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美と狂気の女優道 (後編) (「ゴロウ・デラックス」 4/27)

先週に引き続きゲストは時代劇研究家の春日太一さんと女優の岩下志麻さんです。

課題図書 : 「美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道」 春日太一

岩下志麻さんの狂気の女優道第2幕は、時代劇研究家春日太一さんが衝撃を受けた岩下さんの映画ベスト3を紹介します。

【悪霊島】(1981年)
フリップが出された瞬間岩下さんが「ふふふ…」と笑いました。春日さんの言いたいことがもう分かっているようです。
「悪霊島」は金田一耕助シリーズの中の一作。鹿賀丈史さんが金田一を演じました。春日さんが吾郎の金田一にも触れて下さったのが有難かったです。
「悪霊島という島があり、そこへ行った男達がどんどん消えていく。なにがあるんだろう?ということですが、そこに岩下さん演じる巴御寮人という女性がいて…ここにある神社の娘さんなんですが、それとはまた別にもう一人、男性を見ると見境がなくなる(=色情狂)ふぶきという姉がいる。この二役を岩下さんが演じているんですが、作品の大きなトリックを明かしてしまいますと、実はこの二役が二役ではなかった。」(春日さん)「人格が…」(吾郎)
「おしとやかな巴御寮人の裏の顔がふぶきだったという…。一人の人間だったわけですが、それが明らかになる場面があるんですね。それが…。」と言いながら春日さんはフリップの紙をめくりました。

「アノ体当たり演技は自らの提案だった!」

「とんでもないお芝居をここでされてるんですね。」(春日さん)
「そのシーン、気になりますね。」(外山さん)
「今回のインタビューの中で僕が最も驚いたエピソードだったかも知れないです。」(春日さん)実際のシーンを見ると…
巴御寮人が真っ赤な口紅を塗ると徐々にふぶきの人格が表われ、なんと自慰を始めるのです!
VTRを見る吾郎も外山さんも引き込まれています。
「ふふ…怖いですか?」岩下さんは吾郎に言いました。吾郎は一瞬言葉を探しましたが
「いや、本当に引き込まれてしまう、本当に美しい、ね…。でもこの体当たりな演技をご自身で提案された?」と訊きました。
「ええ。やはり“巴御寮人”から“ふぶき”に変わる時に(何か一つ欲しいな)と思って。口紅を塗るだけでは“ふぶき”に変わりきれない何かがあったので、自分でフッと閃いて監督に提案したんです。そしたら『ちょっと考えさせて欲しい』ということで(笑)。1~2日経ってから『了解しました』と。それであのシーンを入れて頂きました。」(岩下さん)「はぁ…」(外山さん)
「監督も『ちょっと考えさせてくれ』ってなりますよね。発想になかったと思うんですよね。」(吾郎)
「それと、全体像を見てますからね、監督さんは。それにああいうシーンが入っていいかどうかという事もあったのかな、と思いますけど。」(岩下さん)
「そうか、(篠田正浩さんは)ご主人であり監督であり…ですものね。」(外山さん)
「ええ、そうですね。」岩下さんは悠然と微笑みました(これが女優の貫禄というものでしょうか)。
「これはさすがに春日さんも驚かれたんじゃないですか?」(吾郎)
「驚きましたね。普通女優さんって自分を綺麗に見せたいというか…、映像だけじゃなくイメージとして清純派的に守っていきたいという人が結構多いわけです。だからこういうアイディアを監督から出されても断る事の方が多いと思うんですけど、逆に自ら役柄として必要かどうかをまず第一に考えて提案されるという…。“役者”としてすごいことだな、と。演技や役柄や作品を第一に考えている方だという事がよく分かるエピソードですね。」(春日さん)
「悪霊島をテレビで再放送した時に、うちに臨時で家政婦さんが来ていたんですよ。それでこれを夜観て翌日私の顔を見たら『キャーッ!』って(笑)。それで『申し訳ないけど今日で辞めさせて頂きます』って。」(岩下さん)
「ホントですか!?」(吾郎)
「私が精神分裂(二重人格?)みたいな人に見えちゃったらしいんですね。それで怖くなっちゃったらしくて。」(岩下さん)
「それって最高の褒め言葉というか…スゴイ影響力ですよ。」(吾郎)
「でも私、困っちゃったんだけど…。」
と言う岩下さんが可愛らしかったです。

台本を徹底的に読み込み役作りをする岩下さんですが、時には台本通りに行かないこともあります。そんな作品が
【疑惑】(1982年)
「ある事故が起きて富豪の男性が死んでしまって、これはひょっとしたら保険金目当ての殺人ではないかとマスコミがどんどんどんどん殺到してくるわけですね。この女性を桃井かおりさんがやっているんですけど、ワイドショー映えするような悪い感じの、毒を吐くような女性なんですよね。で、誰も弁護を引き受けようとしない。そこで岩下さん演じるエリート弁護士が引き受けるんですけど…。普通の弁護士と容疑者との関係でしたら弁護士が優しく接して段々心ほだされていくとかになるんですけど、最後までこの両者が仲が悪いままなんですよ。ここでの女優同士の演技のぶつかり合いを含めてこの二人の緊張感が面白いんです。」と春日解説。この作品で春日さんが驚いたポイントは…

「唐突なアドリブすら心から楽しんでいた!」

「桃井かおりさんは現場でどんどんアドリブを仕掛けていく人で、ある種作品の雰囲気すら変えてしまうような所があるんですね。結果的にそれが良いものになることも多いんですけど、受ける側の共演者が大変ではあるんです、それをどう返してどう新しいお芝居を組み立てるか考えなきゃいけない。ここで岩下さんが実際に桃井さんのアドリブを受けるんですけど、アドリブに対して全く動じない。」と春日さんの解説を聞いてから実際のシーンを観てみると…
弁護士の接見シーンで、桃井さんが一方的にまくし立てそれを岩下さんは冷静に聞いています。岩下さんの表情に特に大きな変化は見られません。
「えぇ?…これアドリブ?」吾郎もどの台詞がアドリブか分からなかったようです。
「『あんたの顔嫌い』(というセリフ)は完全にアドリブでした。」(岩下さん)
「そうか…『あんたの顔嫌いよ』ってけしかけるような顔してましたもんね。」(吾郎)
「ちゃんと(アドリブを)受けている岩下さんの表情を撮ってるのが野村芳太郎監督の上手いところですよね。アドリブを受けてどういう表情をしてるかという所も。」(春日さん)
「瞬き一つなく!」(吾郎)
「逆に『文句あるか!』って顔をされるじゃないですか。ここのやり取りの緊張感が…」(春日さん)「面白いですよね。」(吾郎)
「(役柄が)上目線なんですよね、エリート意識が強くて。“常に上からものを言っている、相手が何を言おうが”という役作りをしたので、嫌な女と嫌な女のぶつかり合いだと思いますけどね。」(岩下さん)
「桃井さんは(事前に)『こういう事を言います』とかは…?」(外山さん)
「ではなくて、前日に考えてらして、当日突然セリフが全部変わってるんです。」(岩下さん)
「岩下さんにアドリブはダメじゃないですか。」と吾郎。完全に役を作り上げてくる女優さんですものね。
「私は自分で全然アドリブを言えないんですよね。だから色々新しいセリフをおっしゃるので『うわーっ、すごいセリフ考えてきた!』と思って逆に刺激になって、随分勉強になりましたね。」(岩下さん)
「そうか、桃井さんのアドリブはその場で出たアドリブではなくて、考えてきたアドリブだから、アドリブの質が違いますね。」(吾郎)
「アドリブで(話が)いろんな所に行ったら大変ですよね。」(外山さん)
「それはそれこそカメラさんがいて監督がいて、カット割りまで考えているのに、アドリブを入れていくのは基本的にはダメだと僕は思いますけどね。受ける方だって『あっアドリブ言ってきた』って一瞬そっちの感情になっちゃうじゃないですか。…って別に桃井さんの事言ってる訳じゃないですけど(笑)。僕はアドリブする人はあまり好きじゃないです。基本ダメだと思います。」(吾郎)
「じゃアドリブはあまりおやりにならない?」(岩下さん)
「絶対やらないです。」(吾郎)「やっぱりね」(岩下さん)
「ただ、お芝居が終わってもなかなかカットをかけない監督さんがいらっしゃるじゃないですか。その場合は繋げなきゃいけないのかなと思ってカット尻であった気持を繋げていくことはします。」と熱っぽく語った後吾郎は
「…正解ですか?」と隣の岩下さんに確認を求めました。
「そう…ですね。私もそっちですね、ええ。」(岩下さん)
ご自身はアドリブが苦手でも、相手の役者さんのアドリブは楽しんでしまう岩下さん、さすがです。

