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SMAP稲垣吾郎さん大好きな主婦の日記 【無断転載禁止】

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日本のドラマ界へ (「ゴロウ・デラックス 12/16」

(順番は前後しますが、16日のゴロデラの感想を先に上げます。14日のスマスマの感想はもうしばらくお待ちください。)

今回のゲストは脚本家の山田太一さん。
「TBSのドラマの黄金期を築き上げたこの方です。」
と外山さんが紹介した通り、一年の締めくくりに相応しいゲストです。
「ふぞろいの林檎たち」「岸辺のアルバム」等、数々のヒットドラマを生んだ山田さんのエッセイ集が今回の課題図書です。

課題図書 : 「夕暮れの時間に」 山田太一

「ちょっと僕には難しい所があって。読んでない本の所とか…。自分の勉強が足りなくて申し訳ないんですけど。」最初に吾郎はそう言いました。知ったかぶりをしないのも吾郎の良い所ですね。「それはしかたない。」と山田さんは穏やかに笑ってくださいました。
先ず吾郎が朗読したのは、山田さんがドラマの脚本家になった時の思いを書いた部分。映画会社を辞めてテレビドラマの世界に入った時、テレビの現場は活き活きしていて可能性を感じたのだそうです。「彼がなぜ殺人を犯そうをしたかよりもなぜ結婚しようと思ったかの方がはるかに刺激的だ」というチャエフスキーの言葉に感銘を受け、以来犯罪物は一度も書いていないといいます。

山田さんが描くのは様々な人の様々な「日常」。
「ふぞろいの林檎たち」では三流大学の学生の日常とそこに潜む「格差」を描きました。「顔とか家庭とかどうしようもないでしょ。稲垣さんは顔がいいからいいけれども(笑)。なのに『うまくいかないのは努力が足りない』とか言われてしまう。」と山田さん。「ふぞろいの林檎たち」を書くにあたって一流大学やそうでない大学の学生に会って取材した時
「人間の不条理不公正というか、マイナスの世界を経験した人の方が味わい深い人になる可能性が大きい」と感じたそうです。
「脚本を書き始める時は結末まで決めているんですか?」との吾郎の質問に
「全話分の結末を全部決めた企画書を出すのは絶対ダメ。」と山田さんが答えたのはちょっと意外でした。演じる俳優さんによっても違ってくるはずだ、と。俳優さんの演技のいい所を膨らませたりするからだそうです。
「岸辺のアルバム」は家庭内で孤独を感じている専業主婦が不倫をしてしまい、家族が崩壊していく話です。「これだけ暗い話はテレビでは出来ないだろうと思っていたんです。そしたら新聞社が「新聞小説をやりませんか」と言ってくれて、新聞の連載小説として始めた。でしばらくしたらTBSが「テレビドラマにしたい」と。」
「そうなると俳優さんをどうするかですよね。」と聞く吾郎は心なしか身を乗り出していました。「そう、この時は主人公の専業主婦役には八千草薫さんがピッタリだと思った。」最初は「不倫は嫌です」と断られたけれど、ちゃんとお願いしたら受けてもらえたそうです。

「この歳(現在81歳)になると一緒に仕事してきた俳優さんが段々死んじゃう。そうすると『あれ、この役者さんがいないとこの役どうしよう』と思う。僕は当て書きで声まで入っているから。だから
稲垣さんも長生きしてください。
そう思っていただけるような俳優になりたいですね。まだまだ時間はかかると思うけど。」
この会話に私は一番感動しました。山田さんが稲垣吾郎という俳優にエールを送って下さって本当に嬉しかったです。

番組後半では外山さんが山田さんの日常生活の部分を朗読。81歳の現在も1時間は歩く事を心掛けておられます。「腰が痛くなるとこの仕事はアウトだから。」こたつが仕事机で、原稿用紙に鉛筆で手書き。日常を細やかに描く山田さんらしい机です。

「犯罪物は書かない」の他にもう一つ、山田さんが絶対に譲れない事があるそうです。
「オリジナルストーリー」を書く事です。
今の日本のドラマ界は漫画や小説や舞台などの原作物が多数を占めている状態ですが、
「原作物は脚本家になろうという人には失礼な話」と山田さんは言い切ります。「自分はこういうオリジナルストーリーをやりたいんだと入ってきた人に、この小説や漫画が面白いから脚色しろ、では…。プロデューサーも作家であるべきですよ、自分で作れる立場になったんだから。脚本家のオリジナリティを尊重しなければドラマ界全体が安っぽくなっていく。どんどん才能ある人がいなくなっていきますよ。」と日本のドラマ界の現状に苦言を呈しました。

もし山田さんが吾郎主演のドラマを作るとしたら、どんなオリジナルストーリーを書いて下さるでしょうか。是非見てみたいです。


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