直木賞作家の本音 (「ゴロウ・デラックス」 1/27)

オープニング。吾郎の髭が更にたくましくなってます!
「今夜なんですが、作家界の重鎮の方がいらしてます。」(外山さん)
「ちょっと緊張しますね。怖い方だったらどうしよう。」と吾郎はホントに緊張の面持ちです。

「でも嬉しいですよね。ずっとオファーし続けて」(吾郎)「ようやく」(外山)
2人は声を弾ませました。そう、今回のゲストは浅田次郎さんです。登場した浅田さんは着物姿。上品な方ですね。
浅田さんは1991年のデビュー以来著作は200冊以上。1997年「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞し、2007年からは直木賞選考委員を務めておられます。
「いつも芥川賞・直木賞を受賞した方にゲストで来て頂くんですが、審査する側の方のお話を聞く事はまずない。」と吾郎は興味津々の様子です。
今回の受賞作品、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」について「音楽という、字では本当は表せないものに果敢に挑んだ所に高い評価が上がりましたね。」と浅田さんは言いました。
「どんな話し合いなんでしょうね。」(吾郎)
「皆さん熟読して来られますからね 2時間位かな、もっとあっさり決まる事もありますが。」(浅田さん) 
審査会場は料亭の新喜楽です。
「(審査会場の)お座敷にいきなり入る事はないですね。芥川賞が1階で直木賞が2階でなんですが、同じ階にある控室にまず入るんです。そこでは不思議なほど作品については話はしない。それはタブー。控室に全員揃ってから選考会場のお座敷に入って、コの字型に組まれた席について話を始める。だから作品について先入観はないですよ。」(浅田さん)
更に浅田さんは直木賞の持つ重みについても放して下さいました。
「他の文学賞では「~賞作家」とは言われないでしょう?でも直木賞は一生言われる。作家人生の中では重いものなんですよ。(直木賞を受賞する事は)その人の作家人生を決めることでもある。」
「議論が白熱してもめてしまう事は?」と吾郎が尋ねると「ありますよ。」と浅田さんは即答。自分の意見だけが違う事もあるようで、
「孤独のマルもあるし孤独のバツもあるし。その作品のどこが良いか論理的に説明できなきゃいけない。」(浅田さん)
「先輩に気を遣ったりしますか?」(吾郎)
「不思議と文壇では先輩後輩という意識はないですね。」(浅田さん)
「そうあって欲しいですね。」(吾郎)
浅田さんは今年、直木賞の発表記者会見も担当しました。
「(発表する人は)どうやって決まるんですか?」(吾郎)
「一応(その作品を)推した人の誰かですが大概みんな推してますから 選考が決まった途端にトイレに行った人ですね。」浅田さんの意外な答えに外山さんが爆笑。「7~8年前も今回もそうだった。トイレから帰ってきたら決まっていて「しまった」と。うっかり行ってしまって。」こういう内幕はなかなか聞けないイチョウなお話ですね。

課題図書 : 「黒書院の六兵衛」 浅田次郎

江戸末期、大政奉還を舞台に明け渡しが迫った江戸城に無言で座り続ける謎の武士六兵衛を描いた小説です。
先ず吾郎が朗読。六兵衛が登場する最初のシーンです。その描写から六兵衛は「キチンとした人」(外山さん)であることがよく分かります。
「歴史小説だから難しいのかなと思った。恥ずかしいけど分からない言葉とかもあって…。でも引き込まれて読んじゃった。」と吾郎。(「分からない言葉とかもあって。」と素直に言えるのが吾郎の良さですね。)
「江戸城で鬼ごっこする夢を見たんです。時々そういう夢を見るんです。江戸城で武士に追っかけられる夢で怖かった。それを書いていたら話が出来ちゃったんです。日経新聞の連載の締め切りも迫っている事だしこれにしよう、と。」(浅田さん)六兵衛が現実離れした雰囲気なのは夢から着想したからなのかもしれません。
続いて外山さんの朗読。謎の侍六兵衛がどんどん奥へ入ってついに御三家の殿様の御座所に座ってしまい、そこへ御三家の大殿様が現れるというシーン。自分の席に座っている侍を見ていったい何者なのか、余程身分が高い者なのか、と大殿様が推測しながら何も言えない状況が可笑しいです。
「最初にこの人が出てきて、最後どうしようか決めているんですか?」(外山さん)
「大体決めてますがキッチリ決めてはいないです。若い頃はノートを作ってきっちり決めていたんですが、作家は想像力が命だからある程度の弾力性は必要なんじゃないか、と。それでノートはやめた。特にこれは新聞の連載小説ですから、一日分は原稿用紙2枚半。それを何百回と続けるので段々膨らんでくるんですよ。」(浅田さん)
「やはりそういうものですか。」(吾郎) 浅田さんは読者が楽しめる事が一番で、そのために自分も楽しみながら書くそうです。
「書いている途中で『アレはこうじゃないですか、これからこうじゃないかと思うんですけど』と周りから言われることはありますか?」(外山さん)
「編集者などから言われる事はあります。で、それが良いアイディアだとそのまま貰う事もあります。」(浅田さん)
「連載だとそういう事も出来るんですね。読者との対話みたいな。」と吾郎は感心した様に言い
「映像になったところを見てみたいですね。」 と続けました。すると浅田さんが小声で
「主人公で…」と吾郎を見たので
「本当ですか?先生がそう言ってくだされば、『これ映画化したいんですけど』って話が来た時に先生が『主人公はゴロウ・デラックスって番組で会った稲垣くんでなければ嫌だ』と先生が一言言ってくれれば、僕、出来ます。」と吾郎は力強く訴えました。
「セリフのない主人公ですよ?」と浅田さんが念を押しました。
「役者としては、役者冥利に尽きます。最初の方で『チラッと見て視線を落とした』なんて描写もありましたけどあれも難しい。」と吾郎も身を乗り出して言いました。自分ならこの主人公をどう演じるか想像しながら読んだのでしょうか。
「しな(品)の良さ、表情の良さがないとできないですね。」と浅田さんは言いましたが、稲垣吾郎なら、できますよ、先生!
浅田さんの作品は「鉄道員」をはじめ映像化されたものも多いので期待しています!

