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深夜の毒舌舞台稽古 (「ゴロウ・デラックス」 2/10)

今回も面白い方がゲストに来て下さいました。御名前だけは知っていましたが、色々な意味で興味が持てる方です。

課題図書:「ぬるい毒」本谷有希子

今回吾郎は上が黒縁下が金属のフレームのメガネをかけていました。twitterでは割と不評でしたが、今までの黒縁眼鏡より私は好きです。
小島さんに本の感想を聞かれた吾郎は
「僕は好きですよ。それこそ唇にピリッとした毒を盛られた様な感じが…。でも女の人って割とこういう面倒くさい感じの人が多くないですか?僕の経験上」いきなり爆弾発言が来ました!今夜は期待できそうです(←何が)。
本谷さんは小説家であると同時に数々の演劇賞を受賞されている舞台演出家でもあります。最初は女優でしたが1年でやめて自分の劇団を旗揚げし演出家になったそうです。
「でもほとんどテレビにはお出にならないんですよね」と吾郎に聞かれた本谷さんは
「出るのは信じられないですね。(中略)お芝居をする人というのはやはりどこか欠落した所がないと…」と話し始め「なんだコノヤロー!」と吾郎に切り返されていました。更に吾郎は「本当の事を言うと、僕はあまり人前に出たくないタイプ。自分の写真や映像が残るのも嫌だし…」と、芸能人としてはあるまじき発言を。(吾郎の写真を見ると、撮られるのがあまり好きでないのは分かりますね。)それでも本谷さんが出演を決めた理由は「たまたま見た時が揉めた回で…伊集院さんとか西村賢太さんとか。変わった番組だなあって。それに小説も読んで頂けるということで。」つまりゴロデラらしさが良かったのですね。

課題図書「ぬるい毒」はヒロイン熊田由理が高校時代の同級生だと間違い電話をかけて来た男向伊との物語。とんでもない嘘つき男の向伊に由理はなぜか惹かれて行きます。
吾郎の朗読を聞いて本谷さんは「随分噛んでましたね」と一言。確かにいつもより沢山噛んでいましたが第一声がそれなんですね(苦笑)。更に「そこを選ぶという事は、意地悪な方なんだなあと思いました。」とユニークな感想をもらしていました。
本谷さん自身が朗読したのはヒロイン由理の妄想シーン。このシーンは「手がひとりでに動くみたいに」一気に書いたそうです。確かに疾走感が伝わってきます。
本谷さんは自分の小説について「小説というのは(読者に)誤読されるのは当たり前で、書く人はみんなそれを分かっていると思う」と言います。誤読という表現が良いかどうかは別として、作品は完成すれば作家の手を離れて独り歩きを始めるので、解釈や読み方は読者一人一人違ってくるのは当然ですよね。

後半は「ぬるい毒」から本谷さん自身が抜粋して作ったオリジナルの台本を吾郎と小島さんが演じるという、面白い企画でした。小島さんはお芝居の経験がないので「怒鳴られたらどうしよう」とビビっています。
演出家になった途端、とても怖くなる本谷さん。吾郎に対しても「早い」「間をゆっくり取って」「そこ物腰が柔らか過ぎますね」「全体的に棒読みになってる」と矢継ぎ早にダメ出しをします。しかしすごかったのは、吾郎がその指示を聞いた途端、喋り方や声の出し方を変えていた事です。さすがだなあ、と思いました。舞台稽古ってこんな感じでやっているのでしょうか。普段見られないお芝居の裏側が見られたようでとても面白かったです。
この場面ではAD山田くんが犬役で登場しましたが、その山田くんに対しても本谷さんは「ダメ、もう一度、犬!」と厳しかったです。

小説は読者が読みながら世界を作っていきますが、舞台の演出なら自分の思うように世界が作れる。本谷さんの中ではこの2つがあってバランスが取れているのかもしれない、と観ていて思いました。

そして舞台稽古(ワークショップ?)を見ているうちに、吾郎の次の舞台が見たくなりました。


拍手ありがとうございます
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