と、岩下さんの演技を観た吾郎から、意外な思い出話が飛び出しました。
「僕、自分がデビュー当時に岩下さんのことをスタッフに言われたの、今不意に思い出した。僕ロケやってて眩しくて、まだ素人みたいなものだったので、瞬きをすごいしちゃってたんですよ。そしたら『岩下志麻さんは瞬きしないんだぞ!』って一喝…、照明さんか監督さんかに。『岩下さんは瞬きするなと言ったら永遠に瞬きしないんだ!役者さんはそういうのをコントロールできなきゃいけないんだ!』と教えて頂いたのを、今瞬きを全くしない岩下さんの表情を見て、急に30年前の事が蘇ってきました。」
興味深そうに聞いていた外山さんが
「本当なんですか?」と岩下さんに訊きました。
「私は瞬きずっとしないで大丈夫。」(岩下さん)
「そのイメージが割とあるじゃないですか、極妻でも。」(吾郎)
「芝居中は意識して瞬きを入れる事もあります。」(岩下さん)
「意識して瞬きを入れるんですか?!」と驚く外山さんに
「瞬きも芝居になるじゃないですか。」(吾郎)
「意味が生まれちゃうんですね。その瞬きに対して感情的な。」(春日さん)
と二人からフォローが入りました。
「14歳の時の事今思い出した!なんか嬉しいです。」と吾郎は懐かしそうでした。

最後に紹介するのは禁断の母子愛を描いた衝撃作。
【魔の刻】(1985年)
「岩下さんが受験生を持った母親役で受験生役が坂上忍さん。息子が受験に失敗してしまって落ち込んでいるのを慰めるために自分の体を差し出してしまう、そういう母親の役です。…これは男性と女性とでは見え方が変わってくるんじゃないかと…男性からすると見るのが怖いというか…」(春日さん)
「『ゾッとした』っておっしゃってましたね。」岩下さんはそう言ってハハハと笑いました。
実際の映像を観てみましたが…あまりに情念が激しすぎて、VTRが明けてもスタジオの四人から言葉が出ない。吾郎が戸惑っている様子を岩下さんは悪戯っぽい目で見ています。
「これの何に驚いたかというとですね…」と春日さんはフリップをめくりました。

「岩下さんが熱望した企画だった!」

「インタビューをさせて頂いた中で、先ほどの『悪霊島』のエピソードもそうなんですが、岩下さんは常軌とは異なる役柄・芝居に対して物凄く強い熱意をお持ちで、ご自身から飛び込んでいく、演じる事に高いモチベーションを持っている方だという事が伝わってきたので、(インタビューの)終盤にこのエピソードを伺った時に驚く一方で『あぁなるほど!』と。確かに岩下さんならば自ら望んでやられるというのも分からないではないなとは思ったんです。でも企画の内容が内容ですので、かなり私の中で驚きました。」春日さんは夢中になって語りました。
「そうですね、当時はエキセントリックな役がやりたくてやりたくて。新聞の見出しを見たら『魔の刻』と書いてあって『あっ、これやりたい!』と思って、すぐマネージャーさんに原作の方にお電話してもらって、『映画化するときは是非やらせてください』とお願いして。それでやっと実現した映画なんです。」(岩下さん)
「エキセントリックな役をやりたいというのは、普段の自分や日常とは違うものを、ということですか?」吾郎が岩下さんを真っ直ぐ見て訊きました。
「そうです。私はいつも『日常から飛びたい』、役を演じる事で『どこかへ飛びたい』、そういう思いが演じる時はあるんですね。だからすごい飛べる役を探してたんです。」(岩下さん)
「でも…『狂気の演技を自然に演じる』って難しい事だと思うんですけど、岩下さんがいつも思ってる事…秘訣というのは?」(吾郎)
「そうですねぇ…狂気を狂気と思って演じないでいかに普通に演じるか。普通に演じてそれが狂気に見えれば成功、という考え方かな。」(岩下さん)
「なるほど。それが出来れば一番…。驚かせようと思ってわざとおどろおどろしい表情を作るっていう事では…」(吾郎)
「ないですね、ええ。」(岩下さん)
それを聞いていた春日さんが補足しました。
「『鬼畜』の鬼嫁役のエピソードを伺った時も、あの女性を狂気の女性とか怖い女性じゃなくて『悲しい人間である』と岩下さんは捉えたんです。そういう事だと思うんです。一人の人間として捉えてその心情を追いかけてった結果、一般の道から離れてしまったんだという。その点精神の構造をちゃんと把握して一人の人間として見つめているからこそ、狂気を何か飛び跳ねたような特別のものとして演じない。僕らと地続きにその狂気が存在しているかも知れない。そのリアリティを芝居から感じる事が出来る。」
「なるほどね。勉強になりますね。その人間を演じていれば狂気になるわけですから。そこに描かれてるものがあるから。」吾郎が目を輝かせました。
狂気の演技について岩下さんと吾郎の意見が一致した瞬間、私の心が震えました。
ここの対話が今回のゴロデラの中で一番良かったかも知れません。

番組はエンディングへ。岩下さんが今後演じてみたい作品・役柄は?
「『サンセット大通り』。女優が過去の栄光にしがみついて最終的に狂気になる。女優のなれの果て、そんなものをやってみたいなと思っています。」
「ここのお二人でやったらピッタリだと思いますね。」と春日さんが言うと
「ああ、ピッタリね!あの役ね!」と岩下さんも声を上げました。
「相手役の男の記者がいるんですよ。」と春日さん。
「ピッタリね、言われてみれば。」岩下さんは吾郎を見て改めて言いました。
「光栄ですね。いつかご一緒させて下さい。その時は僕の事を思い出して下さい。14歳の時の僕が喜ぶので。」吾郎は懇願しました。
「はい。でも最後は狂気ですから。」と岩下さんは微笑みました。
確かに「サンセット大通り」のラストはとても怖いです。これを岩下さんと吾郎がやったらどんなに素敵になるか!
「また夢が増えましたね。」と吾郎。この夢は是非実現して欲しいです!