ところで浅田さんは現在4作を執筆中。大体3本は同時に書くそうです。例えば時代物とコメディタッチの物という風に、同時に書くのは全然違う色合いの物なので、同時に書いていてもごっちゃになる事はないとの事。「他の作品が気になるというのは、その作品の世界に入り切れていないという事。」と浅田さん。
浅田さんが賞を獲ったのは40歳になってからで、いわば遅咲きの作家です。
「デビューしてからも自分を信用しなかった、何の保証もないから。」(浅田さん)
「直木賞を取ってもですか。」(吾郎)
「文学賞は励みにはなります。もう『大丈夫だ』と言われてる気がする。それでも信じていいものかどうか…。自分から小説を取ったら何も残らない。それを教えてくれたのが直木賞ですね。」(浅田さん)
「自分からこれを取ったら何も残らない、というものがあるのがスゴイですね(外山さん)
それこそが自分にしかない強みですよね。

更に今回は書斎の写真も見せて下さいました。光がたくさん入る明るい和室で、着物姿で文机に向かっています。
「かっこいいですね。」(吾郎)
「畳に座る人は着物でないと長く座っていられないんです。ズボンじゃダメ。」(浅田さん)「なるほど」(吾郎)
「なぜ畳に座るかというと360度に資料が置けるから。「黒書院~」の場合、右側に江戸の地図を置いて左側に江戸城の地図を置いて後ろに辞書と資料。椅子だと360度に置けないでしょう。だから時代小説を書く人は必然的に畳で書く事になり、畳で書くには必然的に着物になり…。だから仕事着ですよ。出かける時は着替えます。」(浅田さん)
「いやいや」(吾郎)
「だって恥ずかしいじゃない。」(浅田さん)
「いやかっこいいですよ。」(吾郎)
「だって家から着物で出てきたら・・・せめてトレーニングウェアに着替えます。」(浅田さん)話が意外な展開になってきました。
「今日もTBSさんに『着物で来てくれ』と言われて。恥ずかしいから急いで飛び乗る、車に。」(浅田さん)
「えー!」(外山さん)「浅田さんは着物でいいんですよ。」(吾郎)
「だから普段の生活は洋風ですよ。」(浅田さん)
「じゃコーヒーもよく飲まれるんですか?」(外山さん)
「コーヒーばっかりですよ。TBSでも『お茶は冷たいのにしますか温かいのにしますか?』と言われて、そう見られているのかって。」(浅田さん)
「イメージがね(笑)」(外山さん)
「(ぼそっと)コーヒーって…。」(浅田さん)
「コーヒーって言ってくださいよ(笑)」(外山さん)
ここのやり取りが可笑しくて大笑いしました。パブリックイメージと実際の姿が違うのはタレントだけではないようです。

「原稿用紙にもこだわりがあって決まったものを…」と吾郎が話題を変えました。
「字を書くのが好き」という浅田さんは、中学生の時から(!)浅草駒形の満寿屋さんの原稿用紙を愛用しています。
「原稿用紙に字を書くのは気持ちいい。エクスタシー。」と浅田さんは言います。
「パソコンも覚えようとしたんですよ。早いのも分かるし読みやすくなるのも分かる。これはすごい武器になると思ったけど気持ちよさが足らなかった。機械に半分渡してる感じがした。」(浅田さん)
「肉体の一部でないと。自分の肉体から出るものだから。」さすが吾郎、良い事を言いますね。
「その時に止めようと思って今日に至る。」字を書く気持ちよさからも面白い小説が生まれているんですね。

最後はAD山田くんの消しゴムはんこ披露。しかし山田くんはちょっと自信なさそうです。山田くんが作ったのはちょんまげ姿の浅田さんでしたが、「着物で外出するのは恥ずかしい」発言を聞いてしまった後では確かに…。浅田さんはじっと見て「よく頑張ったね。」と仰いましたが山田くんは「また会いましょう。」と頭を下げて下がってしまいました。この次頑張ろう、山田くん。


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慎吾、40歳のお誕生日おめでとう!

慎吾、お誕生日おめでとう!
あなたが40歳になったなんて、月日が経つのは早いですね。
今年の誕生日は少し複雑な気持ちですが、貴方が元気で貴方の感性を溌剌と輝かせてくれたら私は嬉しいです。
何よりも元気で、貴方が元気でいれば最高です。身体に気をつけてね。
幸せな一年になりますように。


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「終」マークのない最終回

スマスマ最終回から早いもので1ヶ月が経ちました。
感想を書きたいような書きたくないような気持のまま1ヶ月が過ぎた感じです。でも一つの区切りの意味で上げようと思います。

最終回はリアルタイムで最初から最後まで見ましたが全体の構成がちぐはぐな感じがしました。
部分部分では楽しかったです。初回のビストロや森くん出演の最後の歌コーナーや、「Let it be」のプロモゲリラや、スマスマ裁判や、マイケル・ジャクソンのサプライズ出演とか。特に「Let it be」プロモゲリラはとても好きだったので、今回ブルーレイに残せたのは有難かったです。
反対に吾郎の駐車違反の振り返りVTRを10分も流したのは不愉快でした。その件は法律上は駐車違反として適切に処理され吾郎自身は5ヶ月も謹慎して社会的制裁も受けたのに、15年もたってから蒸し返したのはひどい。何か悪意でもあったのでしょうか。10分という尺も長すぎだと思ったので「週刊フジテレビ批評」にtwitterから意見を送りました。
番組後半では27時間テレビのノンストップライブを振り返りましたが、これはスマスマではないですよね。ここもちぐはぐに感じた所です。それならば「スマスマ大運動会」の振り返りの方が良かったように思います。

最後のパートだけは雰囲気が違っていました。率直に言うとお葬式の様な感じ。振り返り映像はそれまで内容と重複するものもあって、ここもちぐはぐでした。そしてラストステージの「世界に一つだけの花」は全力で歌ってくれましたが全員が辛ぞうな顔をしていました。こういう最終回を迎えたことを全員悲しんで納得していない事が伝わってきました。最後の無言の礼にはどんな思いが込められていたのか…。
白い幕が下りこれで終わりかと思ったら幕が開きましたね。あれは嫌でした。1月18日の生放送で見たくもない舞台裏を見せられたトラウマが蘇ったからです。最終回でもまた舞台裏を見せるのか!と一瞬頭に血が上りました。スタッフの皆さんとの記念撮影だったので少しホッとしましたが。

途中SMAPへの100%の愛を感じたのはこの日一日一回限りの為に制作されたソフトバンクのCM。「さよならじゃ、ないよな」の一言に救われた気がしました。ソフトバンクさんありがとうございます。

いつも通り東日本大震災と熊本地震の義援金の呼びかけをした後(ここ重要)、第1回のオープニング映像を流して、スマスマは20年9カ月の歴史を閉じました。このラストカットに普通なら入れるであろう「終」マークを入れなかった事がスマスマスタッフからのメッセージなのかもしれない、と思っておきます。

20年9カ月に渡って日本中に笑いと一流のエンターテインメントを届けてくれたSMAPと「スマスマ」。「ありがとう」などというありふれた言葉では言い尽くせない程感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、彼らはもう新しい世界へ踏み出しています。これからの5人には更に輝いてほしいです。
そして色々な事を消化して、また5人でやりたいと思ったらいつでも戻ってきて下さい。

私は今迄もこれからもSMAPが大好きですから。
これからも応援していきますよ。


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日本人が知らないアメリカ ~トランプ新大統領からパニック映画まで~ (「ゴロウ・デラックス」 1/20)

オープニング。
「今日のゲストはアメリカに住んでいる方です。」(外山さん)
「僕アメリカに入国しづらいんですよ。アメリカに行くとなぜか止められることが多い。」(吾郎)
それは初めて聞きました。なぜでしょうね?

