎)
「儀礼費がかかりますね。」(磯田さん)
いらない着物や古道具を売ってお金を作った記録もあり、今の私たちとは金銭感覚がかなり違ったようです。こういう記録から映画が作られるのですから面白いですね。

今回の課題図書も現在公開中の映画「殿、利息でござる!」の原作です。
ここで吾郎と外山さんが課題図書の導入部分を朗読。貧しくて夜逃げする者が続出した仙台藩吉川宿で宿場を何とか救いたいと主人公たちが話し合う場面です。
「宿場の庶民が皆でお金を出し合って、そのお金を殿様に貸して、利息を取ろうという」(外山さん)
「壮大な計画なんですよ」(磯田さん)
この話の元になったのは「国恩記」という記録で、これを東大の図書館で読んだ時磯田さんはポロポロ泣いたそうです。
「周りの東大生はビックリしたでしょうね。おじさんが本を読みながら泣いているんですから。(笑)」(磯田さん)
「無私の日本人」の中の登場人物のセリフは「国恩記」に書かれている会話を磯田さんが現代語訳したもの。つまり、
「実は実話です」(これを磯田さんは言いたかったみたいです・笑)

ここで磯田さんの経歴を紹介。今回は磯田さんの年表を、TBSの時代劇担当美術スタッフが古文書風に作りました。力作です。
磯田さんは昭和45年岡山県生まれ。9歳で歴史に興味を持ち地元の石仏や石碑の拓本を取り始めます。更には古文書に興味を持つように。
「おばあちゃんが、家に古い書付がある、と出してきてくれたんです。うちは小さなお侍さんの家だったんです。 で、これが読めたらご先祖様が何をしていたか分かる、と思って。」
そして高校生の時「古文書解読辞典」という本を手に入れました。それには様々な字の崩し字が全部載っています。そして重大な決心をします。
「これを覚えなければ古文書が読めないと思って、その日から学校の普通の勉強は一切やめました。」
「学校の勉強をしなくて大丈夫なんですか?」(吾郎)
「大丈夫ではないですけど、僕にとってはこっち(古文書)の方が大事なので。」(磯田さん)
そして19歳で慶應大学に入学。「歴史の本が沢山あるから」というのがその理由です。
「まさに宝の山で毎日図書館に通って読み漁っていたら、2か月目に倒れたんです。」(磯田さん)
図書館の前に救急車が横付けされ運ばれることに。毎日10時間位図書館にいたそうですから無理もありません。
「それだけ夢中になれるものがあるって幸せですね」(吾郎)

磯田さんは忍者にも関心を持っていて、忍法帳(忍術の本)もスタジオに持ってきて下さいました。鎖鎌などの道具の絵や忍術の方法が書かれています。しかし磯田さんによると
「これを書いたのは加賀藩の忍者で、忍術のレベルは多分最高級ではない。で犬を黙らせる方法として「アヒラシンケン」と3回唱えると黙る、と書いてあるんですが、僕は実験したい性格なので、教授会の帰りに近所の犬に向かって「アヒラシンケン、アヒラシンケン、アヒラシンケン」と3回唱えたら逆に吠えられてしまったんです(笑)。」
本当に「歴史を愛しすぎた男」なんですね。

しかし忍者の研究をしようと思っていた矢先に東日本大震災が発生。磯田さんは「忍者の研究どころじゃない」とテーマを変え、今は地震や津波の記録の研究をしています。
「今回の熊本の地震についても分かる事があるんですよ」と磯田さんは自分でフリップを取り出して、
「今回の地震は熊本から大分へ震源が拡大していて、気象庁は今までに例を見ない地震だと言ってる。でも400年位前にも東北に大津波が来たんです。そしてその地震の8年後に熊本で大きな地震が起きているんです。今回は5年後ですけど。」
熊本の八代で起きたその地震は朝からゆっくり揺れはじめ、お昼ごろにはお城の一部が崩れた、と記録にあるそうです。
「八代の地震の後熊本でも地震が起きました。興味深いのは熊本と同じ日に『備前岡大地震』が起きたと書いてある。今の大分県竹田市です。この地震で岡城が所々壊れた、とある。つまりこの時も震源は6時間くらいかけて北東方向に拡大し、大分にも大きな被害を与えているんです。さらに同じ日に広島の福山でも大きな地震が起きた、という記録もあります。」
「気象庁は例を見ない地震と言っているけれど、気象庁が科学的な観測を始めたのは明治20年代ですから、もっと長い期間で見れば同じような事は起きているんですね。」
「ところでこのフリップは磯田さんがご自分でお作りになったんですか?」(外山さん)
「はい、命に関わる事なので、昨日の夜中の2時くらいにドン・キホーテへ行って、自分で作りました。」
この熱意が「古文書ハンター」を突き動かしているのかも知れません。

武士の家計簿から地震の記録まで。古文書は大きな海だと思いました。


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はちミツ

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稲垣吾郎さん大好き、5スマ大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は24年目になります。
神奈川県在住。

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①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②吾郎出演映画「少女」は2016年10月8日公開♪
③吾郎出演ドラマ「不機嫌な果実」のDVD、Blu-RayBOXは2016年10月19日発売♪
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