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怒濤の情報ラッシュ

吾郎の舞台の余韻に浸っていますが、これからの情報が次々発表されて息つく暇もありません。

1. 【雑誌】 8/30 (木)発売 「Number」 新連載 「語ろう!2020年へ」 (稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾)

2. 【映画】 「半世界」(2019年2月公開) の新しいティザービジュアル公開!詳しくはこちら(The PAGE)
吾郎、長谷川博己さん、渋川清彦さんが3人並んで語り合っているポスターがとても良いです。3人の自然な笑顔がとにかく良い!
映画への期待が高まります。

3. 【舞台】 「No.9 -不滅の旋律-」のポスター公開!詳しくはこちら
ルイス様の横顔!素敵すぎてため息が出ます!!皆さんも是非このポスターにときめいて下さい。

この3つ、今日発表された情報ですから。スピードに付いていくのが大変で嬉しい悲鳴ですね。


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誰もが旅の途中 (「FREE TIME, SHOW TIME 君の輝く夜に」 8/26)

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帰りの新幹線の中で幸運を噛みしめました。
約2年半ぶりの舞台を京都で観られたのは本当に幸せです。しかも千秋楽を。
1回しか見ていないので比較はできませんが、それでも出演者全員が伸び伸び演じているのが分かりました。吾郎の歌声が伸びやかで、安寿ミラさんのダンスが華やかで、北村岳子さんのアドリブがハチャメチャで、中島亜梨沙さんのコミカルな演技が愉快で、楽しくて最高でした。

2012年から2016年まで3作上演された「恋と音楽」シリーズはミュージカル界という夢の世界を描きましたが、今回の「君の輝く夜に」の登場人物は皆現実を背負っています。それぞれの台詞と歌の歌詞の中にそれぞれの日常が垣間見えるのです。そんな彼らの日常の中の一瞬のきらめきやときめきを描いたのが「君の輝く夜に」だと思います。
そう考えると、1幕と2幕の間のショータイムがこの作品の見せ場なのも頷けます。全員が燕尾服でステッキを振りながらジャズやポップスのスタンダードナンバーを歌う、まるでブロードウェイミュージカルのような世界。カテコに登場した鈴木聡さんが仰っていましたが、1幕からの続きの世界なのか、実は現実とは全くかけ離れた世界なのか分からない微妙さがたまりません。
たまらないと言えば、吾郎の燕尾服姿の美しいこと!脚の長さ、立ち姿の美しさから目が離せませんでした。勿論安寿さんも北村さんも中島さんも立ち姿と動きが一つ一つ決まって本当にかっこよかったです。「立ち姿が美しい」ことは舞台俳優に求められる資質なのでしょうね。
特に安寿さんはやっぱり華がありました。歌の迫力、隅々まで神経の行き届いたダンス、さすが宝塚のトップスターの貫禄です。中島さんも宝塚の娘役トップだったので可愛らしさは抜群。北村さんは劇団四季出身で正統派のミュージカル女優、そして国民的アイドルとして25年以上活躍してきた吾郎。揃いの燕尾服を着て踊ると、バックグラウンドの違いがにじみ出て面白かったです。吾郎はここぞという瞬間にピタリと決めてくる。その時素晴らしく輝くのですね。

「恋と音楽」シリーズと同じく、カーテンコールでは毎回吾郎の挨拶(漫談?)がありましたが、千秋楽では吾郎の挨拶の後、安寿さん、北村さん、中島さんを呼び入れて4人で挨拶。安寿さんは毎回、吾郎のカテコをハラハラしながら聞いていたそうです。「よくあんなにお客さんをdisれるな、と(笑)。吾郎さんとお客さんとの間で長年作られてきた雰囲気なんでしょうけど。」と言えば吾郎も「でも安寿さんも相当だと聞いてますけど?」と言い返し客席は笑いに包まれました。
更に演出の鈴木聡さんも登場。ショータイムで使うグラスの色は吾郎の意見で緑色に決まったとか。貴重な裏話を聴くことができました。
「また新作も是非…。この再演でもいいですし。」と吾郎は鈴木さんにお願いしていました。それはファン全員の願いです。よろしくお願いします!

実は「恋と音楽」のメインテーマを4人で歌うシーンで私は泣きそうになりました。パンフレットの中で鈴木さんも仰っていますが、この「君の輝く夜に」が「恋と音楽」シリーズから続いている作品だと実感したからです。今だから言いますが、SMAP解散以来私の中でずっと時が止まってしまったような感覚があったのです。でも今回舞台の上で演じている吾郎を見て、「恋と音楽」のお馴染みの歌を聴いて、やっと私の中の時計がまた動き出したように感じました。
4人の登場人物は夏の一日の出会いから力を得てそれぞれの現実に帰って行きます。吾郎が最後に歌うように「誰もが旅の途中」。それなら私達も希望をもって自分の旅路を歩いていけるはずです。
吾郎の新しい舞台を信じて、「君の輝く夜に」の再演を信じて、劇場でまた笑顔で再会できることを信じて。


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車中より


新幹線に乗りました。
いよいよ私の初日です。
ワクワクドキドキが止まりません。
楽しんできます❗

ほん怖館主の存在感 (「ほんとにあった怖い話」 8/18)

今年の「ほん怖」は色々な意味で特別でした。
吾郎が事務所から独立して初めてのゴールデンタイムの地上波番組出演であり、事務所から独立しても今までと変わらず番組に出られたのは大きなプラスになったと思います。
実録ドラマも益々パワーアップしてとても怖かったです。「姿見」なんて怖すぎて途中でチャンネルを変えてしまったほど・・・。すみません、子どもの頃から鏡が苦手なのでどうしてもダメだったのです。
実録ドラマが怖ければ怖いほど、吾郎館主と子どもたちの「ほん怖パート」が活きてきます。ドラマVTRを観て「きゃー!」と叫ふ子どもたちに吾郎が声をかけて落ち着かせるとTVを観ているこちらも落ち着きます。このプロセスがあるから「ほん怖」は面白いんですよね。子どもたちも可愛くて、いつまでも観ていられます。下ヨシ子先生の心霊研究もワンポイントアドヴァイスみたいで分かりやすかったです。
要するに「はい、吾郎さん!」と「ほん怖五字切り」は欠かせないということです。番組最後の「あなたからの恐怖幽便お待ちしています」のナレーションが吾郎だったのが嬉しかったです。これは初めてではないでしょうか?
来年も「はい、吾郎さん!」が聞ける(そしてTVの前で私達も唱和できる)と期待していいんですよね?
番組BBSにお願いを出してきました。


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嫌いです、でも・・・。(「ゴロウ・デラックス」 8/17)