今回は消しゴムはんこを披露するAD山田くんも緊張の面持ちでした。

今回は吾郎と岩下さんがお芝居について話す場面がたくさんあって嬉しかったです。
「サンセット大通り」での共演が近いうちに叶いますように。


拍手ありがとうございます

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美と狂気の女優道(前編) (「ゴロウ・デラックス」 4/20)

オープニング。
「今日は時代劇研究家のあの方を再びお迎えしました。」(外山さん)
「前回は貴重なお話を伺えて俳優として刺激を受けましたよ。」(吾郎)
「今回は、日本映画界が誇る大女優にロングインタビューを敢行し後世に残る映画資料の様な名著を書き上げられました。どんなお話が飛び出すんでしょうか。」…と外山さんは吾郎をキッと睨んで
「覚悟しいや!」とドスの効いた一言。
「何それ!?…その読まされてる感じ」と吾郎に切り返され思わず外山さんは笑ってしまいました。

今回は時代劇研究家の春日太一さんが2度目の登場。前回は鬼才・五社英雄監督の生涯を熱く語って下さってくださいました。その春日さんの最新作が今回の課題図書です。

課題図書 : 「美しく狂おしく 岩下志麻の女優道」 春日太一

「出る側の人間の目線で読ませて頂きました。凄く面白かったです。こうやって映画を作っていくっていいなって。」吾郎の言葉を春日さんは頷きながら聞いています。
「でもそもそも岩下志麻さんをテーマに本を書こうと思った理由は何ですか?」(吾郎)
「前回出演した時五社英雄監督のお話をしましたが、実はその取材の段階で、五社監督の話を書くのであればやはり岩下志麻さんへの取材は欠かせないだろうという事で、インタビューをお願いしたところ受けて頂きまして、そしたら驚くくらい面白いエピソードをたくさん頂けて。『これは五社監督だけじゃなくて他の監督でもこういう話を伺えたらとんでもないものになるな』とその時から思っていて、今回この取材に繋がったんです。」(春日さん)
「それがこの一冊になったんですね。…でも春日さん、今までにいろんな方のインタビューをされてきているでしょ?それでも岩下さんは特別な感じでした?」(吾郎)
「お話を伺ってみると、頭の中で演技のプランが出来ていてそれを言葉にちゃんと出来る方なんですね。岩下さんのお芝居はどちらかというと情念を持ってグッと入ってくお芝居が多いんですけど、にもかかわらず最初の役作りに関しては、例えば髪型をどうするとか衣装の丈でも長さで役柄のイメージが変わってくるとか、理知的にかなりロジカルに演技を組み立てていく方なんですね。そうして外側を作ってから、外側の器の中に自分の魂を入れ込んでいく…2段階の方なので、役作りが一つの物語になっている。そのお話がとてつもなく面白かったので、今回、各作品とも必ず最初の質問は『どういう役作りをされましたか?』。そこからもう既に物語が始まっているんですよね。」(春日さん)
「そこがやっぱり面白いですよね。」(吾郎)
「勉強になりましたね。役者でもないんですけど(こういうやり方があるんだ)って。」(春日さん)
「映画の見方も変わってきたんじゃないですか?」(吾郎)
「ええ、ディテールに目が行くようになりましたね。」(春日さん)
「今回は春日さんが岩下さんの狂気の演技について解説して下さるんですが…」(外山さん)「楽しみ!」(吾郎)
「それだけではなくてですね…今日は岩下さんご本人にもお越し頂いております!」と外山さんに紹介されて、今回のスペシャルゲスト岩下志麻さんが登場しました!!日本映画界を代表する女優さんはやはり輝きが違います。
「やっぱり変わりますね空気が。」外山さんも圧倒されているようです。

まずは岩下志麻さんの経歴から。
1958年17歳で女優デビューし、小津安二郎監督「秋刀魚の味」(1962年)、川端康成原作「雪国」(1965年)など数々の名作に出演しました。更に代表作「極道の妻たち」シリーズが大ヒット、日本映画界を支えてきた大女優の一人です。
「岩下さんと吾郎さんは今まで共演は?」(外山さん)
「あの、番組の方にゲストに…来て頂いて…。」(吾郎)
「ええ、伺いました、スマスマに。」(岩下さん)
「料理でもてなすコーナーで…あとコントみたいな…ホストの役をやっていたコントで…」(吾郎)
「ああー!はいはいはい(笑)」(外山さん)
「その時もコメディなので岩下さんご自身で小道具とか持ってきて下さって。フッと吹くとビューッと伸びるのあるじゃないですか。なんか笑わせグッズみたいなのを、ご自身も『これはコントだし、オチでやりたい』って。…そんなのやる方なんだ!とビックリして。それがこれ(本の内容)とも繋がってるのかなと思って。」(吾郎)
「そう、小道具ですからね。」と春日さんは納得した様子です。
「それ、凄く嬉しかったのを覚えています。」(吾郎)

(これスマスマの『ホストマンブルース』ですよね。実は私、岩下志麻さんが出演されたことをすっかり忘れていました。コントのオチも思い出せません。その時に戻って自分を叱りたい!)

今回は課題図書を通じて、岩下さんの美しくも狂気に満ちた女優道を徹底解明します。
【「はなれ瞽女おりん」(1977年)】
盲目の三味線弾きを演じた時の徹底した役作りについての部分を吾郎が朗読。

私は暗闇恐怖症でしたので、目をつぶって暗いところにいるのが物凄い恐怖だったんです。二色の電球を枕元につけて、灯りがないと寝られなかったくらいで。
ですので、まず暗闇に慣れることが必要だなって思いました。
それで目をつむってお茶を飲んだり、食事をしたり、お化粧したり、家の中を歩いたり、顔を洗ったり。
とにかく目をつぶって暗闇に慣れること。そこから練習しましたね。
宿と撮影現場を、私はスタッフと一緒に全てバスで移動していたのですが、バスに乗るともう目をつぶっていました。
自分の世界に入るために他の人を見たくないですから。現場に行くまで目をつぶって、現場に行っても目をつぶって。
最後の方はもう、『目をつぶっているのがこんなに安らげるか』と思うくらいになりました。
目をつぶっていても目の前を誰が通ったか分かるんですよ。小道具さんが走ってる、照明さんがこっちに走ったな、とか。
瞽女さんの感覚っていうのがそこでちょっと分かったような気がしました。


「いやあ、すごい…。そこまで僕はしたことがありません。」(吾郎)
岩下さんご自身は
「目をつむると怖くてすぐ目を開けちゃう人だったんですけど、暗闇に慣れることから(役作りを)始めましたね。」とサラリとおっしゃいました。
「そうか…。ここまで役に入り込むって他の役者さんではなかなか…」(吾郎)
「そうですね。役者さんって大きく分けると2つある。現場で即興的に演じていくのが得意なタイプと徹底的に準備して現場でもそのまま演じるタイプがいらっしゃるんですけど、岩下さんは後者の、一番最たる、力の入れ方のすごい人じゃないかなと思います。」と春日さんは力説しました。
「そっちの方が役に集中できるんですね」(吾郎)
「そうですね。だから雑談が全然できない、現場で。(現場でも)その役でいないとダメなんです。」(岩下さん)
「本番直前までずっと話しかけてくる俳優さんもいますからね。」(吾郎)「そうなんですよね。」(岩下さん)
「え?岩下さんにも(話しかけてくる俳優さんが)いました?」(吾郎)
「いました!『昨日六本木でさ~』とかね、色々すごい現実的なお話をしてくる…」(岩下さん)
「急に『ヨーイ!』って言われてね」(吾郎)
「そうですね、すごく器用におやりになるんですよね、その方はね。」(岩下さん)
「そう、そういう方もいるんですよ、確かに。」(吾郎)
「で、それが良かったりしてね。だからどっちが良いか言えないんですけど、私は大変不器用なので前から気持を作ってないと出来ないです。」(岩下さん)
「吾郎さんはどうですか?」(外山さん)
「僕も静かです。そんな入り込んでる方では…もしかしたら春日さんの言う前者の方かも知れないんですけど、多分現場で…じゃないと切り替われないというか…」と吾郎は自己分析していましたが突然
「そうだ!一度役所広司さんに怒られたことがありまして」と話し出しました。
「昔『笑の大学』ってお芝居(映画)をやった時に、打ち上げで最後に注意して下さったんですけど、僕、本番直前まで下を向いていたんです、いつも。『ヨーイ』って言われたら見つめ合ってなきゃダメなのに、カチンって鳴った瞬間から僕は切り替わるタイプなのでその前に見つめ合ってることが自分のリズムを作りづらくて…。だからお互い見合うシーンなのに、いつも『ヨーイ、スタート!』と言われるまでちょっと下を向いていたりとか…。役所さんは『ヨーイ』の時からずっと僕を見て役に入り込んでそこから世界が始まる方だったので、大先輩に対してすごい失礼なことをしたなと思って。それを注意して下さったのがとてもありがたいことだったなと。勉強になりました、その時に役所広司さんから。」
吾郎がとても穏やかに話していたのが印象的でした。