課題図書 : 「さらば白人国家アメリカ」 町山智浩

放送日(1/20)はアメリカ大統領就任式の日。「タイムリーな話題ですから色々お聞きしましょう。」と吾郎。
町山さんは宝島社の編集者から雑誌「映画秘宝」編集長を経て現在はアメリカに住み、コラムニスト、映画評論家として活躍しておられます。登場するとすぐお土産を披露してくださいましたが、新大統領トランプ氏の顔と星条旗がプリントされたド派手なソックスとこれまたトランプ氏の顔が印刷された(白黒)トイレットペーパー(!)だったので吾郎も外山さんもビックリしました。
町山さんは2004年に大統領選について書いてくれと依頼され取材を始めました。そして今年は特に注目されたためトランプ氏の演説などをあちこち聴いて回ったそうです。
「トランプ評論家。」(吾郎)「そんなことないです。でも握手はしてますよ。」(町山さん)大統領選を密着取材して書いたのが今回の課題図書です。

まず吾郎の朗読。最初共和党の泡沫候補と見られていたトランプ氏は、討論会やスピーチで外国人や移民に対する差別的な発言を繰り返した。政治家としては致命的なはず。しかし過激な発言をすればするほどトランプ人気は高まっていった。いったい誰がトランプを支持しているのか?
トランプ氏が当選するとは思っていなかった、と町山さん。「実は、全体の得票数ではヒラリーさんの方が200万票多いんですよ。」ではなぜトランプ氏が当選したのでしょうか?
それは「選挙人制度」というアメリカ大統領選の特殊なシステムの為です。各州の人口に応じて選挙人というのが割り振られており、1票でも多く獲得した候補がその州の選挙人を総取りするシステムです。町山さんはアメリカの地図のフリップを使って説明しました。
「オハイオ、ウィスコンシン、ミシガン。この選挙人が多い3州をトランプが取ったんです。これで勝利が決まった。ここは『ラストベルト』と呼ばれる地域で、昔重工業(鉄鋼・金属・自動車)で栄えたんですが、60年代に日本に負けて、以来50年衰退し続けているんですよ。今までオバマさんに入れ続けていたのでヒラリーさんが引き継げるかと思ったら引き継げなかった(苦笑)。ここをヒラリーさんが取ったら違ったでしょうね。なぜトランプが取れたかというと、彼はTPPに反対していたでしょう。それからNAFTAというカナダやメキシコで作った製品に関税をかけない協定を破棄すると言った。人件費の安いカナダやメキシコに移っていった工場をアメリカに戻して仕事も持ってくると。それで支持されたんです。」
「そこで決まっちゃったんだ。工業地帯。」(吾郎)
「日本人が行かない所ですよ。そこがアメリカの運命を決めた。」(町山さん)
さらに町山さんはご自分で撮った写真も見せてくれました。
「僕はトランプ支持者の集会をずっと回ったんですが…これはクリーブランドという街の共和党大会の横で開かれたトランプ支持者の集会ですが、(参加者が)銃をぶら下げているでしょう。ライフルとかAR-15とか戦争で使う銃です。ここはそれが認められている地域なんですね。そういう所へは日本人は行かない。」
「僕らが行くニューヨークとかロスとかでは(銃を持ち歩いたら)ダメでしょう。」(吾郎)
「そう。ヒラリーさんが勝った地域はニューヨーク州周辺と西海岸に集まっているんですが、ここでは人の集まるところで銃を持ってはいけないんです。でもトランプが勝った地域は銃を持ち歩くのが認められている所が殆どです。そういう所の人達がドナルド・トランプを支持している。」(町山さん)
「選挙の日はどこにいたんですか?」(吾郎)
「選挙の日はニューヨークにいました。一日中投票所を回って。で、トランプ支持者のパーティにいました。」そこにいた人たちの映像が流れましたが、白人男性が大声でまくしたてている大半に「ピー」音が被せてあって、何を言っているのか勿論わかりません。
「この人たちは、女性は専業主婦であるべきだ、という考えの人達なんですよ。だからヒラリーさんは好きじゃない。」(町山さん)
日本人が知らないアメリカの一面を取材して書いているのです。

今度は外山さんが朗読。マリファナ解禁について。2012年コロラド州の住民投票で個人の嗜好用マリファナの解禁が決まった。解禁初日にはマリファナショップにお客の列ができた。転売は禁止。35%の税金が課されているため値段は闇ルートの物より高め。その税収の最初の4000万ドルは公立学校の運営に回される。
「大統領選挙と同じ日に各州で住民投票が行われて、カリフォルニアなど5州でマリファナ完全解禁が勝ったんです。2012年にコロラド州で解禁したら大麻使用者はあまり増えなかった。事故もなかったし問題は特にない、ということで。」(町山さん)
「なんで解禁なんですか?」(吾郎)
「理由は刑務所に入っている人達の中で一番割合が多いのが大麻所持や大麻使用なんです。これをなくせば警察や裁判所の経費、刑務所で出す食事代とかが消えるから。なので、個人で使うだけなら犯罪にしないと。」(町山さん)
「ああ、あまりに多すぎるから…」(吾郎) こういう事も日本人があまり知らないアメリカの一面ですね。