オープニング。
「ある図鑑が大ヒットしているそうです。」(外山さん)
「宇宙ものとか恐竜とか」(吾郎)「違います」(外山さん)
「乗り物図鑑とか」(吾郎)「違います」(外山さん)
「イモムシとケムシです。」外山さんが言うと吾郎は凍り付きました。一歩引いて、
「今日は1人でやってもらって良いですか。」
吾郎、本当に嫌そうです。対照的に外山さんは元気そう(笑)。

「大丈夫ですか、ヤバイ人が来ちゃうんじゃないですか。」本当に心配そうな吾郎。
「いやいや・・・ではお呼びしましょう。『イモムシとケムシ』の編集者、廣野篤さんです。」
外山さんに呼ばれて入ってきた男性は、吾郎にお辞儀をして名刺を取り出しました。それを見て吾郎は「イモムシを出されるのかと思った」と一言(←そこまで心配する?)。

課題図書 : 「小学館の図鑑NEO イモムシとケムシ」(小学館)

現在日本に6000種類いると言われているイモムシとケムシ。形も生態も様々ですが、この図鑑ではそのうち1100種類を系統順に紹介しており、昆虫分類学の専門家からも「学術的な価値は極めて高い」と評価されています。子どもたちに大人気なだけでなく「イモムシが好きになった」と大人も虜にするほど魅力的な図鑑なのです。
今回のゲスト、廣野篤さんはその大ヒット図鑑の編集者。9年前「くらべる図鑑」を世に出し、3万部売れればヒットと言われる図鑑の分野で88万部の大ヒットを記録した、図鑑界のヒットクリエイターです。

「すごいでしょう、イモムシとケムシだけで図鑑を作っちゃうんですよ。」(外山さん)
「確かに色鮮やかで・・・」吾郎はどうとっかかりを作るか探っている感じです。
「ケムシが蛾になってイモムシが蝶になると思ってたんですが違うんですか?」外山さんは積極的に質問します。
「イモムシタイプでも蛾になりますしケムシタイプが蝶になるものもあります。」(廣野さん)
「何で違うんですか、何で毛が生えてるんですか。」(吾郎)
「毛は身を守るためだと思います。我々も口の中に髪の毛が入ると嫌な感じしますよね。敵も咥えたときに毛があると食べづらくて嫌なんじゃないかな、と。」(廣野さん)
廣野さんがイモムシとケムシの図鑑を作ろうと思ったきっかけは、
「4年くらい前にぐんま昆虫の森で「イモムシ・ケムシ展」というのがあって見に行ったんですけど、そこにお勤めの筒井学さんという方にお話を伺っているうちに『イモムシって面白いな!』と思って。昆虫の図鑑ではイモムシとケムシはほとんど取り上げられていないんです、100種類くらいで。日本で6000種類いるのに全然カバーできてない。だからやってみたら面白いんじゃないかな、って。」(廣野さん)
「イモムシとケムシからすると神様ですよ。『僕たちを日の当たる場所に・・・』」(吾郎)
「イモムシとケムシだけで図鑑を作りたいです、と言った時反応はどうでした?」(外山さん)
「そうですね、企画会議の時にきょとーんとされましたね。そんな狭いところ、って。『何を考えているんだ?』って目で見られましたね。」と廣野さん。しかし、
「実はその前に一般書で『イモムシハンドブック』というのがありまして、それが結構ヒットしていて、大人の昆虫好きの中ではイモムシって旬な、『イモムシって人気あるよね!』って皆言うくらいの・・・」(廣野さん)
「今?」(吾郎)
「はい。キラーコンテンツなんですよね。」
廣野さんの言葉に吾郎は思わず笑いました。
「・・・ということをとうとうと会議で・・・。」(廣野さん)
「それで実際にヒットしたんだから半端じゃないですよ。」(吾郎)
そんな廣野さんから吾郎にある「お願いごと」が。その部分を吾郎が朗読。

チョウやガの幼虫をイモムシ・毛虫といいます。
同じチョウ目のなかまの幼虫ですが、形や色はおどろくほど変化に富んでいて、小さくても恐竜みたいにかっこうのよいものや、頭部がネコの顔に似ていてかわいいものもいます。
さあ、イモムシ・毛虫をさがしに出かけましょう。
きっとみんなが気に入るイモムシ・毛虫に出会えます。


「見つかりますか?」朗読を終えると吾郎は廣野さんに訊きました。
「絶対見つかります。」と廣野さんは断言。
「見つかればそんな偏見は捨てますけど。」(吾郎)
「廣野さんは吾郎さんにお訊きしたいことがあるそうですけど。」(外山さん)
「はい。イモムシとケムシは好きですか?嫌いですか?」(廣野さん)
「嫌いです。」吾郎は言い切りました。
しかし廣野さんは全く動ぜず
「嫌いから始まる恋愛もある事ですし、是非、今日は吾郎さんに好きになってもらえるように、頑張りたいと思います。」と堂々としています。

ということで廣野さんから吾郎にオススメのイモムシ・ケムシをご紹介。
【クロコノマチョウ】
正面から見た黒い顔と長い角がミッキーマウスに似ていてかわいい、と廣野さんは力説しますが、吾郎は「はぁ~・・・」と薄い反応。
因みに廣野さんは手に入らない資料映像は自分のデスクで撮影したそうで、クロコノマチョウの映像も自ら撮影。それを見せて頂くと、頭だけが黒い緑のイモムシが頭を振りながらゆったり進んでいます。
「ちょっとかわいいかも」と吾郎が言うと
「そう、かわいいんです」と廣野さんは嬉しそうに言いました。更に貴重な脱皮の瞬間もしっかり見せて頂きました。
「ユニークではあるよね」吾郎は認めました。
「ああいう顔のイモムシもいるんだって思いましたね。」(外山さん)
【コジャノメ】
これも顔が黒い。目が離れていて三角形の角(?)が二本あって愛嬌があります。
「クマさんみたいな・・・」(廣野さん)
「かわいいじゃないですか」(外山さん)
「まあ、よく見れば・・・。頭の耳はなんですか?」(吾郎)
「何でしょうね・・・可愛いからじゃないですかね?」(廣野さん)
【ウスタビガ】
続いて声が可愛いイモムシ。緑色で太い、形はよく見る感じのイモムシですが、つまもうとすると「キー」と声を出します。
「鳥とかが食べようと咥えた時にキューって音を出してびっくりさせて身を守ってるんじゃないか、と思います。」(廣野さん)

ここで外山さんの朗読。

イモムシ・毛虫はたくさんの動物からねらわれていて、それらの動物のことを天敵といいます。成虫がたくさん卵を産んでも、無事に成長できるのは数頭ぐらいといわれています。
イモムシ・毛虫には敵がたくさんいる!