ここからは、岩下さんの狂気の演技を春日さんの解説付きで見ていきます。
【「卑弥呼」(1974年)】
岩下さんが主人公卑弥呼を演じ、邪馬台国の権力闘争などを描いた作品です。
「役作りも色々ありますが、卑弥呼の役作りってどういうものなのか現代人の我々では分かりようがないわけで…」(春日さん)
そこで岩下さんが行った狂気の役作りとは…
「卑弥呼はシャーマン的な存在でオカルトな世界と通じることが出来る人間ということですね。そこで実際に霊媒師の所に行かれて、卑弥呼の霊を降ろしてもらう、と。」(春日さん)
「すごいなぁ。そこまでは…発想すらない。」(吾郎)「よく思いつきましたね。」(外山さん)
「役作りの入口が見えなかったんですよ。どうしようと思って、霊媒師さんに知ってる方が居てその方に『私の中に卑弥呼の霊を降ろして欲しい』とお願いして。そうすると私の中に変わったことが起きて、役作りの糸口になるんじゃないかと思って伺ったんですよ。」岩下さんが事も無げに言ったので
「すごい!」と吾郎は思わずのけぞりました。
「それで降りてきたんですか?」外山さんが身を乗り出して訊きました。
「事務所の人が隣に2人並んで3人で降ろしてもらったけど、私には全然降りてこなくて両隣の方のうめき声が聞こえたので、折角来たんだからと薄目を開けて横を見たらものすごい勢いで畳を掻きむしっていたんです、唸り声を上げながら。それがすごく(役作りの)ヒントになりましたね。で、それを神の声を卑弥呼が聞くシーンに使わせて頂いたんです。」(岩下さん)
映画のそのシーンは岩下さん演じる卑弥呼が白砂の上で呻きながらのたうち回る姿を真上から撮っているのですが、その異様な迫力は息を飲むほどです。
「すごい……でもこれ、台本にここまで最初から書かれてないですよね?掻きむしるとか呻くとか。」(吾郎)
「それはないですよね。」(岩下さん)
「ですよね。で、その(岩下さんの)姿を見て、俯瞰から撮っていこうって監督も決めたのかも。…いやぁすごいですね!」吾郎は興奮して言いました。
もう一つ、卑弥呼に成りきる為岩下さんがこだわったのが祈祷のシーン。細かい指の動きにインパクトがあります。
「指の動きに目が行ってしまいますね。この指の動きにはどういう意味があるんですか?」と吾郎が訊くと春日さんが
「実はですね、今回岩下さんから台本をお借りして参りまして…」と
当時の貴重な台本を手に取りました。表紙には岩下さんの自筆で名前も書かれています!
「これは元々この作品にも出られている前衛舞踏家の土方巽さんがご自分の踊りの中でやられていた動きなんですね。そこからヒントを得られたようなんですけれど、この台本の中にこの動きに関するメモが…」と言いながら台本の中から一枚の紙を取り出しました。岩下さん直筆の“指の動き”の演技プランです。
「(指の)振り付けだよね、要するに。」(吾郎)
「ええ。卑弥呼だから不思議な動きが欲しかったんですね。で土方さんにご相談したら『指の舞踊をやったらどうか』ということで。やっぱりあの不思議な動きをすることによって卑弥呼の霊的なものが不思議なものになっていくので、すごく良いことを教えて下さったなと思います。」(岩下さん)
「へえ、面白い!」そう言う吾郎の指も自然に動いていました。

次の作品は子役への恐怖の演技で世間を騒然とさせた問題作です。
【「鬼畜」(1978年)】
春日さんが内容について解説。
「川口の小さな印刷工場…零細工場が舞台で、その社長が緒形拳さん、奥さんが岩下志麻さん。本当にお金のない印刷工場で生活が苦しいんですよ。で夫婦で働いて何とか保たせているんですけど、実は主人公の緒形拳さんが裏で愛人を作っていたんです。愛人との間に子供が3人出来て養育費を払っていたんですけど、本当に工場の経営が立ち行かなくなって養育費が払えなくなってしまった。それで愛人がキレまして3人の子供を緒形拳さんに押しつけて去ってしまうんですよ。たまったものじゃないのは初めて知らされた岩下さん演じる奥さんで、自分は子供ができないんですよ。しかもすごく苦労しながら一緒にやって来たのに、夫は裏で子供を作っているわそっちにお金を貢いでいるわ、そして子供を押しつけられて、子供を憎む気持が強くなってしまうんですね。それで子供を辛い目に遭わせてしまうんです。…つまり子供と対峙する役なので(役作りは)こうなります。」
ずばり、
「子供に怒り狂う非道な鬼嫁ぶり!」
「こういう役なのである種鬼にならなければならなかった。」(春日さん)
「(岩下さんにも)実際お子さんがいらっしゃったわけですし、ちょっと辛いですね。」(外山さん)
「そうですね。とても辛かったですね。で子供って素直だから(こちらが)ニッコリしちゃうと本番の時に(子供も)柔らかい顔をしちゃうので、朝からいじめるわけです。」(岩下さん)
「ええー?!」(吾郎)
「いじめるというか、ご挨拶に見えて『おはようございます』って言われてもツンと横向いちゃったりとか、何かやっていると『何やってんの!』と怒ったりとか、とにかく怖いおばさんのイメージで接してたんですね。だから、子供がぶっつけ本番でも大丈夫なくらい、憎々しい顔で私を睨んで見てくれましたね。」(岩下さん)
「怖がらせないといけないって大変なことですよ。」(春日さん)
「その中でも特に大変なシーンがあったそうで。」(吾郎)
「一番下の子にご飯を『食べろ食べろ』と口に入れるシーンなんですけど監督が『本気でやって欲しい』と言われて。ほんとに可哀想と思ったけど、無理矢理に『食え食え食え』と…。辛かったですよ。」
と岩下さんが振り返るそのシーンは…本当に怖い!ご飯を口に詰め込まれる赤ちゃんが死んじゃうのじゃないかと思えるほどです。VTRを観ていたスタジオの空気も凍り付きました。
「これは…やっぱり怖いし…」吾郎が言葉を選んでいます。
「自分自身も怖い思いをしました。」(岩下さん)
「でも終わった後『ごめんね』とも言えないじゃないですか。この先もまだシーンがあるし、怖い鬼嫁じゃなきゃいけないから。」(←吾郎のこの発言は完全に役者目線ですよね。なるほどと思いました。)
「ええ…それからね、もうホントに遠くに私を見つけても泣くんですよ。よっぽど怖かったんだと思う。」(岩下さん)


岩下さん役作りのお話は興味が尽きないのですが、今週はここまで。来週はもっと面白いお話が聞けそうで楽しみです!