「ここまで色々なお話を伺ってきましたが、本当は町山さんは映画評論家なんですよね。」と外山さんが話題を変えました。
ここからは町山さんオススメ映画の紹介です。
最近好きなのは、ビデオもDVDも出ていない映画を探して見る事だそうで、
「そういう映画を『こういう面白いのがあるよ』と紹介してると日本のビデオ会社さんが出してくれることもあるんですよ。」(町山さん)
「出してくれるんですか?!」と吾郎はビックリ。
そんな中から紹介してくださる映画は2本。
「裸のジャングル」(1966年 アメリカ)
19世紀のアフリカが舞台。象牙目当てに象を乱獲する白人たちに原住民が反撃し、白人達を人間狩りするという話。「これはアメリカで実際にあった話を基にしているんです。アメリカインディアンがこれに似たことをしていた。自分たちの聖なる土地で密猟をしている白人を捕まえ「お前足が速いか?」と聞いて「速い」と答えた相手を解放してから追いかけた。それを実際に逃げ切った人がいたんです。その実話を19世紀のアフリカに置き換えて映画化した。」(町山さん)
「面白いな、これ絶対観たいな。」と吾郎は身を乗り出しました。
「フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック」(1974年 アメリカ)(日本未公開)
「何ですそれ」と吾郎は一瞬顔をしかめました。(虫は苦手ですものね。)
「これはソウル・バスという人が監督なんですが、この人はヒッチコックのスタッフだったんです。ある日突然アリが人間に反乱を起こすというSF映画です。」(町山さん)
「猿の惑星みたいな?ありますよねそんなパニックムービー。」(吾郎)
異常気象により高度な知能を持ったアリが家畜を襲い、10m物アリ塚を作り、人間に襲い掛かる、更にはケーブルを噛み切りコンピュータまで破壊し…という話です。ヒッチコックの「鳥」のアリ版みたいな話でしょうか。
「これですごいのはアリの演技。アリが死ぬと巣に連れて帰るんです。そしてそれを並べて葬式をするんです。」(町山さん)
「へー!」(吾郎)
「でアリのリーダーが周りのアリたちに向かって『我々は人間に絶対に屈しないぞ!』といった演説をするんです。ホントに演説するんですがそれをどう演技させたか分からない。」(町山さん)
吾郎はちょっと苦手な映画かも知れないと思いました。でもこういう映画を探し出すのは並大抵ではないでしょうね。どうやっているのか知りたいです。

AD山田くんの消しゴムはんこ。
「町山さんがトランプさんにインタビューするところを作りたかったけれど時間がなかったのでトランプさんは写真になりました。」と見せた作品は消しゴムはんこと写真とのコラージュで、新鮮ないい感じでした。

「面白かったです、勉強にもなりましたし。」吾郎は最後にお礼を言いました。
町山さん、このゴロデラの為にアメリカからお越し下さって有難うございました。


それと、要望を出すことの大切さを改めて感じました。
吾郎のドラマや映画のDVD化のお願いはやっぱりしっかり送っていきたいです。


拍手ありがとうございます


  

「不機嫌な果実スペシャル ~3年目の浮気~」 (1/6、13)

2週にわたってのスペシャルドラマ、ワクワクドキドキしながら堪能しました。
真夜中なのに大笑いしてしまいました。連ドラの時よりパワーアップして帰ってきましたね!
相変わらずみんなダメ人間で、しかも新たに登場した人たちが更にダメ人間で。
吾郎がラジオで「このドラマは見ている皆さんがツッコミを入れるドラマ」と言っていましたが、その通り。存分にツッコミを入れて楽しまさせてもらいました。

オープニングのナレーションからおかしかったです。「そこそこの女子大を出てそこそこの企業に勤め…」って麻也子を茶化してませんか?ドロドロの不倫劇をこれだけ笑えるドラマにした脚本と演出に拍手です。
現実には夫通彦は大学の非常勤講師で収入は不安定なうえに自分は派遣切りに遭いなかなか大変なのですが、その現実から逃避するかのように偶然出会った農業男子に惹かれていってしまいます。
そんな麻也子を複雑な目で見ているのが久美。麻也子と別れた航ちゃんと付き合い、結婚したいと催促されながら踏み切らない。じらしているのかためらっているのか。そして失業した麻也子を自分のワインバーのバイトとして雇い密かに優越感に浸る…って相当歪んでいます。更に自分の店に野菜を納入しているイケメンが麻也子と知り合いだと分かると、「麻也子に優しくしてやって」と焚き付けるのだから、はっきり言って迷惑です。少なくとも親友とは言えませんよね。
麻也子が他の男と不倫しそうだと知って航ちゃんは俄然麻也子が気になり始めます。久美はそれを見て更に麻也子への嫉妬を燃やすのですから厄介です。航ちゃんも久美も嫉妬の方向が間違ってる!(笑)
一方の通彦は勤める音大の女子学生に告白され怪しい雰囲気になりますが、結局道は踏み外しませんでしたね。この女子大生を演じた南沢奈央さん、雰囲気や演技が女子大生ぽくなくて前編では違和感があったのですが、後編で本当に軽い遊び人だと分かって納得しました。
遊び人と言えば忘れてならないのが玲子。相変わらず若い男とのデートを楽しんでいるものの、夫の茂とは2人目の子供が生まれ上の子供と一緒にお風呂に入るなど、最低限の節度は守っているようです。「大人のお遊びをできるのは私みたいに本当に愛する人がいてこそだから」というのがその哲学らしいのですが、やはり訳が分からない(笑)。
航ちゃんは麻也子が不倫しそうだと知ってなぜか止めようとします。元々嫌いで別れた訳ではないからでしょう。麻也子のダメな面を見せて航ちゃんの未練を断ち切ろうとする久美の作戦は完全に裏目に出てしまいます(どうしてそんな変な事をするかなあ?)
混迷の六角関係(!)は結局元サヤに戻り、航ちゃんと久美は結婚するところで終わりました。
女子大生は通彦を弄ぼうとしただけ、麻也子がよろめきかけた農業男子はバツ2な上に現在の妻とも離婚協議中で浮気しまくりのいい加減な男(それを調べ上げる航ちゃんの熱意もすごい)。終わってみれば今回新しく登場した2人が一番ダメ人間でしたね。

今回の航ちゃんも振り切れていましたね。登場してすぐお母様に甘えヒステリックに泣き、途中では麻也子を心配半分嫉妬半分で見守り、麻也子が不幸になるのを見たくないと諭し…と大活躍。要所要所をしっかり締めていました。
私が今回一番いいと思ったのは航ちゃんと麻也子がおでんの屋台で語らうシーンでした。いきなり泣いたり鼻にティッシュを詰められたりするエキセントリックな演技が世間的には受けるし、今求められているのでしょうが、その合間に見せるごく普通の演技が特に光っていたと思うのです。この次は落ち着きを備えた渋い大人の役を是非お願いしたいです。

それにしても、麻也子の「私だけが損をしている」「やっぱり私はツイてない」という思いグセは間違ってると思いませんか?だって夫通彦からは一途に思われ、別れた夫の航ちゃんは親身になってくれ、そのお母様にまで心配してもらえて、麻也子が一番愛されているんですから。
「愛されている方が強い」という言葉がありましたが、それでいくと麻也子は最強ですよ。でも本人は気付かずにまたフラフラしちゃうかもしれませんね。

ということはまた「不機嫌な果実たち」のその後を描けるかもしれません。また続編を作って欲しいです。


拍手ありがとうございます

編集長、4月以降も続行

朗報です。
吾郎のラジオ「編集長 稲垣吾郎」が4月以降も継続されることが決まりました。

詳しくはこちら(デイリースポーツ)