「だから生きるの大変なんですよ。」(外山さん)
「そうだよね。餌として使われちゃう。食べやすいしね。」(吾郎)
「そうですね。捕まりやすいというか。」(廣野さん)
「だから身を守る手段っていうのをちゃんと考えてるんですよね、イモムシと毛虫はね。」(外山さん)
ということでここからは身を守るためのスゴ技を身につけたイモムシ・ケムシをご紹介。
【ダイミョウセセリ】
葉にくるまり、その隙間から緑色の何かを外に飛ばすのですが・・・
「フンですか?」(吾郎)
「そうです。うんちミサイルですね。普通に巣を作って暮らしているとフンがいっぱい積もって敵に見つかりやすくなってしまうんです。そこで遠くに飛ばして自分の居場所を分からなくする。」(廣野さん)
「自分の痕跡を残さない、ということですね。」(吾郎)
【ウラギンシジミ】
ハタキを振り回すイモムシです。刺激を受けると2本の角から丸いブラシのような物を出して振り回します。白い線香花火のようにも見えます。
「これで攻撃するんですか?」(吾郎)
「攻撃すると言うよりは、これで相手を混乱させてその間に逃げるんですね。」(廣野さん)
「なんだコイツは?と思わせるんですね。」(吾郎)
「(紹介するイモムシが)まだあるんですね。」と外山さんに言われ
「まだあるんですか?」と吾郎のテンションは心なしか微妙です。
【スカシカギバ】
黒と白の体を曲げて葉っぱの上にいる姿はまるで・・・
「鳥のフンですね。」(廣野さん)
「カモフラージュですか。・・・神秘的と言えば神秘的ですよね。」吾郎は言葉を選びながら言いました。

しかしここで終わらないのがゴロデラです。
「まさか?!」(吾郎)
「会っていただきたいと思います。」と廣野さんに言われテンションが下がる吾郎。「そうだと思った・・・」
廣野さんが「超オシャレなイモムシ・ケムシの飼い方」を紹介してくださるというのですが・・・
「オシャレな部屋でイモムシを飼って頂ければ・・・」と廣野さんはプレゼンする気満々です。
ここで「イモムシとケムシ図鑑」の著者でもある「ぐんま昆虫の森」の筒井学さんが登場。スタジオには色々な植物の鉢植えが並べられました。ここに本物のイモムシとケムシが・・・。
「見やすいようにディスプレイしてきました。」と筒井さん。
イモムシ・ケムシは幼虫である期間がとても短くすぐサナギになってしまうため、本来は展示が難しいのだそうです。今回は奇跡的にタイミングの合ったイモムシ・ケムシを持ってきてくださったのです。
ミカン科の植物に発生するためオレンジの匂いのするアゲハや、偽の目を持つアゲビノコノハ、繭から美しい緑色の糸が取れることから皇室でも飼われているヤママユなどのイモムシには「かわいい」と反応したものの、毛虫を見ると思わず後ろに下がってしまった吾郎(その気持ちは分かります。私もイモムシはまだしも毛虫は苦手ですから。)
鳥の目のような大きな偽の目を持ったり、木の枝そっくりに擬態したり、自分の身を守るためイモムシ・ケムシたちも必死で生きているんですね。

色々なイモムシ・ケムシを見せて頂いた後で、廣野さんが再び吾郎に質問。
「イモムシとケムシ、好きになりましたか?」
「いや、あの・・・好きにはなってないですけど(苦笑)、ただ、きれいだなと思ったり可愛いなとかは・・・。今までそんなこと1ミリも感じてなかったので。これだけ種類があって生命の神秘みたいなものは感じましたね。」
吾郎の言葉を聞いて廣野さんも筒井さんも嬉しそうでした。


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中居くん46歳のお誕生日おめでとう!

中居くん、46歳のお誕生日おめでとうございます。
テレビであなたの笑顔を見る機会が最近少ないような・・・あなたの笑顔をもっと見たいです。

以前、雑誌のインタビューだったか何かで
「もしSMAPが解散したら自分は引退する。SMAPのいない芸能界に未練はない。」と発言したことがありましたね。
今あなたが何を考えているのかは分かりませんが、SMAPが解散しても芸能界に踏みとどまって頑張っているあなたの姿を見ていると、信じて待っていて良いのかな、と思います。どういう形になるにせよ、5人が再び集まる日を。
その為にもとにかく元気で。元気で一年を過ごしてください。


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「家族」って何? (「ゴロウ・デラックス」 8/10)

オープニング。
「今回のゲストは第159回直木賞受賞の方ですが、吾郎さんのお知り合いだそうで。」(外山さん)
「そうなんですよ。お会いしたことがあってそれ以来なので、こういう場所でまたお会いできるのが楽しみです。」(吾郎)
「ではお呼びしましょう。第159回直木賞を受賞された島本理生さんです!」(外山さん)
白のブラウスと茶系のスカートという清楚な装いで登場した島本理生さん。「おめでとうございます」と吾郎から手渡されたピンクの百合の花束がよく似合います。
今の気持ちを吾郎に訊かれて「ホッとしてます」と島本さん。
「ホッとする、が最初に来るんですね?」(吾郎)
「そうですね、ずっと緊張して待っているので。」(島本さん)
「良かったですね、僕も嬉しかったです。」(吾郎)
吾郎に「嬉しかったです」と言ってもらえて羨ましいですね。

今回のゲスト島本理生さんは、2001年17歳の時「シルエット」で群像新人文学賞優秀賞を受賞し作家デビュー。2005年に発表した「ナラタージュ」は66万部のベストセラーとなり昨年映画化されました。今までに芥川賞に4回、直木賞に2回ノミネートされ、今年晴れて直木賞を受賞。受賞会見での「電話を受けた時ガッツポーズしました」とのコメントにも納得です。