拍手ありがとうございます

そして新しい道へ

皆さんお元気ですか。

私は「クソ野郎と美しき世界」の公開が終わって気が抜けたようになっています。頭の中で慎吾の「イェーーーーーーーエエ」が今でも聞こえます。これが「クソロス」でしょうか。
19日深夜のYouTube生配信は、画面がフリーズして見ることが出来ず、翌日チェックしました。3人ともやり切った爽やかな顔をしていましたね。吾郎は髭を剃ってスッキリした感じになりました(私は髭吾郎も好きですが)。
そして、クソ野郎シリーズ第2弾が決定!!この映画が次の新しい道に繋がって良かったです。慎吾だけが知らされていた事に吾郎と剛から不満の声が上がりましたが(笑)。
ただ、次回作はじっくり時間をかけて作って欲しいです。今回の映画は今の3人が今の状況の中で作る事に意義があったと思いますが、次回作は違ったアプローチで取り組む方が良いような気がします。「クソ野郎と美しき世界」は3人のエネルギーがスクリーンから溢れているので見て幸せになれましたが、もっと時間をかければ脚本を練り上げられただろうなとは感じました。(映画に詳しくない私が偉そうなことを言ってすみません。)次回作こそが本当の勝負になるでしょうから頑張って!
あ、それから、お客様動員数はなんと280,021人を記録しましたね。おめでとうございます!最終日まで客足が落ちなかったのがすごい。そして末尾の桁の「21」人がとても輝いて見えます。いや、映画館に足を運んだ全員が輝いているんですよね。皆さんお疲れ様でした(←謎の労い)。

話は変わりますが、本日(23日)発売の「Junon」に吾郎の記事が掲載されるそうです。要チェックですね。

あと、雑誌に関して気になっていることが一つあります。
「TVガイド」の「リーダースリンク」に掲載されている「スターランキング」から2週続けて吾郎がランク外落ちしています。私もハガキを送るのを忘れがちなので気を引き締めて送ろうと思います。出来ればご協力をお願いします。


拍手ありがとうございます


【緊急&速報】 この後24時からYouTubeでクソ野郎3人が感謝のご挨拶

こんばんは。「クソ野郎と美しき世界」も本日が最終日。2週間はあっという間で名残惜しいです。
この映画は毎日お客様動員数を公式サイトで発表していますが、4月18日(昨日)時点で動員数がなんと25万人を突破しました!おめでとうございます!

大ヒットに感謝して、本日の最終上映(TOHOシネマズ上大岡で24時終了)直後、24時からYouTubeのユーチューバー草彅チャンネルで、3人からのご挨拶を8分6秒間生中継するそうです。
ユーチューバー草彅チャンネル は こちら

映画館での上映は終わりますが、ソフト化して発売して欲しいですね。


拍手ありがとうございます

東京の空の下、大家さんと僕はほのぼのと (「ゴロウ・デラックス」 4/13)

オープニング。
「今夜のゲストは大家さんとの一風変わった二人暮らしを描いた漫画が大ヒットしているお笑い芸人の方です。」(外山)
「今では中々観られない大家さんとの心温まる交流が新鮮でしたね。ほっこり致しましたよ。」(吾郎)
今夜はほっこりする30分です。

課題図書:「大家さんと僕」 矢部太郎

お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さんはいじられキャラとしてバラエティ番組で活躍する傍ら、初の漫画「大家さんと僕」を出版。昨年発売されると同時に話題となり20万部の大ヒットを記録しています。
「漫画の大ヒットおめでとうございます」と吾郎が挨拶すると
「恐縮です」と矢部さんは頭を下げました。
「読んだ方が良いと思いますよ、この漫画」(外山さん)
「羨ましいですよ、この大家さんとの日々が。」(吾郎)
大家さんと矢部さんとの関係は独特なもの。洗濯物を取り込んでくれたり余った食べ物を分けてくれるだけでなく、休日に二人でお茶しに行ったり家に帰ったら電話したり、挙げ句は二人で鹿児島旅行に行ったりと、大家さんと入居者の枠を超えています。そしてそれが8年も続いているのです。
「お家に住むきっかけは?」(吾郎)
「この前に普通のワンルームマンションに住んでたんですけど、深夜番組のロケを部屋でする事になって、ポケバイを部屋の中で走らせたりとか霊媒師の人が来てお札を貼りまくったりとかして…」(矢部さん)
「そういうのありますよね。」吾郎は苦い顔をしました。
「そのマンションの大家さんが(その番組を)ご覧になって『矢部さん更新しないでもらえます?』と言われちゃって。それで探してたらこの物件が見つかって。」(矢部さん)
「入居した決め手は?」(吾郎)
「ご挨拶に行ったときに大家さんに『ごきげんよう』と言われて。ごきげんよう、と挨拶する方は生まれて初めてで。」(矢部さん)「珍しいですよね。」(吾郎)
「スゴイ素敵な方だなと思って。一目惚れで住むようになりました。」

そうやって始まった矢部さんと大家さんとの交流は一風変わっています。
摩訶不思議な関係その1 サプライズバースディ!ケーキは…
そのサプライズのシーンを吾郎(矢部さん役)と外山さん(大家さん役)が朗読。

大家さんにお買物用のカートの組み立てをお願いされました。
「こういうカートって便利そうですね。」
「便利というか、これがないと転んで最悪死んでしまいますから。」
急に緊張感が…。(失敗できない!ネジ良し!)
その時
「はぴいばすでい とぅ やあべさあん」
大家さんが僕の誕生日をお祝いしてくれたのです。
明かりが付くと大家さんのケーキはおはぎでした。
刺さっているロウソクは仏壇用でした。
「誕生日の歌初めて歌ったわ。戦時中は英語は禁止だったから。英語を使うと一回につき五銭罰金だったの。」
ビッグ3ゴルフ?
「おはぎもあの頃、砂糖の配給が終わってしまってからは甘くなくってねえ。おやつって言っても炒った豆とか」
節分!!
「塩とか」
調味料!?
「今からは想像も出来ないでしょうね…これ良かったら」(と包んだお金を渡そうとする大家さん)
「ええ?いや…」
「なにか美味しいものでも食べて。」
大家さん、食べづらいです…

「本当の誕生日は明日ですよね?」「え」
「年寄りは今日お祝いできて良かったわ。明日は大事な人とパーティーですものね。」「あ、いや…は、はい」
次の日(家の外で時計を見ながら)
「まだ早い…」
大家さん、来年は当日でもいいですよ。


途中でクスクス笑いが起きるほどユーモラスなやり取りです。
「おはぎ…」(吾郎)
「でもその気持が嬉しいですよね」(外山さん)
「翌年からの誕生日はどうなったんですか?」(吾郎)
「正直に『僕当日も暇です』って言ってお祝いしてもらって。僕、さくらんぼが大好きって話をしたらそれを覚えててくれて、今度はさくらんぼにロウソクを立てて…」(矢部さん)
「えー?!」(外山さん)「さくらんぼに?」(吾郎)
「ケーキがあまり好きではないのかな、と…」(矢部さん)
さくらんぼにろうそくを立てるのってどうやったのでしょう。おはぎに立てるのより難しいですよね。見てみたい…
「大家さんの誕生日はどうしてるんですか?」(吾郎)
「この間マグカップをプレゼントしたんですけど、『矢部さんからもらったものは使えないわ』と飾ってくれてましたね。」(矢部さん)

摩訶不思議な関係その2 伊勢丹ランデブー
矢部さんとのお出かけを楽しみにしている大家さん。特に思い入れのある場所は伊勢丹だそうです。
今度の朗読では矢部さんが伊勢丹の店員さんなどの部分を担当します。

