音の闇の中から下りてくる光 (「金スマ」 4/26)

見終わった時涙ぐんでいました。こんな金スマは珍しかったと思います。

今回の金スマは佐村河内守さんの特集でした。
でも佐村河内さんはスタジオの強いライトに耐えられないのでご出演はなさらず、吾郎が佐村河内さんのお宅を訪ねてお話を伺いました。
佐村河内さんは「桜、ふたたびの加奈子」の撮影現場にいらして下さった事があり吾郎が佐村河内さんにお会いするのはこのロケが2度目。その為か佐村河内さんはとても温かく迎えて下さいました。
現在49歳の佐村河内さんは14年前に完全に聴力を失いました。吾郎の質問は手話通訳さんに訳してもらい、佐村河内さんがご自分でしゃべって答える形で会話は進みました。

佐村河内さんの半生は想像を絶する苦難の連続で、見ているうちに私は言葉を失いました。音大へは進まずに独学でクラシックの作曲を学び、ゲーム音楽の作曲でやっと有名になった時に全ろうになってしまったなんてあまりに辛すぎます。中途失聴の場合24時間激しい耳鳴りがするというのも初めて知りました。その耳鳴り(騒音)の中から下りて来ようとする音を「自分からつかみにいく」という佐村河内さんの作曲作業は壮絶の一言です。
佐村河内さんの作曲した楽譜を見て思わず「すっごい、これ…」と吾郎は呟きました。音符の一つ一つから佐村河内さんの思いが伝わって来たからでしょう。
佐村河内さんは作曲活動の他に障がいのある子どもたちとの交流を続けているそうです。最初は自分が何もできない事を心苦しく感じたそうですが、子供たちが喜んでくれて「次いつ来てくれるの?」と言ってくれた事で自分が救われたのだそうです。そんな中生まれつき右手が無く義手でヴァイオリンを弾きヴァイオリニストを目指している少女との交流は、佐村河内さんにとって特別大切な事だそうです。
佐村河内さんのお部屋にはその少女から贈られた千羽鶴が飾られています。それを見た吾郎は「この千羽鶴はさっきの(佐村河内さんの)楽譜と同じ感じがします。一つ一つに思いがこもっているってところが。」と言いました。吾郎のこの感性は素晴らしいと思います。佐村河内さんもとても感心してくださいましたし。

番組の最後はスタジオで指揮者の大友直人さんと東京交響楽団の皆さんが「HIROSHIMA」第3楽章を演奏しました。中居くんも吾郎も女性レギュラー陣もまんじりともしないでじっと聴き入っていました。音の闇の中からつかみ取った魂の響きは荘厳で、聞いているうちに涙が出てきました。音楽を聞いて泣くのは初めてではありませんが、ここまで心を揺さぶられたのは初めてです。

「闇が暗ければ暗いほど、小さな光がよく見える」
佐村河内さんのこの言葉をこれから心の支えにしようと思いました。


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