本当に嬉しいです。そして継続の理由が「大きな反響があった為」と明言して下さったのもありがたいです。
さらに具体的に
「昨年12月29日の最終回と、1月5日の新番組初回は、ウェブ上でラジオ番組を聴ける「radiko」ではどちらも約1万件のストリーミング数を記録したという。両番組へのリスナーからのメッセージは1月16日時点で、「STOP THE SMAP」がはがきが約800通、メールが300通。「編集長-」にもはがきが約800通、メールが400通と、同等以上の反響を得ている。」と数字も示して下さっています。

これで見ると、葉書やメールを送るのって本当に大切なのだと分かります。そして「radiko」のストリーミング数も数えられているのですね。私の家は地形の関係でラジオの電波が入りにくいので「radiko」で聴いているのですが、ラジオが普通に聴ける方でも「radiko」を使った方がよいのかも知れません。

吾郎編集長を応援すべく知恵を絞っている所ですが、雑誌のレベルに会うハイスペックな投稿がなかなか出来なくてちょっと焦っています(笑)。


拍手ありがとうございます


TVからヒット曲が流れていた時代 (「ゴロウ・デラックス」 1/13)

2017年一回目のゴロデラです。
そのオープニングで登場したのは髭吾郎でした。
「今日のゲストは80年代の歌謡曲黄金時代を牽引した作詞家の方です。吾郎さん、この頃で好きな歌は?」(外山さん)
「いっぱいありますよ、それこそチェッカーズとか…姉が好きで。姉はアイドルになりたかったんですよ。弟の方が顔が良いので僕がアイドルになったという(笑)」(吾郎)
今回は懐かしいお話が沢山聞けそうです。

課題図書 : 「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々」 売野雅勇

今回のゲストは作詞家の売野雅勇さん。「あの曲もこの曲も、この方の作詞だったんだ」と吾郎が言う通り80年代にヒット曲を沢山生み出した方です。登場したのは背の高くがっちりした体格の品の良い紳士でした。
「砂の果実」は売野さんが作詞した中谷美紀さんの曲のタイトルで、編集者が決めたのだそうです。
「僕もこの『砂の果実』は思い出の曲ですよ。」と吾郎。「作曲者の坂本龍一さんは雑誌で対談したりレコーディングスタジオとかにも遊びに行ったりして可愛がってくださったんです。(ほぅ、と売野さんは興味を示しました) ちょうどその時中谷さんのプロデュースを始めて、僕も中谷さんのコンサートに行ったりもして。『砂の果実』も大好きで。暗いんだけどね。『生まれてこなければよかった』って歌詞で。」 
(この坂本さんとの対談の記事はとても面白かったです。どこかに取ってあるはずなんですが…。)
すると売野さんはこんな裏話を。
「坂本さんからの注文が 『とにかく暗くてドキドキする詞を』という事だったんです。そんな注文はめったになかった(笑)。で真っ先に思い出したのが太宰治の『生まれてきてすみません』という言葉。それをベースにして物語を展開したらドキドキする詞になったんです。」

番組の後半は題して「売野雅勇ヒットソング・ザ・ベストテン」。スタジオには懐かしい「ザ・ベストテン」のボードが設置されています。
「一つしかない本物のベストテンボードを特別に貸してもらいました」と外山さんは力説しましたが、吾郎はちょっと疑っているようです。それはともかく、このボードを使って、売野さんのヒット曲の数々をベストテン形式で紹介する趣向です。

「少女A」(1982) 中森明菜 「ちょっとエッチなミルキーっこ、ってあったよねえ。」と吾郎が言いました。私は知らなかったのですが当時の明菜さんのキャッチフレーズです。「昔のアイドルには必ずあったよね。」(吾郎)
この歌は、もともと沢田研二さんのために書いて没になった詞を基に作ったものだそうです。「プールサイドで男が14歳位の女の子を誘惑しまくる歌だったんですが、その情景を少女の目線に置き換えて出来た歌詞なんです。」と売野さん。しかし明菜さんは最初この歌を嫌がったそうです。「少女AのAをAkinaのAだと思ったんですね。で私の事をこんな風に見ているんですか、と拒否したんです。なので歌うのは一回だけでいいよ、と。」

「涙のリクエスト」(1984) チェッカーズ ここで吾郎がこの歌の歌詞を朗読。朗読で聴く方が歌で聴くより悲しい感じがしました。
「チェッカーズさんにはどういうイメージで作詞を?」(吾郎)
「僕は原宿あたりのDJとかロカビリーの格好で歩いている若い子たちが好きだった。それでその子たちの感じで書いたんです。」(売野さん)
さらに当時の事を綴った部分を外山さんが朗読。チェッカーズはデビュー曲「ギザギザハートの子守歌」が全く売れず、「どうしても売れたい、売れなければ久留米に帰って家業の八百屋をやらなければいけない(鶴丸さん)」という切羽詰まった気持ちがあった。「売れるなら『涙のリクエスト』だ」と売野さんはアドバイス。結果大ヒットになったそうです。(私は「ギザギザハートの子守歌」を最初に聴いた時のインパクトがすごく強かったのですが実際には売れなかったんですね。これも初めて知りました。)
「当時のアイドルは当人たちと歌っている姿がダブって見えるんだよね。だからチェッカーズも自分たちで作っているんだと思ってた。歌わされている感がない。」(吾郎)
「当時のアイドルは、アイドルの私小説みたいにあたかも自分の物語のように歌うのが普通になって、そうなると1つのパッケージとして売れるものが出来る、プロダクトとしての価値が上がる、という作り方をしていました。」(売野さん)
吾郎はこの話を興味深そうに聞き入っていました。
当時吾郎はチェッカーズに夢中になったそうで、
「僕がジャニーズ事務所に応募した時、テレビで歌っているフミヤさんの前に立って同じポーズをして撮った写真を送ったんです。…お貸ししますが。」
そしてその貴重な写真を公開!「当時から可愛かったんですねぇ!」のナレーションに深く頷きました。この写真からSMAPが始まったのだと思うとしみじみしますね。

「2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン」(1984) 郷ひろみ この頃は作詞にだいぶ慣れて来て「高尚というと変だけど、日本の詩歌全集に載ってもおかしくないようなものを書こう」と思って作ったのだそうです。
「これちょっとアートかも?」とご自分では思っていたのですが、井上大輔さんが曲をつけてくれたものを聞いてみたら
♪おっくせんまん!おっくせんまん! 
だったので「あまりにも俗悪な、下世話な、でビックリしましたね(笑)。」(売野さん)
「でもそれが化学変化というか世の人に受けちゃったんですね。」(吾郎)
「思いあがっていたんですね。」(売野さん)

「六本木純情派」(1986)荻野目洋子 「これは出す前からヒットを確信していました。」と売野さん。元々はB面用の曲でしたが「聞いてみたら『何よこれ!これ俺が書いたらビット曲になりますよ、僕に書かせて下さい。 これA面にしましょうよ。』」と猛烈にアピールしたそうです。
「打ち合わせした場所が六本木だったんです。それで六本木と正反対の言葉は「純情」だろう、そして当時「何派」という言葉が流行っていたので「六本木純情派」に、とタイトルが決まったんです。」勢いで決めたのが良かったのでしょうか。