「伊勢丹でお食事しましょう」「はい」
「いらっしゃいませ。お話ししてたお二階の方ですか?」「そうです」
「入口にあった絵、長嶋茂雄さんの描いた絵よ。ランチのコースにしましょう。」
「きのこのいい香り もうすぐ秋ですね」
食事で季節を感じるなんていつ以来だったでしょうか。
「これ半分食べきれないのでどうぞ」「はい頂きます!」
「お刺身も半分どうぞ。これも固いから全部どうぞ。」「あ、はい…」
「最後はウニとアワビの炊き込みご飯お取り分けします。」
「あの…少しで良いです…」
「矢部さん 昔は食べ物なくって大変で…」
「全部頂きます!」
「いいお味でしたね。今度いいひととランデブーでいらしたら?」
「あの…今日は僕に御馳走させてください。」
ランチなのに一万円超えてる!恐るべし!長嶋さんの絵がある店!
「あ、あの…この後のお茶を御馳走…」
「いいのよ、地下でお買物いいかしら」
「いらっしゃいませ」「あら今日はお付き添い?」
「たらこくださる?」
「今日のたらこ、いいですよ」「えー僕も買おうかな」
なんか地元の商店街っぽい結構人情あるんですね。
たらこが二千円?百円スーパーで百円のを買ってる僕には!
「家にまだあったかな…」
「あの…いつも伊勢丹で買われるんですか?」
「そうね 食品、洋服、家電、なんでも」
「家電も売ってるんですね…えっとなんで…」
「なんで?そうねえ…家族で乗りに来たの」「乗りに?」
「初めてエスカレータが出来たときに。楽しい乗り物だったわ」「乗り物?」
「戦前の話よ。私もお子様だったの。その頃から変わらないからここは。周りは新しい知らない建物ばっかり。私は入れないわ」
(帰りのタクシーで)
「お買物ですか?」「あー」
「ランデブーです」「え?」
今日から…僕にとっても伊勢丹が大切な場所になるには…まず収入が…
たらこ…二千円…

「なんかもう恋人みたいな関係というか。」吾郎は微笑みました。(吾郎の読み方も微笑ましかったです。)
「ちょっとデートみたいで。」(矢部さん)
「いやデートですよ」(吾郎)
伊勢丹でランチをし、別館か近くのカフェでお茶して、帰ってきて家でほうじ茶などを飲むのがランデブーのコースだそうです(所要時間4時間!)。

摩訶不思議な関係その3 一緒に鹿児島旅行!!
「さすがに一線越えたな、と思いました」と矢部さん自身も語る鹿児島旅行。
きっかけは大家さんが「死ぬまでに一度行きたいところがあるの」と言った事でした。
「『一人じゃ行けないわ、自信ないわ』と言うので、『じゃご一緒しますよ』と…。」(矢部さん)
大家さんの夢を叶えるために行った旅行で矢部さんは大事なことを学んだそうです。そのくだりを朗読。

「本当に来られたわ、東洋のハワイ。」
大家さんと飛行機で鹿児島空港に着きました。
旅の前に大家さんが鹿児島の本を一冊貸して下さっていて、それは観光名所やグルメ情報の載ったガイドブック…ではなく
70年以上前の鹿児島のことが書かれた本でした。
この旅は特攻隊の基地のあった町を目指す大家さんとの二人旅…ではなく
「ようこそー!お久しぶりー!」
大家さんのお友達えみちゃん(58歳)とのふしぎな三人旅が始まりました。
次の日知覧特攻平和会館に行きました。そこにはたくさんの写真があって
それは若いのに遺影でたくさんの手紙があって
それは遺書でした。
「当時17歳。私と同い年。私はこんなおばあさんになってしまったわ。
えみちゃん私も涙が止まらない。ドライアイで出てこないけれど。」
館内はとても広かったので車椅子を用意してもらうことにしました。
「どうぞー」
2台!
「すみません!遠くから見たらおじいさんかと!」「あ…ああ…」
外に出ると青い空と青い海がありました。

「ここに来たかったんでしょうね」吾郎がしみじみと言いました。
「大家さんと同世代だと思うんです、特攻隊の方が。」(矢部さん)
「同じくらいの歳の方が一番たくさん戦争に行って亡くなっている世代ですよね。」(吾郎)
「大家さんも多分追悼の気持ちみたいなものがあったと思うんですよ。」(矢部さん)
「中々聞けないですもんね、昔の方のお話って。それに昔の方のお話ってこうして語り継いでいかないと。風化させちゃいけないじゃないですか。」(吾郎)

日々の出来事をお互いに報告し合う大家さんと矢部さん。矢部さんは今回のゴロデラ出演のことももちろん話しました。今回はその時のことを漫画に書いてきて下さいました。書き下ろしです!

「今度稲垣吾郎さんの番組に出るんです。」「稲垣さん?」
(スマホに入っている画像を大家さんに見せる)
「この方です」
大家さんはニュースや国会中継以外はあまりテレビをご覧になりません。
「この方!ずっと好きよ。かわいい」
そしてこう言われました。
「矢部さんすごいわね 今が一番いいときですね」
僕は人生のピークを迎えたようです。
「本の番組なんです。作家さん誰が好きですか?」
「そうねえ…芥川と太宰は顔がタイプだったわ」
顔が…
「あとは女学校の頃通俗小説だけど菊池寛は殆ど読んだわ。お友達の本をみんなで回して一人一晩しか借りられなくて必死で読んだわ。素敵な文章を書くの。顔はブスだけど。」
ブスって!!
「そ…そうなんですね」
「稲垣さん太宰に似てる…」
「え?」

大家さんは面食いなんですね(断定)。顔は芥川と太宰が好みで、「稲垣さん太宰に似てる」って…分かります!とても分かりやすくて嬉しいです。吾郎も
「嬉しい。僕のこと知ってくれてるんですね。」と顔を輝かせました。
「ホントに芸能人とかあまり知らなくて。それが『ずっと好き!』って。」矢部さんが興奮気味に言いました。
「大家さん、僕とランデブーですよ」吾郎が必殺カメラ目線でアピールすると
「取らないで下さい僕の大家さん」と矢部さんは慌てました。

「吾郎さん、こういうお話を聞くと矢部さんのお家に行ってみたくなりませんか?」(外山さん)
「行きたい、どんな所か見てみたい。」(吾郎)
「実は私、行ってきたんです!」(外山さん)

ということでVTR。外山さんがお邪魔したのは新宿区内の一軒家の二階にある矢部さんのご自宅です。
広さは22畳あり窓が大きく明るいお部屋。
「大家さんから色々頂いたものがあるそうですが…私、さっきから目に付いているのがあの赤いスーツケース!」と外山さんは部屋の隅を指さしました。
「はい、これも頂いたものです。」
そのスーツケースを矢部さんはキャスターが壊れるまで何度か海外ロケに使ったそうです。
「大きくて角張るので処分しようと思ったんですけど、外に出しておいたら大家さんが『矢部さん外に置き忘れてるわよ』って。」(矢部さん)
「大切にして下さい」(外山さん)
「僕それで心を入れ替えました、すみません。」(矢部さん)
他にも、
「お裾分けを皿ごと『どうぞ』ってくださるんですよ。」と矢部さん。洗ってお返ししようとしても「物を減らしたいから貰って」とおっしゃるそうです。かくしてお皿はだんだん増えて現在5枚(笑)。
それから、トースターも。
「家の更新をするときに『更新料を貰うの申し訳ないからお返ししたい』って言われて。『トースター無いんで下さい』と言ったら伊勢丹で一番いいトースターを下さって…申し訳ないなと思って。」と恐縮する矢部さん。「フル活用させてもらってます」とのことです。
中でも矢部さんが一番大事にしている物は
「お手紙をすごく下さるんですよ。ポストに入っているんです。大家さんは携帯とかメールとかしないので、大家さんからしたらメールとかLINE代わりなんですね。」
「矢部太郎様」と表書きされた封筒に入ったお手紙は何気ないあいさつや伝言なのですが
「帰ってきて郵便受けに大家さんからのお手紙が入っていたら嬉しいですね。」(外山さん)
「ずっと捨てられなくて」(矢部さん)
「取っておいた方が良いですよ。」(外山さん)
携帯やLINEが無い時代には当たり前なはずだったことが今ではとても貴重な体験になっているんですね。
大家さんと矢部さんのほのぼのした交流が伺えるご自宅訪問でした。