「お二人はどういうお知り合いなんですか?」(外山さん)
「お知り合いというか・・・2度お会いしたことがありまして・・・」(吾郎)
「2度も?」(外山さん)
「2度も、なんです。あのう・・・西加奈子さん・・・」(吾郎)「ああ!まさか?!」(外山さん)「まさかの」(吾郎)
「お花見!?」(外山さん)
「はい。そのお花見の時に紹介して頂いて。」(吾郎)
「そうなんです。」(島本さん)
「ただ僕、お花見に参加するのが多分ちょっと後半だと思うんです、昼からやっているので。僕は夕方位から参加することが多くて、そうなるともう皆さんお酒を飲まれていて・・・」
と吾郎が言った瞬間、島本さんは思わず苦笑。
「もうそういう雰囲気になっているんですよ。だからそういう雰囲気の島本さんしか見たことがなかった。」(吾郎)(←それはつまり、素面の島本さんにお会いするのは今回が初めてって事ですか?)
「お酒・・・お好きなんですか?」(外山さん)
「そうなんですよ。で皆泥酔しているところに稲垣さんが登場されるので『わーっ稲垣吾郎だ!稲垣吾郎だ!』って酔った勢いでテンション上がっちゃって・・・。」(島本さん)(←分かります、その気持ち良く分かります!)
「作家さんじゃないんだよね、全然。」と吾郎が冷静に言いました(怖い・・・)。
「え、お酒を飲むとそんなに変わるんですか?」(外山さん)
「普段は遠慮して聞けないようなことでも酔っ払ったら突然聞いちゃうんですよね。なので稲垣さんにお会いした時に突然、40代男性の恋愛について質問した記憶があります・・・」(島本さん)
「覚えてます。・・・あ、覚えてました?」(吾郎)「覚えてます覚えてます!」(島本さん)
「僕なんかそのお花見の日、その後舞台挨拶だったんです。」(吾郎)
「えー?!」島本さんと外山さんが同時に叫びました。
「映画の舞台挨拶があって、だから6時頃に抜けたんですけど。」(吾郎)
「大丈夫でしたか?飲んだ後に?」(外山さん)
「お酒飲んで舞台挨拶しましたけど?何か?」と吾郎はしれっと言いました。(←それこそクソ野郎ですね・笑)
貴重な裏話が聞けたところで、話を直木賞受賞の事に戻すと、
「受賞されて、何か嬉しい悲鳴を上げる出来事があったんですか?」(吾郎)
「そうなんですよ。『賞を受賞したら部屋中がお花でいっぱいになりますよ』と担当の方に言われてたんですけど、いざ届き始めたら8割がお酒で、部屋中がお酒でいっぱいに・・・」(島本さん)
「島本さんはお酒のイメージがあるんですよ。正直に言いましょう。」(吾郎)
「そうですね。好きなものはお酒、毎日の様に呑んでるって思われてるみたいです。」(島本さん)
「いいじゃないですか作家さんなんだから。」(吾郎)
「でも日頃は恋愛小説を書いてる女性作家の家にビール瓶24本が届くのはいかがなものかと(笑)」島本さんの言葉にスタジオ中が爆笑しました。
「しかも瓶なんですか?缶じゃなくて?」吾郎も笑いました。
「瓶なんです。業者さんじゃないんですから!」島本さんは訴えました。
でもやっぱり嬉しくて「毎日大事に呑んでます」だそうです。

課題図書 :「ファーストラヴ」 島本理生 (文藝春秋)

主人公の臨床心理士・真壁由紀が父親を殺した女子大生・聖山環奈の殺人の動機を探っていくミステリー小説です。物語の特徴は環奈だけでなく登場人物がそれぞれ闇を抱えていること。例えば環奈は自傷行為や虚言癖、由紀は両親との確執や夫への秘密など、登場人物の多くが異なった心の傷を抱えているのです。
「島本さんのご本を読むのは初めてだったんですけど、ああこういう本を書かれるのかと。お花見の時とは全然違う印象で(笑)今お会いするとしっくりくるけど。」(吾郎)
「読んでてちょっと辛かったですね。最後はもう切なくて涙なくして読めない。面白かったですね。」(外山さん)
物語の見所の一つは臨床心理士・由紀が容疑者・環奈から殺人の動機を聞き出そうとする取材シーン。その部分を吾郎と外山さんが朗読。

「そういえば、お父さんの絵画教室で絵のモデルをしていたのは何歳くらいの頃から?」
「え?」
環奈はなにを言われたか分からないというように訊き返した。
「環奈さんは時々、お父さんの教室の絵のモデルをしていたって」
「えっと、小学生の高学年とかそれくらいだと思います」
「そこにいた生徒さんに、変なことされたことはない?」
私が尋ねると、環奈は驚いたように、ないです、と答えた。
「じゃあ、質問を変えるね。絵のモデルをしていたとき、お母さんはどうしてたの?」
「たぶん・・・・・・買い物とか。どこかにはいたと思いますけど。あ、違う、料理教室です。それで土曜日の午後は母がいないからって、デッサン会をやってたんです」
「なんでお母さんがいない間だったの?」
「それは、父が、集中できないからどっか行ってろって」
「じゃあ、あなたは絵の生徒さんたちのことは好きだった?」
環奈は困惑したように首を横に振った。
「好き、ではないけど」
「じゃあ、もし彼らに対する印象をあなたが一言で表すとしたら?」
彼女は言葉を飲み込みかけた。私は小声で、言って、と促した。
「気持ち悪い」
その言葉を口にした瞬間、環奈は目を見開き、赤く染まった涙袋を伝って涙が落ちた。
「え・・・・・・どうして?」
私はすぐに訊き返した。
「環奈さん、どうしてって?」
「なんで、私、気持ち悪いって思ったの。え、全然分かんない。どうして」

「由紀が臨床心理士として、カウンセリングをするような立場で環奈に語りかけていくのはすごくこだわったところですね。単純に過去を引き出せば良いものではなく、できるだけ無理をせずに段階を積んで環奈の心を開く。彼女が自分の過去を整理したり自覚して本当の自分を取り戻すところが一番大事なので。『謎が解ければ良いってことではない』というのがこの小説では大事なところだと思いました。」(島本さん)
「なるほどね。謎が解けるだけでは解決にはならない、と。」(吾郎)
元々10代の頃から臨床心理学にとても関心があり心理学関係の本を読んでいた島本さん。いつか心理分析のような形で人の心を探って行く小説を書きたいと思っていたそうです。
「今までにトラウマを持つ主人公を描いてきたんですけど、似たような経験のある人は分かる、経験のない人は主人公の気持ちに共感できないという声が結構多かったんです。でも分からない人に分かってもらえるようにする方が、小説として伝わるなと思って。それで臨床心理士の視点から環奈の内面を見る、という形に・・・。」(島本さん)
「客観的にね。」(吾郎)
島本さんが「ファーストラヴ」で描きたかったテーマは「家族」です。
「思春期の心の傷の問題に関心があって書きたかったんですが、今までは親子関係だったら娘の視点だけで書いていた。でも7年前に出産して子どもを持ったことで、母親の視点も少しずつ分かるようになってきたんです。そうなると親子関係の難しさがすごく身に沁みるんですね。自分が子どもに悪い影響を与えてないなんて確信を持って言えないな、と。だって子育てとか教育って、習わないのに突然本番に突入するわけですから。その難しさや複雑さを小説に書いてみたいという思いが強くなったんです。」
更に島本さんはこう続けました。
「日本では家族関係がすごくこう・・・重視されていて、きっとみんなの頭のなかにもあると思うんです、『家族は大事にする』『家族はいいもの』って。でも『家族のことは家族で解決する』という考え方自体が実はものすごく危ういんじゃないかと感じるんです。」
島本さんのこの意見には私も賛成です。家族はいいもの、家族はこうあるべき、という考えに捕らわれ過ぎると家族関係が病む、あるいは歪みそうな気がします。
ここで、父親を殺してしまった環奈と環奈の母親との関係を描いた一節を吾郎と外山さんが朗読。