「Somebody''s Night」(1989)矢沢永吉 矢沢さんは売野さんにとって憧れの人でした。「『書かせてください』と言いに行ったらディレクターに『手紙を書いてください』と言われて。手紙は結局ファンレターになり、便箋24枚に熱い思いを書いたんです。そしたら九州ツアー中の矢沢さんから『会いに来れますか?』と連絡が来た。会いに行ったら矢沢さんは本番前で、本当なら楽屋でリラックスしたいだろうにアルマーニのスーツを着て出迎えてくれたんです。かっこいい男だな、その気持ちが素敵と思いました。」
ここで「Somebody's Night」の歌詞を売野さんが解説。売野さんお気に入りの歌詞は
「哀しい絆を情事と呼んだ」
「定義としては本当は正しくないじゃない。でもこうやって新しく定義するのが好き。それを聴いた人がそうか、と共振するのが好きですね。」と売野さん。自分の作った詞が多くの人に聞かれ共感を得る事は作詞家冥利に尽きるのでしょうね。
「こういう話を聞いてからまた聴き直してみたい。」と吾郎。

自分自身もアイドルとして歌ってきた吾郎が80年代歌謡曲を聴いて何を思うのか、知りたいです。


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両さん→BLACK TIGER (「ゴロウ・デラックス」 12/23)

2016年最後のゴロデラはロケでした♪
「ここはどこでしょう?」(吾郎)
「ここは…葛飾区亀有駅前です。今日はこの両さんにゆかりの方がついに登場してくださいます!」(外山さん)おお、駅前に両さんの銅像があるんですね。
「分かった!香取慎吾くん!おじゃmapとのコラボレーション!」(吾郎)
そうではありませんでしたが、ここで慎吾の名前を出してくれたのは嬉しかったです。

課題図書 : 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」 秋本治

「こち亀」は1976年週刊少年ジャンプで連載を開始、40年間で全200巻を刊行、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録にも認定されました。連載は9月に終了しましたが、作者の秋本治さんは休むことなく、新しい連載を4本ほぼ同時にスタートさせます。
今回のテーマは「なぜ秋本治は漫画を描き続けるのか?」貴重なデビュー前のお話も伺います。
吾郎と外山さんは秋本先生の仕事場「アトリエびーだま」にお邪魔しました。先生は新作「BLACK TIGER(ブラック・ティガ―)」を執筆中です。机に向かう先生を見ながら
「一年位ハワイに行ってきてもいいよね。」と吾郎は外山さんに言いました。しかし先生は
「あまり休むとモチベーションが下がっちゃう。」と仰います。
「あの、ここに両さんを描いてください」と吾郎が色紙を差し出すと先生はさらさらと描き始めました。「何回目の両さんなんだろう?」と吾郎が脇で呟いている間にあっという間に両さんの横顔が出来上がりました。すごくいい顔です。
仕事机からソファに場所を変えて秋本先生にお話を伺いました。
「どうして今年終了したんですか?」(吾郎)
「今年40周年で200巻になったんですよ。両さんはお祭りが好きなので、こういうおめでたい時にすっと消えるのがいいと思って。」(秋本先生)

秋本先生は1952年亀有生まれ。中学時代に個人誌「☆」を作りました。
「同人誌が流行っていたけれど下町で漫画を描く人が少なかったので、自分一人で色々な人の名前を使い絵のタッチも変えて漫画を描いたんです。」(秋本先生)。実物を見せて頂くと劇画から少女漫画まで色々なジャンルを描き分けています。
「すごいですね!」と吾郎は感嘆しました。
高校になると仲間が出来て同人誌を発行しました。当時は「大人っぽいマンガが好きだった」そうです。
18歳でタツノコプロに就職。「アニメが好きだったのでアニメも勉強できて絵も描ける」のが理由でした。昼間はタツノコプロで動画を制作し夜は自宅で漫画を描いていました。当時(デビュー前)同人誌で描いていたのは少女漫画。
「コマ割りもきれいで独特の世界観が好きで描いていた。」(秋本先生)
「今の漫画とは全然違いますね。」(吾郎)
「でも(「こち亀」の)麗子なんかは少女漫画から来ていますね。」(秋本先生) 
「この中にベトナム戦記が…」と外山さん。先生はこの同人誌でベトナム戦争をテーマにした劇画も描いていました。それを見た先生が「これなんかM-16の前のストーナー…」と言いかけると
「それ僕言いたかった」と吾郎が食いつきました(笑)。
秋本先生は吾郎の肩に手を置いて「詳しいんだ」と笑いました。「たまらないですね。」と吾郎は銃マニア全開モードです。
1976年23歳の時「こち亀」で新人の登竜門と言われる月例YJ賞を受賞しました。しかし
「今と全然絵が違いますね。」(外山さん)戦争物を描いていたので初期の両さんの顔にはそのタッチが残っています。劇画調の怖い顔なのです。「悪いんだよね。」(吾郎)
YJ賞を取った「こち亀」は読者の反響も良く連載する事になりましたが、先生ご自身は「戦記物を描いていたのでギャグ漫画は無理だろう」と思っていたそうです。しかし担当が「10話頑張ろう」と言ってくれて連載を始めました。
「10話というのが当時の最短の区切りだったんです。」(秋本先生)そして描いているうちに
「読者が喜んでくれて、もしかしたらギャグ漫画も出来るかも知れないと思い始めて。」その結果40年続いたわけです。
「両さんというキャラクターのマネジャーですね。」(吾郎)
「彼ならこれが出来るだろうという…」(秋本)
「両さんの事が一番好きな人がそばにいてくれる感じ。」(吾郎)
時代をとらえた作品が多いのが「こち亀」の特徴です。流行を積極的に取り入れたのも40年続いた秘訣でした。
ここで朗読。73巻の「突撃!クレームゲームの巻」は当時大ブームだったクレーンゲームをテーマにしています。
「吾郎さんは両さん(笑)」と外山さんが配役を発表すると「香取慎吾くんを読んだ方が…」と吾郎も笑いました。両さんがクレーンゲームのクレーンになり両手両足に高額商品を挟み口でフェラーリを持ち上げるシーンですが吾郎は割と落ち着いた声で読んでしまい
「先生すみませんでした。」と読み終わると一言。外山さんはそのギャップが可笑しかったのか爆笑し「二枚目の感じですよね。」と秋本先生も笑っていました。

