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「福家警部補の挨拶」 #9

「一体あなたは誰なんです?」
「あなたはここで何をしようとしているんですか?」

今回の隠しテーマはこれ。事件の謎解きと同時に「自分とは何か」という哲学的な問いも含んでいたと思います。

医療過誤で兄を亡くした男が当時の担当医師を殺す。そこへ看護師が入ってきたので、犯人は咄嗟にそばにあったシーツで遺体を隠し備品の白衣を着て新任の医師に成りすます。更にそこへ大きなカバンを持った男となぜか福家が入ってくる。外からカギがかけられて出られなくなった状況で4人は遺体を見つけるのだが…。
一方石松警部は署で病院での連続窃盗の容疑者を取り調べていた。患者名が同じで病名の違う2枚のカルテを男が持っていたことを石松警部が追及すると思いがけない事実が浮かび上がる。
更に石松警部は福家の経歴についても調べていて…。

今回は原作にないオリジナル作品で、ストーリー展開も福家のキャラも今までにない新鮮な感じでした。
病院の使われなくなった救急医療センターで展開する密室劇は舞台のようで面白かったです。福家は入院している知人(なんと二岡君!)の見舞いに来て道に迷ったと言い、かなり焦っていて終始コミカルな感じでした。そしていつも通り鋭い観察力と推理力を発揮するのですが、警察手帳を持っていない為刑事だと信じてもらえません。一方殺人犯でも白衣を着てそれらしく振舞えば医者のように見えるのです。「自分が何者か」を証明するのは難しいのかも知れません。
「一体あなたは誰なんです?」
「あなたはここで何をしようとしているんですか?」
4人がお互いを犯人ではないかと疑い疑心暗鬼になります。
外部との唯一の連絡手段はニセ医者(=犯人)の持つ携帯電話のみ。犯人は警察に通報するふりをしますが勿論実際には掛けていません。なかなか警察が来ないことに疑問を持った福家はニセ医者をじわじわと追い詰めていきます。
そんな時被害者の携帯が鳴ります。福家が出てみると相手は何と石松警部!石松警部は被害者に会う為病院に向かっていました。以前医療過誤を犯したのは若い研修医で被害者となった医師は責任をかぶっただけだったのです。病院の連続窃盗犯は実はその研修医で、自分の医療過誤の証拠のカルテを盗み出すのが目的でした。
結局、犯人は勘違いから人を殺してしまったのです。

「一見悪者そうな被害者が実はいい人だった」というどんでん返しを最後に盛り込み過ぎた気はしましたが、全体にテンポがよく楽しく見られました。
看護師役の室井滋さん、挙動不審の製薬会社営業マン役のきたろうさんの演技が凄く面白かったです。特に室井さん演じる看護師は部屋に入ってきて最初に発する「せんせぇ~」の一言で医師と男女の関係だと分かる、さすがの演技でした。

密室の中で「刑事ごっこをしている」と誤解されながらも懸命に推理する福家と、取調室で窃盗犯容疑者を尋問する石松警部とが最後に同じ事件でつながるシーンは爽快感がありました。
石松警部が福家を「私の部下です」と言った時には、福家の顔が少し明るくなり今までにない穏やかな微笑みが浮かんで、福家が少し心を開いたのかも、と思われました。しかし次の瞬間、石松警部は「君の経歴を調べました。」と切り出したのです。
福家は公安部外事課に勤務し海外の紛争地域に勤務してきたエリートでした。しかし2年前突然自ら希望して捜査一課に異動してきたのです。
「君は一体誰なんです?捜査一課で何をしようとしているんですか?」
石松警部にそう聞かれて、福家の表情は再び凍り付いてしまいます…。

今まではいつも福家警部補の台詞で終わっていましたが、今回のラストシーンは石松警部の上の台詞でした。その為石松警部の問いかけが強く印象に残り、福家の過去に何があったのか、とても知りたくなりました。
第1話からずっと気になっていたエンドクレジットに出てくるポラロイド写真の意味も分かった気がします。海外の災害や内戦のような写真が沢山出てきますが、あれは福家が過去を表しているんですね。

福家警部補が何者なのか、石松警部との関係がどう変わるのか。
最終回に向けてますます面白くなってきました。


拍手ありがとうございます

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