やりきれない現実 (「ゴロウ・デラックス」 10/14)

今回のゴロデラは言いたい事書きたい事は色々あるのですが、なかなか纏まらなくて感想が上手く書けそうにありません。
吾郎の「ショックでした。今までの本の中で一番ショックだった。」という言葉で番組は始まりました。

今週の課題図書:「売春未満」 中村淳彦

スタジオに登場した中村さんはオレンジ色のポロシャツにショルダーバッグを斜めがけにしたごく平凡なファッション。「以前はコンビニの隅の方にある雑誌を作っていたが、今は介護の会社をやりながらフリーライターをしている」のだそうです。「銀行のATMと僕の好きなゴルフの雑誌の間にある雑誌ね。素人の人が結構なポーズをとってるじゃない。本当は見たいんだよね。」と吾郎から本音が飛び出しました。でも立ち読みしたら絶対目撃されるから無理でしょうね(笑)。

でも冗談はここまで。「売春未満」は売春をしている素人女性を取材したとても深刻なルポルタージュだそうです。番組では実際に売春やAV出演をしている女性に中村さんがインタビューしたVTRを流し、それをもとに吾郎、小島さん、中村さんが話をするという形で進みました。

夫に言えない借金を作り、車の保険料を払う為に売春した主婦。時給900円でスーツ販売の仕事をする傍らAVに出演する女性。就活で30社に落ち、「死にたい」と思って葬式代を稼ぐ為にAVに出る女性。不況の影響もあってか簡単に売春を始める女性たち。でも、一旦入ってしまったら…
「嵌っていって、ずっとその世界で稼げるのならまだいいけど、その前に価値がなくなってしまい漂流し続けてしまう」(吾郎)
スタジオで小島さんがAVに応募してきた女性たちのメールを読みました。「彼と同棲中ですが、彼が仕事に行っている間なら」「子供を預ける都合があるので3日前までに連絡を下さい」など、実にビジネスライクであっさりとしたメールの内容に小島さんも吾郎もショックを受けていました。

VTRに登場した女性たちには同情すべき事情があるのかも知れません。でも私には、彼女たちの現実を見る目が歪んでいる、或いは曇っているように思えてなりませんでした。就活で30社落ちるのは、今のご時世当たり前ではないでしょうか。(うちの娘もなかなか決まらず、最後の方では精神的に追い詰められましたし…。)「死ぬ気になれば何でも出来る」という言葉の意味を履き違えていると思います。
VTRを見る吾郎は終始悲しそうな怒ったような厳しい表情でした。時々首を振り何か言っていましたが、何を言っていたのか聞きたかったです。
VTRの最後に若い風俗嬢が唯一顔を出して登場しました。「人に求められる感じが良かったみたい」「自分に価値があるって感じがしなかった」と、お金だけでなく心にも原因があったようです(一言で言うと「寂しい」という事でしょうか)。「風俗嬢としてだけは大成功や」と言っていましたが「13歳からキャバ嬢をしていて中学には殆ど行っていない」そうですから、風俗以外での働き方を知らないのかも知れません。

VTRを見終わった吾郎と小島さんはやりきれないという顔をしていました。
「恵まれた人間に何が分かると言われそうだけど、家族にばれたらどうしようとか、将来仕事に就く時に困るとか、病気や犯罪に巻き込まれるとかのリスクが大きい仕事はしない方が良い。」(小島さん)
「先の不安でしか与えられない。そういう風に若者に思わせる世の中なのかな・・・」(吾郎)
問題が個人だけで解決しないだけに、答えが出ないもどかしさが画面から伝わってきました。

でも最後に「僕は芸能界のエリートコースだからね」とおどけて見せた吾郎がとても可愛かったです。
「芸能界の貴族ですもんね」と小島さんも笑顔を見せてくれてホッとしました。


拍手ありがとうございます
以下お返事


>Tさん
SMAP愛のこもった熱いコメントをどうもありがとうございます。NHKの取材能力の高さ、番組作りの緻密さには脱帽しました。今まで知っていた事も知らなかった事も全てに重みが感じられて、見終わった後椅子から立てなかったです。そんな中でも吾郎はメンバーの中を歩き回り、気軽に声をかけていましたね。そして吾郎に声を掛けられると不思議と皆表情が和らぐのが印象的でした。木村くんだけでなく、メンバー皆の心の支えになっているのでしょう。最後、楽屋で吾郎と剛と3人で振り付けの確認をしていた中居くんがとてもニコニコしていましたね。舞台裏では一切笑顔を見せなかった中居くんの満面の笑みを見て嬉しくなりました。

>YUEさん
コメントありがとうございます。森くんも含めメンバー全員を平等に扱ってくれたNHKには本当に感謝しています。スポンサーがついていないとこういう良さがあるんですね。受信料をきちんと払おう!と思ったファンは多いのではないでしょうか。彼らの強さは生身で観客の前に立ち続けてきたことから生まれたと私は思っています。一朝一夕で出来あがったものではないですね。政治家や企業経営者やマスコミの人達には彼らの覚悟を見習って欲しいです。
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