秋本先生の新作「BLACK TIGER」は12月から連載開始、そして他の3作品も3月までに順次連載が始まります。
「4本同時に描いてるってことですか?そんな事できるんですか?」(吾郎)
「できるんですね」と秋本先生は余裕の表情です。4本の作品の中には少女漫画もあり多彩です。
「BLACK TIGER」はアクションもの。熊でも倒せる大口径の銃を2丁使いこなす女ガンマンが主人公です。
「それは44(口径)ですか?」(吾郎)
「50ですね。世界で一番大きな銃です。」(秋本)
そこで「BLACK TIGER」の冒頭部分を朗読。女ガンマンBLACK TIGERが彼女をを待ち伏せしている賞金首(お尋ね者)たちを次々と倒していく酒場での撃ち合いのシーンです。
「西部劇を知らない若い子たちも絶対好きになると思う。」と吾郎。私も読みましたがBLACK TIGERがとにかくカッコイイです。
その制作現場も見せて頂きました。斜線を重ねて面を描いていく細かい作業です。「形になるのが嬉しい。」と秋本先生。すると
「外山さん、何かお願いがあるんじゃないの?」と吾郎が言い出しました。
「そうですね。あのう…吾郎さんをBLACK TIGERをに登場させて頂けないでしょうか?」
「いや、それじゃ僕が外山さんに言わせたみたいじゃない。」(←言わせたんでしょ・笑)
すると先生は
「いいですよ、銃にも詳しいしそのままの世界観じゃないですか。」とあっさりOKして下さいました(おそらく編集されたのでしょうがさっきの銃のくだりで相当熱く語ったのでしょう。)
「僕はどんな銃を持つんでしょうか…。今日一日お話させて頂いた先生のイメージで描いてください。」と吾郎はちゃっかりと自分を売り込み
「銃は持たせてください。」とおねだりしました。
出来上がった漫画は既に発売されていますが、皆さん吾郎は見つかりましたでしょうか?
さらに先生から銃を持った吾郎のイラストのプレゼントまで!秋本先生ありがとうございました。 

AD山田くんが秋本先生に消しゴムはんこをプレゼントし、「それではみなさん良いお年を!」と吾郎が締め括りました。
2017年は本当に良い年にしたいですね。


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大ヒットアニメ誕生秘話 (「ゴロウ・デラックス」 12/9、16)

「いつの感想だ!」と自分でもツッコんでいます。周回遅れどころかもう1ヶ月近く経つんですね。

【12/9分】
今回は美しい流れ星のアニメで始まりました。それを見つめる吾郎の後ろ姿の麗しいこと(^^♪
オープニングからファンタジーの世界に連れていってくれそうです。

課題図書 : 「君の名は。」 新海誠

今年の大ヒットアニメ映画「君の名は。」。 
「本当に面白かった!」と口々に言う吾郎と外山さん。でも吾郎は「一人で(見たんでしょ)?」と外山さんに突っ込む事を忘れません。「僕も一人で見た。」とフォローするところも吾郎らしいですが。
新海誠監督は原作の小説も書いていてこちらもベストセラーになっています。
「この小説を読むとまた観たくなるんですよね。」と外山さんは目を輝かせました。
そしていよいよ新海監督が登場。43歳ですから吾郎と同い年ですね。

街の風景がとてもリアルに描かれていて
「自分が歩いているあの景色だ、と思った。」(外山さん)
「新宿のバスターミナル。僕が間違って右車線を走ってターミナルに入って行っちゃった所だとか(笑)。」(吾郎)
と2人は盛り上がりました。アニメ制作中はバスタ新宿はまだ工事中でしたが、公開時には完成していることが分かっていたので、想像してアニメに登場させたと新海監督は裏話を明かしてくれました。
東京に住む少年瀧と田舎に住み都会に憧れる三葉(みつは)が夢の中で入れ替わる、というストーリーはどうやって生まれたのでしょうか。
「少年と少女が出会う前の物語を作りたかったんです。明日出会うかもしれない、という物語。じゃあ夢の中で出会ったらどうだろう、と。しかも出会うだけじゃなくて入れ替わることにすれば物語が転がりだす。」と新海監督。
「アニメ監督って何をするんですか?」(吾郎)
「僕の場合は原作・脚本からするので最初は小説家の様な気分で、脚本を書いて。その後は現場監督。こちらのアニメーターの描くキャラクターとあちらのアニメーターの描くキャラクターとどちらを生かそうかとか。」製作現場のVTRを見ると監督は作業をしているスタッフの間を歩きまわり細かい指示を出しています。確かに現場監督ですね。

「折角稲垣吾郎さんにお会いするので…。」と監督は本物のシナリオを持ってきて下さいました。「お二人にアフレコをやって頂きたい、と。」
そこで吾郎が「僕、一度だけあるレコしたことある、すごい有名なアニメなんだけど…。ワンピース。」と言うと外山さんは驚いていました(大人の事情があるためあまり知られていないんですよね…)。「難しかったですね。」と吾郎は言いましたが今回はどうなりますが。

スタジオに本格的なアフレコセットが用意されました。
まず吾郎が瀧のアフレコに挑戦しました。夢の中で瀧になった三葉が学校に行き昼休みに友達と話すシーンです。外見は瀧ですが中身の三葉にとっては初対面の相手なので会話がちぐはぐになるのがポイント。
「飛騨の訛りで可愛い気分で」と新海監督から指示され「緊張するなぁ。」と吾郎。出だしでとちってしまい「本当に『ワンピース』やったのかな」と弱気になりました。監督から「ちょっと年齢感が高過ぎます。」とダメ出しされた吾郎は「ただのおかまのオッサンですよね。」と一言。爆笑しまくる外山さんに巻き舌で「覚えてろよ」と一喝。たまに吾郎の言葉遣いが乱暴になると萌えますよね。「最後は裏声で。」など監督は静かに細かく指示を出します。
本番の裏声には監督から「すばらしいじゃないですか」とお褒めの言葉を頂きましたが、吾郎本人は「年齢的に厳しいですね」と難しさを実感したようです。
次は瀧と三葉がお互いの入れ替わりに気づくシーン。ここから外山さんも参加しました。このシーンでは驚きの声と、最後に二人が「入れ替わってる?!」と叫ぶタイミングを合わせるのがコツです。アフレコとは関係ないですがマイクの前に立つ吾郎の姿がキレイで惚れ惚れしました。しかし一回目のアフレコでは「感情が一切伝わってこない。」と監督から厳しい言葉が。
「息、大切なんですね」「勉強になるわ」と吾郎は真面目に取り組み二度目でOKを貰いました。外山さんは「感情の入れ方が分からない」と苦戦しましたが監督の指導の結果上手く出来ました。「声が可愛い」と監督と吾郎に褒められていました。

本番では「お二人共高校生に聞こえましたよ。少年少女になってました。」と監督から嬉しいお褒めの言葉が。
「おじさんとおばさんなのにね。」と吾郎は笑いました。
アフレコで大いに盛り上がったところで、続きは次週へ。