「素敵なお部屋ですね。」VTRが終わると吾郎が言いました。
そして今回は矢部さんのお宅から持ってきた物が…。
「テーブルの上を見て下さい。これ、いつもと違うでしょう?」外山さんに言われてみると蝶や鳥の絵の付いたお洒落なティーカップが置かれています。
「これ、絶対僕の部屋の方が似合う。」(吾郎)「ちょっと待って下さいよ!」(矢部さん)
これも大家さんから頂いた物なのです。でも
「僕の部屋にはどこに置いて良いのか分からない。」と矢部さんは素直に認めました。
中身もいつもと違って
「お紅茶。」と吾郎(お紅茶、って言い方がちょっと古風で素敵ですね。)
「フォートナムアンド…」(矢部さん)「メイソン」(吾郎)
「あ、ご存じですか?」(矢部さん)
「僕も好きで、よく伊勢丹で買います。」(吾郎)「えー!?すごい!」(矢部さん)
「大家さんとすれ違ってるかも知れないですよ。」外山さんが感心しました。

エンディングでは
「これから大家さんといろんな思い出を作っていって欲しいし、それを僕らに伝えて欲しいですね。」と吾郎。

矢部さんの漫画はシンプルな線だけで描かれていてとてもほのぼのとしています。余白に大家さんと矢部さんの間に流れる温かな気持が溢れているようでした。

(矢部さんが段ボールをまとめて紐でくくっていると)
「矢部さあん お茶いかが。 段ボールまとめられなくって助かります。」
「いえいえ」
「力持ちね」
「だいぶ非力なほうですけど…同世代では」
「いいひと見つかりました?」「いやあまだまだ」
「じゃあまだお二階に居てくださるのね」
「はい…また来年もこうして一緒に桜見たいですね。」

「矢部さん」
「梅よ」




拍手ありがとうございます

作家の道具、吾郎の道具、そして番組は8年目へ (「ゴロウ・デラックス」 3/30)

今回はスタジオで吾郎と外山さんがVTRを観る回でした。
「(この番組で)作品以外を見せて頂くのは贅沢だよね。作品のヒントが隠されていて。それを紹介出来るのは良い番組だよね。」と吾郎。そう、「ゴロウ・デラックス」はとても良い番組です。

今回は「作家の仕事場スペシャル」と題して、今まで番組でお邪魔した作家の皆さんの仕事場や大事にしている道具などを振り返りました。
トラベルミステリーの大御所西村京太郎さんは部屋から新幹線と在来線が見えるのがお気に入り。「西村」の名入りの特注原稿用紙に手書きで主によく使うペンは、PILOTレックスグリップ、PILOT平蒔絵、モンブランドネーションペンヨハン・シュトラウスの3本。今でも月に平均400枚以上描き上げておられます。
「銀河鉄道999」などでお馴染みの松本零士さんの仕事場には古代生物の化石や銃やフィギュア、大量の漫画など、先生の大好きな物が沢山集められています。仕事道具は小学校時代から同じ物を使っているとか。飛行機乗りだったお父様が使っていた道具もあって、メカ好きなのがよく分かります。

「僕は最後西村先生の机の横にあったマスタング(米軍の戦闘機P-51)が気になりました。…面白いよね、作家さんの書斎って。」(吾郎)
「作家の先生方が、昔から使っている万年筆や原稿用紙なんかを大切になさっているのが素敵だなと思うんですが、吾郎さん、こだわりの物ってありますか?」(外山さん)
「(お気に入りの)ペンはあるよ。DELTAっていうメーカーのドルチェ・ヴィータというイタリアのペンで。」(吾郎)
「お洒落ですねえ。」(外山さん)
「それは友達にプレゼントしてもらって、G.Iってイニシャルが入ってる。それはずっと使ってる。でも最近になって映画の撮影をしてたので、撮影現場が泊まりだったから、自分の枕を持って行ったりだとか、自分の家のマグカップを持って行ったりだとか。撮影だと長期滞在になるし…今回は1ヶ月くらいになったから、なるべく普段の自分の家と同じ環境にしたいと思って。」(吾郎)
「枕、こだわっているんですか?寝やすい?」(外山さん)
「オーダーメイドだから。」(吾郎)
「じゃあ首寝違えたりとかないですか?」外山さんは大真面目に聞きましたが
「雑な聞き方するよね」と吾郎は苦笑しました。
「あ、台本のブックカバーはずっと使ってる。友達が作ってくれたの。まだ5年くらいなんだけど、革の。」(吾郎)
ドルチェ・ヴィータのペン、愛用の枕、蝶の蓋のマグカップ、青いハートの付いた黒革の台本カバー。全て写真で見せてくれたのが嬉しかったです。

浦沢直樹さんの仕事場も個性的でした。6人のスタッフの机が並び、隣には仮眠室も。机の上には鏡。自分の顔を見て表情を描く時の参考にしているそう。憩いの部屋のオーディオルームやギターコレクションも圧巻でした。

「宝の山でしたね。特に僕は銃好きですから。漫画家先生の仕事場に行くと最終的には僕の絵を描いてくださるじゃないですか。あれがたまらないですよ。」と吾郎は嬉しそう。世界に一つだけのお宝ですよね。きっとモデルが良いから先生方も描いて下さるのだと思います!(←異論は認めません)
「浦沢先生はギターやレコードをコレクションしていらっしゃいますが、吾郎さん、コレクションしている物あります?」(外山さん)
「…ワインとか…あと時計ですね。何気に時計してるの知ってます?番組で。」(吾郎)
「知ってます。それ、自前なんですか?」(外山さん)
「自前ですよ。 あと、こう…メカメカしているのが綺麗だなと思って。特に好きなのがシースルー。」と言いながら吾郎は腕時計を外して裏側を外山さんに見せました。
「わあ、回るところが見えてる!かわいい!」
A.LSNGE & SOHNE LANGE 1、という時計です。
「若い時お店の前を通って(いつかこの時計をしたいな)と思ってたんですよ。で、2年くらい前に購入した。時計は好きですよ。今初めて喋ったかも知れない。」と吾郎。確かに時計にこだわりがあるって初めて聞いた気がします。
「へぇ…そうですか」と外山さんはニコニコしながら聞いていましたが
「ブログに先に書けば良かった」と吾郎に言われて「ちょっと!」と突っ込みました。
「じゃあ長年愛用している物は何ですか?」(外山さん)
「それはソムリエナイフですよ。」と吾郎は即答。ジョー・サタケの名前入りの物でもう20年くらい使っています。
スタッフが特注して作ったのですが"JOH SATAKE"のHとSの間が開いていなくて
「ジョサタケになっちゃって。監督が『それではおかしい、使えない』と言ったので『じゃあゴロウ・イナガキが使うよ』と。」(吾郎)
ジョー・サタケといえばドラマ「ソムリエ」ですよね。あのドラマから20年経ってもこうして道具で繋がっているのは良いと思います。

桜庭一樹さんの仕事場にお邪魔すると玄関から本の山。基本的には趣味の本で夜執筆を終えた後本を一冊読んでから寝るそうです。更にトイレの床にも本が積まれているほどの読書家。(私はトイレで本を読む気にはなれないので読書家ではないのかも。)そのトイレにはなぜかピストル型のブラシが!「ついつい買ってしまう」と桜庭さん。「ハサミ、ナイフ、ピストル(のモチーフ)とかを売ってると、つい…」というわけで、髪留めもハサミの形でした。
桜庭さんの書斎に入ると目に付くのが壁に貼られた沢山の紙。これはプリントアウトした原稿で「思いついたことをどんどん書き込んで直していく」のだそう。その他にも人から聞いた良い言葉や印象的な言葉もメモして貼ってあります。こうして人の心に突き刺さる言葉を探求し続けているのです。