「環奈さんの腕の傷を見たことはありますか?」
「もちろん。それがなにか?」
と環奈の母親は平然と訊き返した。
その返答を少し意外に感じつつも
「環奈さんにそのことについて訊いたことはありますか?」
と重ねて尋ねた。
「ありますよ。鶏でしょう」
私はつかの間、言葉をなくした。
「学校に遊びに行ったときに鶏に襲われた傷でしょう。それがどうしたんですか?」
「環奈さんが、そう言ったんですか?いつ頃?」
「私がハワイに行っていたときだから、小学校を卒業した年です。あの子、そういうところがあって、昔から変な怪我をよくしてくるんです。妙にぼうっとしてるもんだから。」
「鶏に襲われたと、環奈さんが」
くり返すのも馬鹿馬鹿しかったが、環奈の母親は、そうです、と真顔で相槌を打った。
「その後は、傷が増えたりしましたか?」
「分かりません。数えたわけじゃありませんから。それがなんだっていうんですか」
「私がお訊きしたいのは、環奈さんがなにか精神的に追い詰められていて、そのことにお母様も気付いていたんじゃないか、という点です」
てっきり激昂されると思った。けれど環奈の母親は妙に淡々と答えた。
「追い詰められていたことなら、あったでしょうね。あの子、昔から脆かったから。夫も気難しい人で、私もそれなりに苦労しましたし、それくらいは気付いていますよ。でも、そんなの最終的には本人がどうにかするしかないでしょう」

娘に無関心な母親の描写が怖いですね。島本さんは臨床心理士の方々にお話を聞いたり、精神科医に取材したりしたそうです。そこから見えてきた事は、
「一見父親との関係性が問題あるように見える子って、実はお母さんがその子どもを助けない、って事が多い。子どもを庇わずに父親の味方をしたり、あるいはどっちの味方もせずに完全に見て見ぬ振りをしたり。夫が怖いからかも知れないしどうして良いか分からないからかも知れないですけど、物理的に加担してるように見えなくても、実は見ない振りをしてることでお母さんが子どもを追い詰めてる、という場合が結構ある。」(島本さん)
「島本さん自身はどんなご家庭で育ったんですか?」と吾郎が訊きました。
「私自身も親が芸術家というかそういう活動をしてたので、しょっちゅう海外に行ってて、10代の頃から一年のうち何ヶ月かはひとり暮らしみたいな状態で・・・。」(島本さん)
「寂しいですね。」(吾郎)
「そうですね・・・。でも一人の時間に他にやることがないから本を読んでたり、あるいは書き物をしたり、それが結果的に今の仕事に繋がったかも知れないですね。作家って内にこもって一人の時間が長いからこそなれる、なれたところがあると思ってたんですけど、朝井リョウさんの登場によってそれが打ち砕かれる、っていう(笑)」(島本さん)
吾郎は思わず手を打って笑いました。「そっか!」
「ダンス部に入ってても、素敵な小説書けるんじゃん!(笑)」(島本さん)
「朝井リョウさんの登場でさ、あの「何者」の感じで、結構変わったんですよね、小説のスタイルもね。」(吾郎)
「変わりましたね。でもそれによって、縛られなくて多分面白くなったところがあるんですよね。色んな作家がいるんだ、って。」(島本さん)

話題は変わって
「島本さんのご主人も作家さんなんですよね?」(外山さん)
島本さんの夫は作家の佐藤友哉さん。三島由紀夫賞を受賞された方です。お二人の出会いは作家合コンと聞いて、
「ちょっと待って、作家合コンは呼ばれてない」と吾郎は一瞬気色ばみましたがすぐに
「あ、作家じゃないか」と気がつきました(笑)。しかしそれでも
「ちょっと待って、それ非常に興味がある。そういうのあるんですか?」と食いつきます。
「十数年前に一度だけ・・・」(島本さん)「一度だけ」(吾郎)
「合コンしたことがないから合コンをしてみたいという作家さんが何人かいたらしいんです。」(島本さん)
「わかるわかる。僕も合コンしたことないもん。」(吾郎)
「一回くらい経験してみたいなと思って集まったんです。」(島本さん)
「それでいいな、と思ったんですか?」(外山さん)
「いいなと思うどころか、夫はその頃人と目を合わせて喋れなかったので。正面の席でずっと下を向いて喋ってる男の人がいる。一回も目を合わさないし顔もよく分からない。ただ何となく柄物のシャツを着ていたということだけ(笑)。」(島本さん)
「なんでそんな人の目も見れないような人が合コンに来れたの?」(吾郎)
「人の目も見られないからこそ合コンというものを一度はしてみたいという人たちが集まったので、(参加者の)3人くらいは人の目を見てなかった(笑)。」(島本さん)
「ご主人とどのように結婚することになったんですか?」(外山さん)
「帰りのタクシーが一緒で。帰る方面が同じだったので一緒に乗ってきて、降りたら斜め向かいに住んでたんです。」(島本さん)
「すごい!」(外山さん)「この広い東京で」(島本さん)
「それもすごい運命というか。」(吾郎)
それから何回か呑んだりして仲良くなっていったのですが、
「ある日作家さん何人かでご飯食べてる時に、突然夫が『僕たち結婚することになったんです』って言ったんですね。でみんなが『わー、おめでとう!』ってなる中私一人がキョトンと。『その話聞いてなかった!』って。」(島本さん)
「へぇ・・・。お付き合いはしてたんですか?」(外山さん)
「お付き合いはしてたんですけど・・・。」(島本さん)
「なに?どういうことですか?」(吾郎)
「夫は、私がそういう話をしたって言い張るんですが、私は絶対そんな話はしてないって。なんかよく分からないうちに結婚することになっていて・・・」(島本さん)
「きっと、島本さん、酔ってたんですよ。」吾郎が諭すように言うと
「私のせいですか?!」島本さんはたじろぎました。
その後一度離婚しましたが
「離れてみて分かったんですが、私が作家である事に彼が一番理解があったんですね。そう考えるとあの日々はとても素敵な生活だったんだなって。自分が大人になってそう思えるようになりました。」(島本さん)
ということで再婚し現在に至っているそうです。

AD山田くんの消しゴムハンコは直木賞受賞の瞬間のガッツポーズ。手がドラえもんのようになっているのが可愛らしかったです。


西加奈子さんのお花見は作家さん方のサロンになっているのですね。そういう場を作れる西さんは素晴らしい方ですし、そこに吾郎が呼んで頂けるのも有難いことです。そしてその縁を作ってくれた「ゴロウ・デラックス」はやはり希有な番組ですね。
そのお花見で島本さんは40代男性の恋愛について質問なさったそうですが、それに対する吾郎の答えは覚えていますか?その答えを是非次の小説に活かして下さいね!