【12/16分】
今回は新海監督の映画作りのこだわりや「君の名は。」の制作秘話を伺いました。

監督のこだわりその1。 美しい風景描写。
「光がいいよね みんなが好きな光だよね。」と吾郎が一言。
三葉が暮らす糸守町は架空の街せす。「事件が起きるので生々しくない方がいいと思って架空の街にした」のだそうです。一方東京は実在の風景。この二つが並んだ時糸守がリアリティを持つよう監督は心掛けました。
「互いに入れ替わるので、お互いの街が美しいことで互いの周りの人たちにも興味を持つ。」様に描いたそうです。
例えば瀧に入れ替わった三葉が初めて東京の街並みを見るシーン。映画では三葉が街を歩きながらただ一言「東京や…」呟くだけですが。
ここで吾郎が小説版の同じシーンを朗読。小説では三葉の心理が事細かに描かれています。丁寧に言葉を尽くした文章からは初めて憧れの東京の街を歩く三葉のキラキラした高揚感が伝わってきます。新海監督は映画会社から依頼され、映画の制作と並行してこの小説を書いたそうです。
「制作中に書けるんですか?!」(吾郎)
「やってみると楽しくて。映画作っている時はなぜこういう台詞を言うのかまでは考えていなかったりするんですが、小説だとそこまで考えるから、この子はこういう子なんだと分かったりしました。」(新海監督)

監督のこだわりその2。フェチ要素(?)
これは三葉が巫女の舞をして口噛み酒を作るシーンに表れています。これはキスのメタファだそうで、監督によると、男の子は好きな女の子の唾液に興味を持つのだとか。
「吾郎さんのフェチ要素は?」と監督に聞かれ吾郎は「匂いですね。髪の毛の匂いとか」と答えてから
「僕に興味を持ってます?」と監督に突っ込みました。因みに吾郎は「喋っている時の口」フェチだそうですよ、皆さん。

監督のこだわりその3。美しい星空。
新海監督は長野県佐久の出身だそうです。それを聞いた途端「僕には中年のおじさんの友達がいるんですけど、長野の佐久のゴルフ場に行って一緒に星空を見上げるんです。」と吾郎は嬉しそうに言いました(それを「知ってます」という表情で聞いている新海監督がツボです)。

監督のこだわりその4。ビデオコンテ。
これにはびっくりしました。新海監督は準備段階で絵コンテでアニメを作るのです。「この1カットは何秒何コマで作るかの設計図を全部作る。107分のビデオの設計図を作る。それからみんなで作業をする。」(新海監督)
「気の遠くなるような作業ですね。」と吾郎も驚いていました。最低でも3年はかかるそうです。
2人がアテレコに挑戦したシーンのビデオコンテを見ると、各シーンのタイミングまで出来上がったアニメとピッタリ同じです。因みにビデオコンテの声は監督が全部やっています。
「めちゃめちゃうまいじゃないですか!」(吾郎)。本当にプロの声優さんかと思う位上手です。
「恥ずかしがらずに芝居する」という新海監督。ビデオコンテで全部声まで入れるというのは珍しいそうです。
「一度じゃダメですねまた観ないと。」と声を弾ませる外山さんに「誰とですか?」と新海監督からツッコミが。
「後絵考えます。」と外山さんは上手にかわしました。

最後にとても貴重な「君の名は。」の製作日誌を公開。 着想から完成までほぼ毎日つけていたものです。
例えば「アナ雪」を観た感想として「場面の変わり目に必ず笑いを入れる。観客を楽しませる事を第一に考える。」点で「学ばなければならない」と書いています。
映画をよく見るという新海監督。面白かった映画として「SCOOP!」「何者」を挙げました。ここで吾郎が「『少女』という映画もやっています。」とさりげなくアピール。
大ヒットした音楽については、新海監督が大好きなRADWIMPSに声をかけたら「主題歌だけでなく映画音楽全体をやりたい」という答えが返って来て「想像を超える物を出してきた。」のだそうです。
新海監督は作品を一番最初に身内に見せるのだそうです。「君の名は。」は途中まで作ったものを奥さんに見せたら「ものすごく面白い」と褒められて嬉しかったとか。

物静かに話す新海監督ですが、アニメ作りに賭けるエネルギーは人並み外れた方だと感じました。


拍手ありがとうございます
 
 




今年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。
2017年が始まりました。まだあまり実感はありませんが。
皆さんは大晦日の中居くんのサムガをお聞きになったでしょうか。あの最後の叫びが悲しくて泣きながら年を越しました。
しかしその翌日、元日のしんつよのパワスプは今まで通りのマイペースでホッとしました。
私の中ではSMAPは「限りなく活動休止に近い解散」という感じなのですが、これからどうなっていくのでしょうか。

そんな中大晦日に発売された「週刊ザ・テレビジョン」は巻頭でSMAPの撮り下ろしインタビューを掲載しています。剛が表紙というのも嬉しいですが、表紙に「SMAP」の文字があるのが有難いです(大晦日発売だから「SMAP」の名前が使えたのでしょうね。)
吾郎は「不機嫌な果実スペシャル 3年目の浮気」への意気込みを語っています。吾郎も他の4人もしっかり着実に歩いている感じは今まで通りで、本当にプロだと感じます。
でも芸能人は注目されてこそやって行ける人気商売ですから、今まで以上の応援が必要ですよね。P.121左下のアンケートにしっかりこたえようと思います。もし本誌を買われた方は是非アンケートも送ってください。1月6日(金)消印有効です。

それからtwitterで見たのですが、ラジオのレギュラー番組はタレントとファンを繋ぐ大事なものなので、何としても死守するべきなのだそうです。今週からリニューアルする「編集長 稲垣吾郎」は4月以降の継続は未定だそうなので、今からお願いを出すつもりです(4月の編成は1~2月から検討に入る、という話も聞きました)。もちろん番組へのお便り、メールも頑張ります。
(番組の投稿テーマなどは番組HPをご覧ください。)

まだまだやれることはいっぱいあります。是非良い年にしたいですね。
今年もよろしくお願い致します。


拍手ありがとうございます

プロフィール

はちミツ

Author:はちミツ
【注意:当ブログの内容の無断転載は禁止します。】

稲垣吾郎さん大好き、5スマ大好き!の主婦。
吾郎ファン歴は24年目になります。
神奈川県在住。

近況
①毎週水曜日は「an・an」の「稲垣吾郎のシネマ・ナビ」をチェック!。
②吾郎出演映画「少女」は2016年10月8日公開♪
③吾郎出演ドラマ「不機嫌な果実」のDVD、Blu-RayBOXは2016年10月19日発売♪
④「ゴロウ・デラックス」(TBS)もお見逃しなく!


メールは↓へ。
walkwithgoro☆hotmail.co.jp
(☆を@に変えて下さい)

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