続いては古井由吉さんの仕事場。このロケは外山さんと又吉直樹さんとで行ったのでした。日本文学の最高峰と呼ばれる作家の書斎は比較的整然としていて四方の壁に作り付けられた本棚には古い本がぎっしりと並べられていました。
そして又吉さんの本棚も紹介。作家さんの本棚を見るのは、その頭の中を見られるようで楽しいです。
最後は画家横尾忠則さんのアトリエのVTR。アクリル絵の具を溶く紙皿ですら作品の様に見えました。

VTRを見終わると吾郎は
「(色々な)場所に遊びに行くのは楽しい。ロケしたくない?出掛けましょうよ。」と力強く言いました。
「ゴロウ・デラックス」は本当に良い番組なのでこれからも長く続いて欲しいです。
最後に番組からのメッセージ。

8年目を迎えるゴロウ・デラックス。
視聴者の皆さん、作家の皆さん、
これからもよろしくお願いします!



拍手ありがとうございます



クソ野郎に関するあれこれ

遂に「クソ野郎と美しき世界」が公開されました。皆さんご覧になったでしょうか。

私は最初の3日間で3回見ることが出来ました。そのうち1回は昨日、109シネマズ湘南で行われた吾郎の舞台挨拶(1回目)です。
白黒のボーダーニットに黒のワイドパンツというリラックス系の私服で、リラックスした感じで話してくれました。
ピアノの曲は大好きなので、今回のピアニストの役を楽しめたとの事。また、ピアノを弾くシーンではベートーベンの「熱情」を弾く設定だったのが、仕上がったのを見たら「熱情」の他にショパンの「雨だれ」も使われていて驚いた、体の揺れなどは「熱情」に合わせて撮ったけれど不思議と「雨だれ」にもピッタリ合っていた、という裏話もありました。
園子温監督はリハをしないそうで、誰が見てもNGという場合でも撮影を止めないのだそうです。とにかく芝居を止めずに何とかしなければならない、と。今回ナレーション(独白)が多いのですが、このナレーションも撮影現場で録音(普通は別の日にスタジオで録るのですが)。ライブ感を大切にする現場で楽しかった、と吾郎は言っていました。

映画の感想は…全く違うタイプの4つのエピソードからなるオムニバス映画なので、見ていると様々な感情が湧いてきました。共通しているテーマは「喪失と再生」ではないかと思います。エピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」では歌を、エピソード3「光へ、航る」では一人息子を失います。そして失った物を取り戻したり、新しく生まれ変わる事を信じたりする事でみんなが新しい一歩を踏み出す物語になっています。そう考えるとエピソード1「ピアニストを撃つな!」のピアニストゴロウは何を失うのか?と言う疑問が湧きますが…。
バラバラな3つのエピソードが一つに繋がるエピソード4「新しい詩(うた)」では謎解きの部分も含めてスカッとします。特に歌い踊る慎吾がまぶしいです。こういう姿が見たかったんですよね。
ただ、長いエンディングを見終わるとまた少しモヤモヤするというか…。何か見逃したメッセージがあるような気がして落ち着かなくなります。そしてまた見たくなります。公開期間は2週間ですから、皆さん映画館へ急ぎましょう!!


ところでそれに伴い色々な所に露出もしているので追うのが大変です。私が知っている情報は以下の通りです。
【雑誌】
4/10 (火) 発売 「文藝春秋」 稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾ホンネ座談会 (週刊文春ではない、分厚い雑誌の方なのでご注意を)
詳しくはこちら

【サントラ】
「クソ野郎と美しき世界」サウンドトラック (全5曲・1000円)
Amazon Music Unlimited にて発売中です。

【ブロマイド】
「ファミマプリント」にて映画のブロマイドをプリントできます(全6種・各400円)。4/19(木)23:59までの期間限定です。
詳しくはこちら


拍手ありがとうございます


開いた新しい窓 (「新しい別の窓」 4/1)

ついに始まりました「新しい別の窓」。日曜日の夕方5時から日をまたいで0時過ぎまでの7.2時間生放送なので、ずっと張り付いてはいられず、時々席を外してはまたPCの前に戻ってきて見ていました。幸い1週間はAbemaビデオで見逃し視聴が出来るので、リアルタイムで見られなかったところはビデオで見直す、そういう視聴スタイルになりそうです。

まず、最後までほとんど綺麗な画質で見られたことに感謝したいです。これはひとえにAbemaTVさんの技術陣のお陰だと思います。3人を熱心に支えて下さっているのを感じます。昨年の「72時間ホンネテレビ」に比べると構成もきちんとして観やすくなったと思います。

今回は歌が盛りだくさんだったのが嬉しかったです。オープニングのゆずさんとのライブだけでも1時間以上!横浜港の風に吹かれながらみんな気持ちよさそうに歌っていました。観覧はNAKAMAの皆さんとゆずファンの皆さんが半々くらいだったそうですが、一体感があって見ていてとても楽しそうでした。
それから3人だけのスタジオライブも盛り上がりましたね。持ち歌は「72」と「雨あがりのステップ」とそして…
新曲「72かのナニかの何?」
こういうサプライズが本当に嬉しいのです。生き生きと歌っている3人を見ると幸せになります。この時観覧の最前列に平昌パラリンピックでメダル5つを獲得したチェアスキーの村岡桃佳選手がいらしたのですが、車椅子の高さに合わせる為歌の途中で3人がステージの縁に腰掛けたのが良かったと思いました。可愛らしくもありましたし。
それから今回は剛のたっての願いで斉藤和義さんも来て下さいました。先日亡くなった大杉漣さんと一緒に斉藤さんのライブを見に行った思い出を剛が切々と語りましたね。本当に話したかったことを話せて良かったと思いました。

最後にエガちゃんが乱入して完全に「ぷっすま」になりましたが、これはつい2日前に番組が最終回を迎えたからその流れで、ということでしょうか。それはそれでいいとして吾郎へのビンタは、うーん…あれがエガちゃんの芸風だとしても相手を選んだ方が良いかな?と思いました、私は。それと600万かけて作ったというあのセットは凄かったですが、エガちゃんも剛も人並み外れた身体能力の持ち主だからあれが出来るのであって、普通の40代には無理だろうと思います。体を張るにしてもケガのないように願います。

…と思いついたことを並べてみましたが、月に1回7.2時間の生放送なので何でもできる楽しみがあります。ゲストによって企画も変わるでしょうから、期待したいと思います。企画のアイディアを思いついたらAbemaTVさんに送ってみてもいいかもしれませんね。
来月の放送は5/6(日)。ゴローの日というのも嬉しいです。


拍手ありがとうございます
プロフィール

はちミツ

Author:はちミツ
【注意:当ブログの内容の無断転載は禁止します。】

稲垣吾郎さん大好き、SMAP大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は26年目になります。
彼らがいつかまた集まりたいと思った時そうできるように、彼らがそれぞれ今いる場所で益々輝いていってほしいと願っています。
だから「SMAP大好き」という気持ちも「新しい地図の3人の活動を応援する」気持ちも私の中では同じ一つの思いなのです。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②「稲垣吾郎オフィシャルブログ」、twitterアカウント @ingkgrofficial も必見!
③「ゴロウ・デラックス」再開熱望!

メールは↓へ。
walkwithgoro☆hotmail.co.jp
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