ついでに番組内容と全然関係ない話を。番組オープニングのアニメで、毒りんごが沢山降って来る中に金ダルマが一つ混じっているんですね。今回初めて気がつきました(←そこ?)。



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「クソ野郎と美しき世界」ブルーレイ&DVDの申込は明日まで!

「クソ野郎と美しき世界」
Amazonプライムでも配信されていますが、やはり円盤で欲しい・・・と思っていたら、新しい地図がブルーレイ&DVDを完全受注生産してくれることになりました。
新しい地図HPから申込を受け付けていますが、早いもので申込締切が13日(月)23時59分、つまり明日に迫っています!
完全受注生産なので、まだの方はお急ぎください。


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「おはよう関西」インタビュー (8/10)

先日の「シブ5時」に続き、NHKの情報番組に吾郎が出演しました。「シブ5時」では開幕前の稽古風景を取材していましたが、今回は開幕してからのインタビュー。実際に舞台に立った吾郎の雰囲気がそのまま感じられます。
関西ローカルの番組なのでこちらでは見られないと残念に思っていたら、NHK大阪放送局さんのブログが動画をアップして下さいました。本当に有難い!インターネット万歳!

NHK大阪放送局ブログ 「解散後 初の舞台」

ページの下部にはコメント欄があります。この記事を書いている時点ではコメント数は0ですが、私は感想を送りましたし、他にも承認待ちのコメントが送られているはずですので、皆さんも良かったら是非感想やお礼など送ってください。



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阿川佐和子のこの人に会いたい (「週刊文春 8月16日・23日夏の特大号」)

昨日台風が近づき雨が降る中、本屋さんへ行って「週刊文春」を買ってきました。今まで吾郎やSMAPについて色々な記事を載せてきた雑誌を買うことに多少の葛藤を感じました(というか、買いたくない気持ちもありました)が、吾郎の今の言葉を読みたいという気持ちが勝ったのです。

・・・買って良かったと思いました、私は。阿川さんは本当に聞き上手でSMAP解散についての質問も核心を突きながら柔らかく尋ねていました。吾郎もハッキリと答えてくれて(勿論今は話せないこともあるでしょうが)あの時以来の私の胸のつかえが少し下りた気がしました。
内容については敢えて触れません。私の感想より皆さんご自身で吾郎の言葉を読み、そこからメッセージを受け取って頂きたいのです。「そうはいっても文春は嫌だ」という方は立ち読みでも図書館でも構いません。とにかく「阿川佐和子のこの人に会いたい」の7ページを最初から最後まで読んでみて下さい。吾郎が愛と決意とを持って今の道を歩いている事が分かります。そして後の4人も同じだということも。
あ、それから、白黒グラビアもお見逃しなく。こちらはお遊びのページになっています。

そして今回は特に感想を送ることが大切だと思います。
葉書の他 こちら からも送れますので是非。


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デジタル時代の漫画制作現場 (「ゴロウ・デラックス」 8/3)

「今日はロケです♪」吾郎の第一声がすがすがしいです。
「吾郎さん、2年後に行われることと言えば?」(外山さん)
「2020年ですか?東京オリンピック・パラリンピックですね。僕らはサポーターをさせて頂いていて。あと親善大使も。」吾郎は遠慮がちに言いましたが、これは大事なことです。
すると外山さんは早速本を取り出して
「今日の課題図書はこれ。ヤマザキマリさんの『オリンピア・キュクロス』です。」と紹介しました。
「前回は『テルマエ・ロマエ』の誕生秘話とかイタリアでの生活とか伺いましたけど。」(吾郎)
「今日はヤマザキさんの仕事場にお邪魔させて頂きます!」(外山さん)
「日本なんですね、イタリアではなくて。」(吾郎)

2人は都内某所へ。ベルを押すとヤマザキさんが出迎えて下さいました。
ヤマザキさんの代表作は『テルマエ・ロマエ』(2010年)。古代ローマの浴場設計技師が現代の日本にタイムスリップし、日本の風呂文化に驚きながらもそれを取り入れて古代ローマの風呂を発展させる物語は累計部数900万部の大ヒットになりました。そして現在はご自宅のあるイタリアと仕事場のある東京を往復しながら3本の連載を描く、超多忙な日々を送っています。
そして超多忙といえば、
「今日は大切な日だそうで・・・」(吾郎)
「締切日です。」(ヤマザキさん)(←は?!)
「大丈夫ですか?!」(吾郎)
「大丈夫じゃないけど、まあ・・・考えません!」
そんな大変な日にお邪魔してすみません!(← by ゴロデラスタッフ)

課題図書 : 「オリンピア・キュクロス」 ヤマザキマリ (集英社)

内容を一言で説明すると「オリンピック版『テルマエ・ロマエ』」。オリンピック発祥の地古代ギリシャの青年が1964年の東京にタイムスリップ、日本との文化の違いをヒントにハプニングを解決していく物語です。
その物語が生み出される仕事場はスッキリしてシンプルなお部屋です。
「でも漫画家さんのアトリエっぽくない・・・」(外山さん)
「紙とかペンとか全然無い。」(吾郎)
「もうそれは遅い、というか古いです!」(ヤマザキさん)
「アシスタントの方がいない。」(吾郎)
「いるんですけど一緒に働いてないんですね。皆さん分散してて。最近はアシスタントの方は(自分の)仕事場で私が送ったデータを受け取ってそこで作業する。」(ヤマザキさん)
「あー、データ!」吾郎と外山さんは納得しました。
「なんかね、アシスタントの方みんなと家族同然に暮らしてさ・・・」(吾郎)
「あー、そういうの無いですね。」(ヤマザキさん)
「そういうイメージだったよね、今まで。」(吾郎)
「原稿描いたらスッと渡して、それにペンを入れて・・・。」(ヤマザキさん)
「6人くらいで。」(吾郎)
「ない。」(ヤマザキさん)
ヤマザキさんの漫画の描き方はデジタルなのです。
「『デジタル』って何を使っているんですか?」(吾郎)
「これ」と言いながらヤマザキさんが取り上げたのはiPad。
「ここに私の原稿全部入ってます。」とヤマザキさん。
「これ一つあれば、ソファに寝転んでてもできるし、トイレで用を足しながらでもできる!」
「じゃ、どこに行ってもこれがあれば・・・」(外山さん)
「そう。イタリアと行き来する時に飛行機の中とか空港とか・・・。」(ヤマザキさん)
「最先端だね。」(吾郎)
「楽ちんですよぉ。昔、私は海外にいたから、まず原稿用紙が手に入らないじゃないですか。それを日本から送ってもらってスクリーントーンも何もないから全部送ってもらって描いて、それを郵便とか宅配で送らなきゃいけない。で3日で着くはずが一週間かかったりして、締切バリバリ遅れて到着とか。今は30秒前に送れば良い.。」、(ヤマザキさん)
隣の部屋に編集者が詰めていて出来上がった原稿をひったくるようにして出版社に持って行く、なんて光景とは無縁ですね。
実際に漫画を描いているところを見せて頂きました。保存してある漫画原稿を呼び出して次々にペンを入れ、アシスタントへの指示も青いペンを入れるだけ。あっという間に漫画ができていきます。そして何より凄いのは立ったまま描けること!
「スティーブ・ジョブズすごいね!何か描いてもらいたくない?」と吾郎が素直な感想を言いました。
「じゃあ何か描きましょうか?」ヤマザキさんは立ったままペンを動かしました。iPadの画面に吾郎の顔が出来ていきます。アナログだとトーンを貼らなければいけないところもペンで塗るだけ。更に拡大が出来るので、瞳の中のような小さな所にも細かく線を入れられます。
「だからお年寄りにもお勧めなんですよ。」(ヤマザキさん)
そして完成した絵を見て外山さんは思わず
「カッコイイ!しかも!」と一言(笑)。吾郎は
「『しかも』・・・。見た目で30年やって来たのに・・・。」とショックを隠せない様子です。
「吾郎さんも描いてみたら?」とヤマザキさんに勧められ、吾郎もiPadで外山さんを描くことに挑戦。「描きやすいですね」と嬉しそうにiPadに向かっています。そして出来上がった絵は・・・うん・・・吾郎らしい絵でした。でも外山さんの特徴は捉えていましたね。

ところでヤマザキさんが仕事をする上で欠かせないアイテムがあるそうです。
まず本棚。
日本にいる時の本棚とイタリアの本棚は違うそうで、日本の本棚にはローマに関する本の他手塚治虫さんの作品集も。
「影響を受けた?」(吾郎)
「そうですね。ふとした時に読むと助けになるというかアイディアが湧く。『これは必要の無いコマだ』と教えてくれるんですね。」(ヤマザキさん)
水木しげるさんの「河童の三平」も愛読書です。
「疲れている時には癒やしになり、漫画のネタが湧いてこない時はアイディアを供給してくれる。『手抜きして描いちゃいけない』という気持ちになる。このシンプルな絵と込み入った背景のコントラストが凄い。」(ヤマザキさん)
「ああそうなんだ!そんな風に見てなかった。」(吾郎)
それから隣の部屋にもヤマザキさんの必須アイテムが。
それは出窓に並べられた壺絵。今回の課題図書「オリンピア・キュクロス」の主人公は壺絵師見習いなのです。
「ギリシャというと皆さん壺を思い浮かべると思うんですが、この壺、すごい需要があったんですよ!今でいえば漫画家、一昔前なら浮世絵師みたいなもの。」(ヤマザキさん)
「何かを伝える手段ですか?」(吾郎)
「そう、情報が全部この中に盛り込まれてます。当時の流行、運動、恋愛ストーリー・・・全部壺絵に描かれてる。この壺絵があるから私たちは今ギリシャの歴史を知ることが出来るんです。」(ヤマザキさん)
「へぇ・・・」と感心する2人に、壺絵がいかに現代の漫画に近いかを示す資料をヤマザキさんが本棚から持ってきました。
「衝撃のやつ!マツゲが生えてて、まるで少女漫画。池田理代子先生の『ベルサイユのばら』みたいな。」(ヤマザキさん)
「ほんとだ!!」(外山さん)
「日本人にとって二次元の絵ってこういうイメージだと思うんですが、凄くそれにギリシャの壺絵は近い。ギリシャのことはせっかくオリンピックがあるから知って良いんじゃないかな。」(ヤマザキさん)
「今回は『オリンピック』がテーマなんですね。」(吾郎)
「前回の『テルマエ・ロマエ』はお風呂がコンセプトだったんですけど今回は運動。もうじき東京でもオリンピックがあるし、ローマ人もギリシャのオリンピックに非常に熱意を持っていた人たちだったので。ローマから辿っていくとギリシャにたどり着くんですね。」(ヤマザキさん)
古代ギリシャのオリンピックの時代は「テルマエ・ロマエ」よりも500年くらい前だそうです。
「ギリシャも好きなんですか?」(吾郎)
「別に好きでも何でも無い!」とヤマザキさんはキッパリ。「でも、古代ローマ人というのはギリシャにもの凄い憧れてて、『ギリシャには勝てない』というコンプレックスがあったんです。だから古代ローマの中で知的な職業・・・例えば医者とか学校の先生とかは・・・全員ギリシャ人。ギリシャというのはそういう所なんです。(古代ギリシャは)精神性の豊かさを養う土壌であって、ローマは今のアメリカみたいな資本主義(の国)。」
「ああ、そうなんだ。」(吾郎)
「そんな時にしっかりとした考え方、しっかりとした哲学を持った人間を雇いたいと思ったら全員ギリシャ人になる。」(ヤマザキさん)
「へぇ、アメリカって(例えは)分かりやすいですね。ヨーロッパ文化への憧れがあったりとか。」(吾郎)
「そう!同じです。」(ヤマザキさん)
今から約2400年前、日本の弥生時代の頃から繁栄していた古代ギリシャ。しかしなぜ古代ギリシャでオリンピックが誕生したのでしょうか?
「ギリシャというのは小さい島で出来てるんですね。その島一つ一つが自治国家で、日本の戦国時代じゃないけど結構戦が絶え間なく行われていたんです。戦というのは自分たちの国にこれ以上影響を与えないで欲しいという理由でやるんですけど、戦があまりにも多いと死者も当然出る。どうしたら良いだろうということで、4年に1回くらいだけ戦争を完全に止める年をつくる。で、戦争の代わりに運動競技を神に捧げるという意味で奉仕する。その間は一切戦争無し、そういう発想だったんです。」(ヤマザキさん)
古代ギリシャ人って本当に知恵があったんですね。すごい!
ここで朗読タイム。今回はヤマザキさんとAD山田くん改めヤマダリオスくんも加わって4人で朗読します。ヤマダリオスくんは勿論、古代ギリシャ人のコスプレです。それを見るとヤマザキさんは
「古代ギリシャ人は『裸が一番美しい』という概念を持っているので、素っ裸で・・・」でムチャ振りしました。
「裸は一番神聖で崇高なものなんです。だからこの表紙を見た人から『ヤマザキさん、男の裸を描くのが好きなのね』と言われるんですけど、仕方ないんです。史実上皆さん裸で競技されてたし。」
さて「オリンピア・キュクロス」のストーリーは・・・
主人公・デメトリウスは運動能力はずば抜けているが争い事が嫌い。しかし村同士のいざこざを解決するための競技会の選手に選ばれてしまい思い悩む。そんな時なぜか1964年の東京にタイムスリップし、そこで出会った老人と町の運動会に行くことになる。

(前略)
―――にしても
皆笑顔で誰もが幸せそうだ
競技会なのになんなんだろう この開放感は・・・・・・!?
勝たなければ意味もなく
負けた後ろめたさをひきずる私達の競技会とは
明らかに何かが違う・・・

さらにスプーンに卵を乗せて走るレースで、早いだけでは勝てず結局老人が優勝したことにデメトリウスは衝撃を受けます。この後古代ギリシャに無事戻ったデメトリウスは選手も観客も楽しめる競技を提案し、運動の発展に貢献したのです。
「面白かった。ヤマザキさん、すごい演じ分けて下さって・・・。」(吾郎)
「私たぶんね、台詞を書きながら心の声が演技してるんだと思う。」(ヤマザキさん)
「そう思いました。」(吾郎)
ヤマザキさんが生き生きと朗読したのが印象的でした。

そして、舞台を現在の日本でなく「1964年」にした理由は・・・
「この時の日本はまだ戦争の傷跡から完全に立ち直ってない。で、高度経済成長期にさしかかった時ですね、国としてどう復興していこうかという。だからせっかくタイムスリップするなら人間にまだ人情がある頃・・・隣に突然外国人が現れても・・・今だったらみんな引くとかシカトするとかするけど、1964年だったらきっと思いがけないことに対しての免疫がついていたと思うんです、戦争を経験した人たちって。もう信じられないことを経験してきたわけだから、そこにいきなり2400年前のギリシャ人が現れても拒絶はしないんじゃないかな、と。」(ヤマザキさん)
2400年前の古代ギリシャだけでなく1964年当時の日本を懐古して再現してみたかったのだそうです。(ただ、当時の日本人はそんなに外国人を見慣れていなかったかも知れませんが・・・。)

最後にヤマザキさんの必須アイテムをもう一つ。
「この辺にあるんですけど。」とヤマザキさんはソファの後ろに手を伸ばし、出窓に並んだ昆虫の標本箱を取りました。
「やっぱり?さっきから気になってたんですよ!」吾郎が大きな声を上げました。背中に毛が生えた珍しい昆虫です。
「すごくないですか?南アフリカにしかいないんです。甲虫は裏側のメカニズムとかが素晴らしいんですよ!」ヤマザキさんの声が弾んでいます。「同じ生き物とは思えない概念の中で生きているんですよ。見ているだけで想像力がメキメキと出てくる!」
「そうなんですね!」吾郎が楽しそうに相づちを打つ一方、外山さんはやや戸惑い気味に
「(虫を)取り寄せるんですか?」と訊きました。
「さすがに南アフリカまでは行けないのでネットで見つけて。」(ヤマザキさん)
「見つけて、これ可愛い!とかこれカッコイイ!とかって思って・・・」(外山さん)「ポチリ!」(ヤマザキさん)「えー!」(外山さん)
「標本って(自分で)作ってるんですか?」(吾郎)
「ポチったのが送られてきますよね。そしたらこういう箱を買ってきて自分で・・・」(ヤマザキさん)
「ああ、ポチったのは死骸(!)が送られてくるわけですね。額装されてくるわけじゃなくて。」(吾郎)
「そうです、だってこれ、絵画より好きですもん!」
ヤマザキさんは子どもの頃から昆虫が大好きで、5歳の時に買った昆虫図鑑を今も大事にしています。お気に入りの昆虫には丸をつけたりリボンをつけたり。夢中だったことが窺えます。
「私はこの図鑑の絵を描く人になりたかった。」とヤマザキさん。
「あ、そうなんですか、漫画家さんよりも・・・」(吾郎)
「漫画家になってなかったら虫を研究する人とか・・・。」(ヤマザキさん)
そういえばこの日ヤマザキさんが着ていたのは白地にハエ(?)が描かれた昆虫Tシャツなのでした。


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新しい舞台、新しい景色

稲垣吾郎様。
ミュージカル「FREE TIME, SHOW TIME『君の輝く夜に』」初日成功おめでとうございます。暑い京都での1ヶ月近い公演、大変だと思いますが無事千秋楽を迎えられますように。

朝からtwitterのタイムラインは沸き立っていました。初日観劇する皆さんが続々京都に集結(上洛?)する様子が伝わってきて私も興奮しました。そして今も終演後の熱がタイムラインに渦巻いています。皆さんが吾郎の舞台を、舞台に立つ吾郎を待ちわびていたんですね(もちろん私もです)。

さて、今日は舞台初日の他にNHK「シブ5時」という楽しみもありました。クリス松村さんが「君の輝く夜に」の稽古場を訪ね、舞台やプライベート、更に新しいスタートについて吾郎にインタビューしました。クリスさんは話し方が上品で相手へのリスペクトが自然ににじみ出る方なのでインタビュアーに適任だと思います。吾郎も話しやすそうでした。
「5人の中では歳が真ん中で中間管理職だったから、みんなの意見を聞いてから自分の意見を決めるのが癖になっていた」とサラリと言ったのには少し驚きました。それが良い悪いではなくて、自分のポジションをそこまで客観的に見ていたのは凄いことだと改めて思ったのです。
「ゼロになるつもりで新しいスタートを切ったがお仕事を頂けて好きなことをやれている」と語る吾郎は本当に嬉しそう。28年間積み重ねてきたものが「ゼロになる」ってなんて過酷な覚悟なのかと聞いていて胸が痛みましたが、今予想以上の手応えを感じているようで良かったです。
結婚については・・・一生一緒にいたい人が見つかったらいつでもどうぞ(笑)。吾郎が幸せで仕事に打ち込めるならそれが一番です。
「新しい道を歩き出して新しい景色が見える」と言う吾郎。今日から始まった新しい舞台でどんな景色が見えるのでしょうか。私も吾郎と同じ空間でその景色を感じたいです。


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プロフィール

はちミツ

Author:はちミツ
【注意:当ブログの内容の無断転載は禁止します。】

稲垣吾郎さん大好き、SMAP大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は26年目になります。
彼らがいつかまた集まりたいと思った時そうできるように、彼らがそれぞれ今いる場所で益々輝いていってほしいと願っています。
だから「SMAP大好き」という気持ちも「新しい地図の3人の活動を応援する」気持ちも私の中では同じ一つの思いなのです。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②「稲垣吾郎オフィシャルブログ」、twitterアカウント @ingkgrofficial も必見!
③「ゴロウ・デラックス」再開熱望!

メールは↓へ。
walkwithgoro☆hotmail.co.jp
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